ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその41-天国と地獄

2012年06月09日 | 邦画
超一級品のサスペンス。

以前にも書いたが黒澤明のオールタイムベスト1は七人の侍である。
私が以前紹介した「野良犬」も黒澤の傑作のひとつである。
しかし忘れてはならないのが今回紹介する「天国と地獄」である。
これは日本映画史上、いや世界映画史上に残るといっても過言ではない傑作である。
ストーリーはある靴製造メーカーの重役の息子が誘拐される、しかし誘拐されたはずの息子は何も無く帰宅し家族は安心する。
しかし実際に誘拐はおこなわれていた。
誘拐されたのはこの家庭のお抱え運転手の子供であった。
そんな中犯人から電話が入り、間違って子供を誘拐したが身代金を払えと要求される。
おりしも主人公は会社のっとりのための大金を手にしていた。
身代金を払うべきか払わざるべきかはたして彼の出した結論とは....
とにかく映画全般の緊迫感、スピード感どれをとっても文句の付けようがない。
一度みだしたら最後までみてしまう傑作である。
黒澤映画好き以外の方にも十分に楽しめる一本である。
1963年公開。日本映画。

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1 コメント

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「天国と地獄」 (映画マニア)
2012-06-19 15:29:05
この「天国と地獄」本当傑作の一本でした(^-^)
演出の凄さ、緊迫感と緊張感あるスピーディーな内容展開に引き込まれハラハラしました!

やはり私達が見られなかった日本の戦後の繁栄や当時の生活、犯罪等は興味深いですね(^-^)

三船敏郎扮する役には直ぐ感情移入する事が出来たし、身代金を払うか株を買うかで葛藤する演技力は本当凄いです

身代金を払い運転手の子供も戻ってきたのに次々持っているものを失って窮地に立たされてく主人公…(泣)
この作品、最初から最後まで全てが見せ場のようで本当に満足な映画でした(^o^)
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