ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその297-Amityville Community Radio

2018年01月31日 | 音楽サービス
心を癒してくれるインターネットラジオ局。

私はイージリスニングが好きである。
或る意味、ムードミュージックと言えることできる。
私はイージーリスニングに定義をもっている。
それは「歌が入らない、インスツルメンタルであること」
最近はイージーリスニングの一般的定義も変化してきて、歌入りの音楽もその定義に入っているとおぼしい。
しかし、私にとってイージーリスニングとはやはり「歌なし」なのである。
深みのあるアレンジ、流麗なストリングス、コクのあるピアノの音。
その全てが、体に染み入り、心を癒してくれる。
最近は、このような音楽を提供してくれるラジオ番組もなくなってしまった。
古くは、以前このブログで紹介したラジオ番組「キューピー・バックグラウンド・ミュージック」が良いイージーリスニング番組として、優れた楽曲を提供してくれた。
その番組も今はもう、無い。
しかし、意外な所から、良いものが飛び出してくるものだ。
今回紹介するのは、イギリスのインターネットラジオ局「Amityville Community Radio」だ。
このラジオ局の選曲は素晴らしい。
全てが「歌なし」の楽曲。そして楽曲のアレンジもとても素晴らしいものばかり集めている。
私は疲れると、いつもこの局を聴いている。
疲れた心の狭間に、良質の音楽が流れ込んで、とても癒される。
皆様も、生活の波の中で、良質な音楽にその隙間を埋めるが如く、極上の体験をしていただきたい。
下にリンクを貼った。
是非HPを訪れて、このインターネットラジオ局を聴いてもらいたい。
そして、癒されていただきたい。

Amityville Community Radio

明日のためにその296-オーストラリアの郵便事情。

2018年01月29日 | 日記
まったくもって不親切、無責任な体質。

オーストラリア。
南半球のその国は、今、真夏である。
昨日まで開催されていた、テニス四大大会「オーストラリア・オープン」は、スイスのロジャー・フェデラーの優勝をもって、その幕を閉じた。
海外旅行でも人気のある「オーストラリア」だが、その郵便事情は最悪である。
先日、オーストラリアのオンラインショップから、或るパーツを購入した。
しかし、そのショップは日本に商品を発送できないとのこと。
しかたなく、個人運営の転送代理業者を通じて、商品を買うことにした。
以前このブログに投稿した、いい加減な転送代理業者と違い、今回の業者はしっかりした仕事を行なった。
問題はオーストラリアア・ポストである。
日本の郵便局と同等の立場であろう、ここが、最悪なのである。
オンラインショップは、日本で言う「速達」で商品を転送代理業者に送った。
そのショップから「荷物は明日届く」旨メールで連絡が送られてきた。荷物追跡番号も送られてきた。
私は早速荷物追跡番号を、オーストラリア・ポストのHPに入力し、追跡を始めた。
しかし、いつまで経っても、荷物は動かない。
そうしている間に、荷物の到着日を過ぎてしまった。
私はやきもきして、更に追跡を行なった。
結局到着日から三日過ぎて、荷物は転送代理業者の所へ届いた。
しかし、荷物は届いたものの「速達」扱いにした、料金は無意味となった。
オーストラリア・ポストのHPを見ると、規約に「速達便について、遅延が発生した時は、料金を返還する」と明記してある。
早速私は、オーストラリア・ポストに異議を申請し、更にオンラインショップにもこのことをメールで通知し、速達料金の返還を要請した。
しかし、オーストラリア・ポストからもショップからも、未だに連絡が無い。
以前、このブログでも紹介した「Discogs」で、オーストラリアのバイヤーからCDを購入した時も、書留郵便にしなかったため、商品を受取るのに一ヶ月近くかかった。
オーストラリアの郵便事情は最悪と言える。
おまけに、苦労して購入したそのパーツは、全く機能しない「駄品」であると言うオチまでついた。
皆様も「オーストラリア」から、何か買い入れる時は、その郵便事情に気をつけた方が良い。
こうやってみると、日本の郵便事情はすごぶる良いのかもしれない。

明日のためにその295-今週の一曲

2018年01月26日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひととき、いかがおすごしでしょうか。
今週も「今週の一曲」の時間がやってまいりました。
今週ご紹介するのは、以前このブログでご紹介しました、アメリカのバンド「テレビジョン」の「シー・ノー・イーヴル」です。
たった四人のアンサンブルで、このような素晴らしい曲に昇華できたのは、奇跡としか言うようがありません。
ストレートなロックですが、そのアンサンブルは聴きものです。
では、どうぞご堪能あれ。


明日のためにその294-ミゲール・コット

2018年01月24日 | ボクシング
偉大なるチャンピオンの引退。

ボクシング。
世界戦ともなれば、3分、12ラウンドを戦う激しいスポーツだ。
ラウンドごとに優劣を付けられ、ポイントを加算していく。
しかし、ラストラウンドに強烈なパンチを浴び、ノックアウトされれば、ポイントの優劣は無くなり、逆転勝利となる。極めて残酷な競技と言えよう。
先日偉大なるチャンピオンが引退した。
プエルトリコ出身の「ミゲール・コット」だ。
彼は「スーパライト級」から「ミドル級」までを制覇した、プエルトリコ初の四階級王者である。
驚くのは、彼が、ミドル級まで制覇したことである。
ミドル級は、それ以下の階級と比べて、明らかに体格が違う。
ミドル級用の体格が必須となる。
しかし、コットはその体格差をものともせずに、ミドル級のチャンピオンになった。
その功績は驚くべきものである。
そのコットの引退試合の相手は、アメリカ出身の29歳、サダム・アリだ。
体格的には、両者ともほぼ互角。年齢差は8歳、そう、コットは37歳なのだ。
では、その引退試合の12ラウンドを、簡単に振り返ってみよう。文中最後にあるのは、ポイントを取った選手名だ。(あくまで、私見であるが。)

1R 一進一退のお互いの攻防、決め手の一打なし。 イーブン。
2R 1Rと同じ展開だが、後半アリの右ストレートがヒット。コットぐらつく。 アリ。
3R コット積極的に攻める。 コット。
4R コット積極的に攻めるが、後半アリに打たれる。 アリ。
5R コット積極的に距離を詰め攻める。 コット。
6R 5R同様コット距離を詰め積極的に攻める、後半右ストレートがヒット。 コット。
7R コット全体的にペースを握る。 コット。
8R コットペースを維持し、主導権を握る。しかし、ラウンド終わりにアリのアッパーヒット アリ。
9R 前半アリの攻勢、後半コットの攻勢。 コット。
10R 一進一退の攻防、後半アリのパンチヒット。コット失速する。 アリ。
11R アリの攻勢に、コット防御するのみ。 アリ。
12R 前半アリの攻勢、後半苦しみながらコット反撃。 アリ。

結果 3対0の判定で、サダム・アリの勝利。

試合は終った。
引退試合を「勝利」と言う花道で帰りたかったろうコット。
しかし、現実は残酷である。
試合後、インタビューに答えたコットは、インタビュアーの「引退を撤回しませんか」と言う問いに、混じりけなしの、爽やかな顔で「これで引退です。後は家族とゆっくりすごします。」と答えた。
16年にわたったコットの冒険は幕を閉じた。
しかし、この偉大なチャンピオンを、ボクシングフアンが忘れることは無いだろう。

明日のためにその293-星野 源

2018年01月22日 | J-POP
曲作りにセンスを持ったコンポーザー。

先日、テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のテーマ曲に食指を煽られ、チャラン・ポ・ランタンのCDを買ったことは、このブログにも投稿した。
そこで、更に気になっていたのが「星野源」が歌う同ドラマのエンディングテーマ「恋」である。
この楽曲を含んだ、ミニアルバムが発売されていたので、購入し、聴いてみた。
まずはCD収録の曲目を紹介しておこう。

①恋
②Drinking Dance
③Continues
④雨音(House ver.)

楽曲単位に、聴いた印象を述べると.......


①はテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングテーマ。
エキセントリックなイントロと、しっかりしたリズムが重なりある佳作。
ただちょっと詞のラインが弱いか。
②は楽曲全編を、ファルセットで歌う、実験的な作り。
これもリズム体がしっかりしていて、なかなかの楽曲。
ただファルセットで歌う必用があるかは、疑問が残る。
③は一転して、昔のシティポップを思わせる楽曲。
軽快なリズムが心地よい作りになっている。
④はバラード調の曲。
ベースドラムは前ノリだが、全体のリズムは何故か後ノリ。
不思議な曲調だが、曲の最後をわざとばたつかせた作りははなはだ疑問が残る。

私は、星野源を正直全く知らなかった。
ミニアルバムとは言え、このCDを購入したのは良かったと思う。
彼はなかなか、才能のあるコンポーザーと言えるであろう。
楽曲を全て聴き終わって、雰囲気は「オリジナルラブ」と似たティストを持っていると思った。
彼は「AOR」志向だと思うが、思い切ってファンクなどを作っても面白そうである。
彼のおかげで、J-POPもたまに覗いてみようと言う気がおきた。
下らない「ラップ」や「ヒップホップ」にかまけて、曲を作っているアーティストばかりが「J-POP」と認識していた私だが、これからはJ-POPにも時たまではあるが、視野を広めたいと思った。
なかなか楽しめたCDである、皆さんもお聴きになることをお勧めする。

明日のためにその292-今週の一曲

2018年01月19日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひとときをいかがお過ごしでしょうか。
今週も「今週の一曲」がやってまいりました。
今回ご紹介する曲は、以前投稿した、昭和30年代の「ニューリズム歌謡」をお送りします。
今回ご紹介するのは「パチャンガ」。ドドンパほどのヒットにはなりませんでしたが、記憶にとどめたいリズムではあります。
この曲が醸し出す、昭和の臭いを感じてください。
では、ご堪能あれ。


明日のためにその291-i-dio

2018年01月17日 | オーディオ
日本版DAB果たして成功なるか。

日本のテレビ放送が、デジタル化されてから久しい。
今は「4K」や「8K」のテレビ放送が話題だが、地上波デジタルは「1.5K」に属する。
これはBSハイビジョン(2K)より、画像情報が若干少ないので、このように呼称される。
今の地上波デジタルは、昔のアナログでいう「UHf」帯が使用されている。
昔のアナログ放送時代は「VHF」「UHF」と、使用する電波の周波数帯が分かれていた。かなりご年配の方は、昔「UHF」放送が開始された当初、当時のテレビがそれに対応していなくて、UHF帯を受信できる外付けのアタッチメントを利用されていたのではないだろうか。
前述したとおり、今の地上波デジタルは、UHF帯の電波しか使用していない。それではVHF帯の電波はどうなっているのだろうか。
地上波デジタルが開始されて、VHF帯は空白となってしまった。
しかし、2016年、今回紹介する「i-dio」がそこに登場したのである。
i-dioとは、VHF帯の低い周波数を利用し、5チャンネル程の放送を発信している。
私の住む愛知県では、5チャンネル放送している。
この放送は、全国規模では行なわれておらず、現在「関東・甲信越」「東海・北陸」「近畿」「九州・沖縄」とブロックごとに放送を展開している。
受信エリアは今後拡大されるとのことだ。
この「i-dio」受信の方法がユニークである。
専用受信機(この投稿の上の写真を参照)を購入し、その受信機でi-dioの電波を受け、それをスマホ等へwifiで送信する。
受信するスマホ等は、事前にi-dioの受信用アプリをインストールしておく必要がある。
この発想が日本らしい。なんでもスマホに詰め込みたがる悪しき慣習である。
素直にi-dioだけを受信し、それをオーディオ装置に接続して音を出す形態が普通の発想である。
事実、2000年代初頭に、ヨーロッパで開始された「DAB」(デジタル・オーディオ・ブロードキャスト)は、地上デジタル化で空いた周波数を利用し運営されているが、受信機については、一般のオーディオ機器として販売されている。
このi-dioは無料で受信できる。日本人は「電波はタダ」と言う感覚が一般的なので、その点については嬉しいだろう。
さてこの「日本のDAB」とも言える「i-dio」どこまで普及が進むか、大変楽しみである。
私としては「スマホ」と別物として、気軽に使える「AM」「FM」に次ぐ物になってもらいたい。
オーディオ機器、専用ラジオとしての、単体の発売を期待している。


i-dio公式ホームページ

明日のためにその290-トリトメナシ

2018年01月15日 | J-POP
チャラン・ポ・ランタンの個性際立つ一作。

先週の投稿で「チャラン・ポ・ランタン」をご紹介した。
他の曲も気になったので、早速CDを購入した。メジャーデビュー三作目となる「トリトメナシ」だ。
収録されている楽曲を紹介しよう。

①進め、たまに逃げても
②Sweet as sugar
③まゆげだんす
④夢ばっかり
⑤月
⑥恋はタイミング
⑦雄叫び
⑧かなしみ

どの曲も、彼女らの個性を活かした、なかなかの出来栄えだ。
それぞれを聴いた印象を一言で言うと。

①は先週も紹介したテレビドラマの主題歌、テレビ版との違いは無い。ビート間に言葉が挟まる心地よい作りの一曲である。
②はアップテンポで、リズムに独特の癖のある一曲。
③はNHKの「みんなのうた」で放送された曲、どちらかと言うと今流行のビートに乗せた普通の出来栄えの曲。
④は一転アコステックで、なかなか良い静けさを持った、佳作と言えよう。
⑤も静けさをもった、彼女等独特の世界観のある曲。
⑥はポップで、曲調も良いのだが、肝心の「恋はタイミング」と言うところのメロディはもっとポップに表現できれば、佳作となったのに、惜しい。
⑦はこのアルバムの中でも、必聴の一曲。まるで昭和30年代の、日活アクション映画の挿入歌にもなりそうな、強烈なビートを持った昭和ジャズ。
⑧はアルバムのエンデングを意識したかのような、静かで、スケール感のある一曲。

以上のように、総じて私にとっては、聴くにたえうるなかなかの佳作CDとなっている。
彼女達の目指す音楽は、今後どのように変わっていくのだろうか。
大変興味のあるところだ。
レンタルでも、購入でも良いので、是非このCDをお聴きになることをお勧めする。



明日のためにその298-今週の一曲

2018年01月12日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひととき、いかがお過ごしでしょうか。
今回の「今週の一曲」は、イギリス出身のプログレッシブバンド「キャメル」の、レディ・ファンタジーをおおくりします。
1960年代後期から、いまだに活躍をしている彼等たち。継続は力なりですね。
この楽曲は、各章の展開が見事な作りです。
では、みなさま、ご堪能あれ。


明日のためにその297-人魚姫

2018年01月10日 | アジア映画
チャウ・シンチーの独特の世界を感じられる一本。

環境破壊。
今、世界中が注目する現象である。
私が幼い頃には、排気ガスが元の「光化学スモッグ」や、廃棄物が元の「ヘドロ」などの環境破壊が、日本でも話題に上がった。
最近では、中国の「PM2.5」が記憶に新しい。
人間の生活が豊になるにつれ、その憂いを受けるのは自然環境である。
人類の発展と、自然界の発展はシンクロできないものであろうか。
今回紹介する映画は環境破壊をテーマにした「人魚姫」。このブログでも以前紹介したことのある、喜劇役者兼監督チャウ・シンチーの作品である。
あらすじを紹介しておこう。

香港の若手実業家、リウは、大金を投じ、海岸の土地を買う。
その土地を埋め立てて、リゾート施設を作り、大儲けを企んでいる。
しかし、その海には、魚屋、人魚が住み着いていて、本来なら埋め立て禁止地の地区だ。
だが、このビジネスに投資した会社が、魚類を近づけない周波数を発信する「ソナー」をその海に設置し、魚類を一掃してしまった。
当然のこと「人魚」達も苦しめられ、それに憤慨した人魚が、リウを暗殺するように、刺客を立てた。
それは「シャンシャン」と言う女性の人魚で、特別の訓練を受け、リウ暗殺の為、彼に近づく。
計画はまんまんとはかどり、シャンシャンはリウを暗殺できる段取りになったのだが......

この映画は、前半、チャウ・シンチーのいつもどおりの笑いのシークエンスが続き、ちょっと期待はずれだと思った。
そして、後半も大体結末までのシークエンスが見通せる、彼にしては「駄作」の部類に入る作品だと思った。
しかし、後半は、私の推測を大いに裏切り、彼独特の「愛」の世界を展開してみせた。
見事である。
チャウ・シンチーは、やはり「愛」の描き方が、アジアのティストではない。
ヨーロッパ映画に近い描き方に、彼の才能が稀有であることがわかる。
今まで何本も、チャウ・シンチーの映画を観たが、その作りは安定期にあるといえるだろう。
観る方によっては、チープに映る彼の作品だと思うが、私にとっては、お勧めできる作品だと思う。
余談だか、劇中、前半には香港の監督、ツイ・ハークも出演している。

2016年 中国製作、2017年日本公開、カラー、93分、監督:チャウ・シンチー