私自身、マインドフルネスの副作用として今のところ感じるものの一つに、
このアタマのおしゃべりからフォーカスをシフトさせ「コンセントを抜いた」状態から、
戻ってきたくなくなってしまう人がいるのではないかということ。
それで、マインドフルネスが、優良企業のワーカーやCEOなど前線で活躍する人々に受けているというのも、少し納得できるのです。
ギューギューのプレッシャーや責任を感じながら、強烈にするべきことが目の前にある人々が、有効に使いこなしているツール。
または、うつやパニック障害に苦しみ、生死の境をさまよう気持ちで、健やかに生きることを切望する人々。
そうした確固とした「生への意志」の中で葛藤に苦しむ人々に取っては、最高に有効なツール。
この強い「生への意志」がないところに取り入れると、足場がより弱くなってしまうこともあるのかなと。
そうした人々は、「聖なるもの」への憧憬が強いこともあり、マインドフルネスを通して、
より宗教的な道へ進むなど、各々がよりその人になる道を歩いていくということで、それはそれでいいのかもしれないなとも思う。
かなり感覚的な話ですが。