ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその255-今週の一曲。

2017年02月25日 | 今週の一曲
皆様、週末のひと時、いかがお過ごしでしょうか。
本日もやってまいりました「今週の一曲」と言っても今回は二曲紹介させていただきます。
最近このブログの音楽記事といえば、タイの「ルークントン」ばかり取り上げてきました。
今週の一曲もしつこいですが、タイのポップスをお送りします。そして、タイの音楽の記事は、一旦おひらきとさせていただきます。

今週ご紹介する曲は、タイの「お水系」の綺麗なお姉さん達が歌って踊るダンスナンバーとちょっと変わった男女のデュオです。
ちなみに、一曲目のダンスナンバーの前奏では、タイの民族楽器「ケーン」が使われているような気がします。スタッカートの部分を聴くと、キーボードではないような。
今回もタイ語なので、歌手名・楽曲名が分かりません。
しかし楽しくお聴きください。




明日のためにその254-サイレント喜劇の傑作

2017年02月24日 | アメリカ映画
1895年、フランスのリュミエール兄弟が、スクリーン投射型映画方式を開発し、これが映画史の始まりと言われている。
以後100年以上経過した今、映画の技術の発展は日進月歩、投射されるスクリーンも「アイマックス」などが当たり前とされている。(アイマックスが開発された当時は、イヴェント用のアトラクションの要素があり、1イヴェント、1アイマックスとアイマックス社が規定していた。)
しかし、映画の発明当初は、カラーなど勿論なく、音声も付加されていなかった。いわゆるモノクロ・サイレントが映画の当たり前だった。
私は個人的に、サイレントの「スラップステッィク(ドタバタ喜劇物)」が好きで、若い頃よくリバイバル上映を観に出かけたものだった。
今回紹介する映画は、バスター・キートン主演、監督の「セブンチャンス」彼の作品の中でもトップに推せる傑作喜劇である。
ストーリーを紹介しておこう。

キートンにはメアリーと言う何年も愛し続けた女性がいる、しかし彼の性格上なかなか自分の想いを伝えられず、時は経ってゆく。
キートンは彼の友人と会社を経営しているが、業績芳しくなく、倒産の危機におかれていた。
しかしそんな時朗報が入る。
キートンの亡くなった祖父の遺言がそれで、その内容はキートンが27歳の誕生日の午後7時までに結婚すれば、彼に700万ドルの遺産を残すというものだった。
キートンにとっては渡りに船、メアリーに長年の想いは告げられるし、祖父からの財産も手中にできる。
問題は時間だ、遺言にあった27歳の誕生日はなんとその遺言を聞いた日、今日のことである。
キートンは急ぎメアリーのところに出向き、無事愛を告白、結婚についても彼女から承諾をもらうが、メアリーはあまりにも急いでいる結婚についてキートンに理由を聞いた。
キートンは何を思ったか、意中の人メアリーと結婚できる喜びを言うべきところ「今日の午後7時までに、誰でもいいから相手を見つけ結婚すると祖父の財産が入る」と言ってしまう。
「誰でもいいから結婚」は拙かった、メアリーは「じゃあ私以外の人とでもいいと言うことね」とへそを曲げてしまい、結婚話はご破算に。キートンは失恋したと思ってしまう。
これに困ったキートン達は、財産をいただくべく、近所の女性の集まるサロンへ急行。そのサロンでキートンの顔見知りの女性達を物色する。
その数7人、そう、こうしてキートンの「セブンチャンス」ははじまるのだった.......

この映画の感心するところは、実に仔細にわたり作りがしっかりしているところだ。
サイレントだから当然だが、それにしてもよく作ってある。まずこれに驚かされる。
そして更に驚かされるのが、キートンのお得意である「アクションシーン」だ。
物語は後半、なんとかキートンを結婚させるべく、彼の友達が、新聞に「この男と今日中に結婚すれば700万ドルが手に入る」と言う広告を載せる。
この広告が当たり、指定された教会には100人は超えるであろう、花嫁姿の女性達があつまり、ごったがえす。
しかしその様子を見た教会の神父が、つい「こんな悪ふざけ(広告のこと)に騙されてはいけない」などど言ったものだから、集まった女性達は怒り心頭、キートンを懲らしめるべく、彼のあとを執拗に追いかけ始めた。
ここからがスラップステッィクの真骨頂「追いかけ」の始まりである。
追いかけてくる女性達を次々とかわし逃げるキートンの体技が見事である。若いころの「ジャッキイー・チェン」のアクション映画を観ているように、軽々と崖を飛び、体全体で坂を転がる。
余談ではあるが、ジャッキー・チェンのキートンへのトリビュートとして、キートン映画のワンシーンを自分の映画で再現したことがある。
さてキートンは怒り狂った女性群をかわし、見事メアリーと結婚できるのか。それは読者の皆様自身の目で確認していただきたい。
私は若いとき、キートンのリバイバル上映会があったとき、この映画を観ている。
あれから何十年かたち、最近ふと観てみた。しかしこれほど感心させられるとは思っても見なかった。
この映画が製作されたのは1925年、今から90年以上前のことである。
その時代の映画を観ても、感動されられるのだから、いやあ映画とは止められないものである。

明日のためにその253-今週の一曲

2017年02月17日 | 今週の一曲
皆様、週末のひととき、いかがお過ごしでしょうか。
先週から復活した「今週の一曲」のひとときがまたやってまいりました。
今回の今週の一曲は、前回の記事繋がりで、タイのポップスをおおくりいたします。
前回お聴きいただいた「ルークントン」とは若干趣きを異とする楽曲で、どちらかと言うと「ダンスミュージック」の部類にはいりましょうか。
いなせなお兄さんとやたらウエストの細いお姉さんが、歌って踊ります。
前回同様、タイ語での歌手名・楽曲名になっていますので、この曲について詳しいことは分かりません。
ルークントンを基礎にしながら、ダンスミュージックを制作したらこのようになるのだなぁと感心させられます。
では皆様ご堪能あれ。


明日のためにその252-世界のロック・ポップス事情。

2017年02月14日 | ワールドミュージック
私がワールドミュージックフリークであることは、このブログをお読みになっている方々には既にご存知だろう。
私は様々な国の音楽を聴く。もう二十年以上ワールドミュージックしか聴いていない。
理由は簡単だ。欧米、日本のポピュラー音楽(ロックも含む)に飽きてしまったからだ。
特に日本は酷く、二十年以上前から、インディーズバンドの「青田刈り」が始まり、アーティストも楽曲も「使い捨て」が当たり前になってきたことが、この大衆音楽文化衰退の起因とおぼしい。
そんな時出会った、ワールドミュージックは新鮮だった。
私は最初、中東のアラビック的な音楽に魅了されて、LPやCDを収集した。
それからは中東アジア、南アジア、ロシア、東欧等様々な音楽を聴いた。
特に最近のお気に入りは「インドネシア」「タイ」「ヴェトナム」だ。
インドネシアには、世界最古の大衆音楽である「クロンチョン」と言うジャンルがある。他にはスンダ地方が発祥の「ポップスンダ」やロマ・イラマが1970年代創造した「ダンドゥイット」等がある。
タイでは「ルークントン」や「ムーラユ」等、日本で言えば、昭和歌謡的な位置にあるジャンルがある。
ヴェトナムは勉強不足が露呈してしまうが、これといったジャンルを私は知らない、しかし、古くからの民族楽器を使った、大衆音楽が存在していることは知っている。
さて、今回のブログの本題であるが「世界のロック・ポップス事情」としたのだが(ポップスとは大衆音楽と解釈していただきたい)、この二つの音楽ジャンルの存在が、現状非常に私は気になっている。
前述したとおり、各国にはそれぞれの民族性を生かした「大衆音楽」が存在している。
それは、私がとても好きな音楽である。
しかし、ロック・ポップスとなると各国、とたんにつまらなくなる。
若干話が逸れるが、例えば日本の場合、二十年以上前には「歌謡曲」と言うジャンルが確立されていて、プロとして勉強をしてきた「作詞家」「作曲家」が存在し、楽曲を制作していた。
今聴いても、歌謡曲の中には十分資質の高い楽曲が多くある。
一例を出せば「フィンガーファイブ」と言うファミリーグループが1970年代に存在した(読者の皆様も覚えていらっしゃる方もいると思うが)。
彼らの代表曲で「個人授業」と言う楽曲があるが、今改めて聴くと、その楽曲の完成度には驚かされる。
曲の部分だけで言えば、当時流行していたヘビーロックとエレクトリックブギーを混在させ、見事に昇華させている。ブルー・チェアーとTレックスのフュージョンである。
これは、プロの作詞家・作曲家だから完成できた楽曲である。アマチュアには制作は無理な楽曲だ。
現在日本には「J-POP」「演歌」しか大まかに言って音楽ジャンルは存在しない。
「歌謡曲」歴史の彼方に置き去りにされたままだ。
話を本題に戻そう。
前述で今回のブログの本題について、少しだけ触れたが、ロック・ポップスにの楽曲制作に関して言えば、飛び抜けてタレントを要している国はほぼない。
なぜそれがいえるかと言うと、現在は「日本」「インドネシア」「タイ」「ヴェトナム」について、かなりの曲数を聴いている私だが、このジャンルの楽曲については、歌詞がそれぞれの母国語になっているだけで、音楽的には各国の特徴が全くなくなる。
つまり欧米の「まね」音楽になっているのだ。
ジャンルに外堀を作られ、その中でしか行動できていないのでこのような結果になる。
ポップス(大衆音楽)でも同じことが言える、マジョリティは自然とつまらないルールを作ってしまった。
しかし、若干だが光明も見られる。前述したインドネシアのダンドゥイット等は、何年も前から「ダンドゥイットレゲエ」や「ダンドゥイットディスコ」など、新しいジャンルが出来ているからだ。
この様に、国内から、様々な音楽がフュージョンし、新しい音楽を作ってくれると俄然ポップスは面白くなる。
日本においては、なかなか「新しいポップス」ができる可能性は少ないと思うが......
中田ヤスタカ等の、ニューカマーがもっとその資質を発揮してくれると面白いと思う。

最後に、やっとユーチューブで探し出せたタイのルークントンの名曲を下に貼った。
残念ながらタイ語なので歌手名、曲名とも分からない、その点についてお詫びする。

皆様、楽しんで聴いていただきたい。


明日のためにその251-今週の一曲

2017年02月11日 | 今週の一曲
皆様、週末のひと時をいかがお過ごしでしょうか。
長い間お休みをいただいておりました「今週の一曲」本日から再開することとしました。
選りすぐりの一曲を、皆様におとどけしようと思います。
今回の今週の一曲は、1974年にニールセダカが久々に放ったヒット曲「雨に微笑みを」をご紹介します。
稀代のメロディメーカーのニールセダカ。その彼の面目躍如と言える素晴らしい楽曲です。
では皆様、お聴きください。


明日のためにその250-世界を相手に

2017年02月07日 | 日記
私がバンド活動を最も盛んに行なっていたころ、自分たちの「存在」や「楽曲」をプロモーションできる手段が無かった。
しかし、最近はパソコンの普及・ソフトの進化により、誰でも簡単に自身の存在や楽曲のプロモーションが可能だ。
その最も良い例が、昨年から続いている「PPAP」こと「ピコ太郎」の存在だろう。
そう「ユーチューブ」を使えば、自身の存在を世界にアピールできる。時には「ピコ太郎」のように驚くべきニューカマーが現れる。
私がバンド活動を行なっていたとき、この様な媒体があれば良かったとしきりに思う。
しかし諦める必用は無いのだ。ユーチューブは音楽と映像が必要だが、音楽のみで世界にアピールする手段がある。
それは「チューンコアジャパン」だ。
このサイトは、基本的にオリジナル楽曲を世界のストリーミングサイトにアップする手助けを行なっている。
このサイトの会員(無料)になり、自作の楽曲を登録すると、自分の配信したいストリーミングサービスに登録した楽曲を配信処理できるようにしてもらえる。
ただし、手数料として、一曲千数百円程度必用となる。
配信登録した楽曲は、一曲200円程度で販売できるし、ストリーミングで聴取すると、1回あたり1円程度のロイヤリティーが発生する。
その料金は手数料無く、全て楽曲を登録した者に還元される。
私も三年ほど前の年末、楽曲を三曲配信登録した。
結果は惨憺たるもので、三年で得た金額は100円程度であった。
正確に言えば、三曲を一年、一曲を二年登録していた。(あまりに売れないので、二曲は途中で配信を中止した)
ところが未来は不知の世界である。
先週チューンコアジャパンからメールが送信されてきて、2014年のレポートを更新したというのだ。
前述の説明からもれてしまったが、自分の楽曲が販売できたり、ストリーミングで聴取されると、その月にその旨メールで知らせが来て、自分でチューンコアのサイトにログインし、楽曲の販売状況等が確認できる。
私は早速サイトにログインし、楽曲の販売状況を確認した。
嬉しかった。
なんと私の楽曲が「タイ」と「台湾」で2014年の4月から盛んに聴取されていたのだ。
盛んと言っても、スマッシュヒットとはいかないので、あまり自慢はできないが......
しかしなんと言っても嬉しかったのは、私の好きな国、今最も注目をしている音楽の国で、私の楽曲が盛んに聴取されていたのには感激した。
音楽は言葉の壁を越えたのだろうか、日本語の通じない国で日本語の楽曲が聴取されていたのだ。

残念ながら、現在私の楽曲は全て配信中止にしてしまって、ストリーミングサイトでは聴く事ができない。
しかし今回の結果をどこからでもないサジェスションとして、再度楽曲の登録を行なうことにしたいと思う。
その節は、ブログでも紹介するので、是非皆様応援をよろしくお願いします。

最後に以前登録していた楽曲を、今映像付きでユーチューブに公開している。
下にリンクを貼った、是非一度ご覧いただけると幸いです。

まんじゅうボーイ