マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

「できる/できない」より「空回りのしたい!」を大切にするのって長い目で見て確かに違ってきます

2016年12月03日 | 日常

ここ数日ですが、子供たちの間で「なぞなぞ」がブーム。

 

1.父親2人と息子2人で釣りに行き、

皆1匹ずつ獲得。それでも家に持ち帰った魚は3匹でした。

なぜ? (捨てたり逃がしたりはなし)

 

2.停電になったものの、一本しかマッチがありません。

部屋には暖炉とオイルランプがあります。

まずは何に火をつけますか?

 

3.一階に3つのスイッチ、二階に3つの電球があります。

ひとつのスイッチは、ひとつの電球に繋がっています。

二階へは一回しか上ってはいけません。

どのスイッチが、どの電球と繋がっているか、どうつきとめますか?

 

4.医者から30分ごとに呑むようにと、

3つカブセルを処方されます。

3つなくなるのにかかる時間は?

 

などなど。

 

 

それで自分たちでも作ったりするのですが、

下の子たちのものは、

「あー、それってなぞなぞになってないかも」

というものも出てきます。

 

次男:ママ、黒いキーがひとつだけあるものってなんだ?

私:えっと、黒い鍵がひとつ?うーん、なんだろ。わかんないなあ。

次男:ピアノの左端だよ。左端部分はね、黒いキーひとつしかないからね。

 私:・・・。

 (「もの」としてピアノの左端部分だけをひとくくりしないからね)

 

 

それで、私自身、まさしく!と思うことが、

『虹色教室通信』のこちらの

勉強が好きになるまでのプロセス 1 シリーズに、

書かれていたなあと思い出します。

 

 

たとえ「空回り」であっても、

「やりたい!やりたい!僕/ 私やりたーい!」という気持ちを持っている子の方が、

伸びていきやすい、というもの。

 

これまで出会った子達をみてきても、

本当にそうでした。

 

周りが取り組もうとしていることや、

少しチャレンジングな課題をみつけると、

「やりたい!やりたーい!」と前のめりの勢いでのってくるものの、

取り掛かってみれば全くちんぷんだったり、

説明してもなかなかぴんとこなかったり。

 

そこで、大人がその「できなさ」にイラっとしたりして、

間違いを細かく正すなんてことを繰り返していたら、

いつしか溢れんばかりの「やりたい!やりたい!」が

「また間違えたらどうしよ・・・」に変わっていきます。

 

周り何人か思いつく

「やる気前のめりの空回り」さんたちのこれまでの成長をみてみると、

今高校生の子もいるんですが、

なるほど、頼もしいほど、伸びてます。

 

 

 

我が家では、私だけでなく、上の子たちが、

下の子たちの「できなさ」にぎょっとしたり、

説明しても分らなかったりするとイライラして、

あげく「何でこんなこともわかんないわけー」と言い放ちはしないものの、

あからさまな態度、ということもあります。

 

すると特に敏感系の子というのは、

こうした周りの雰囲気をすぐに察知するんですよね。

「やりたい!やりたい!」に、さっとふたをします。

完璧に仕上がらないならば、一切表に出さなくなります。

 

 

なぞなぞ作りブームの我が家、

「間違いも含めていろんなアイデアをどんどん出しているうちに、

少しずつカタチも整っていくものだから。

自分で発想するという姿勢を励ましてやろう」

 

今夜もそう、上の子たちに伝えたところでした。

 

 

 

さて、師走に入り走り回るなか、

わずかな空時間、

依頼原稿(ありがたいことです)にかかりきりの毎日です。

 

もうちょっと気軽にこつこつと、

こちらマイコー雑記の方を更新していけたらなと思っています。

上のような細切れで思うこと、日々溢れてますから。

 

 

ところで「なぞなぞ」、大人の頭の体操にもいいですね。

毎日子供たち、いくつかネットや自作をしこんでは出し合ってるんですが、

私も便乗してます。

 

冒頭のなぞなぞ答え:

1.祖父・父・息子の3人だから 

2.マッチ 

3.ひとつスイッチ押して10分したら2つ目のスイッチを押して2階へ駆け上がり、ライトのついた電球にさわり温度を調べる 

4.1時間

 

それではみなさん、今日もよい日を!


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