ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその426-i-dio

2020年01月07日 | 音楽サービス
終焉。

その記事は、私を驚かすには十分すぎた。
それは今年の正月、暇に任せて、ウエブを色々見ていた時だった。
検索エンジンに何げなく「idio」と入力してみた。
そう、このブログでも何度が取り上げたそれである。
検索結果のトップにはi-dioのホームページが出力されていた。
なにかi-dioに新たな動きがあるのか、興味を持って、ページを開いた。
確かにそれはあった。12月25日付けのニュースである。
それをクリックした後、私の体に戦慄が走ることとなる。
そのニュースはi-dioのサービス終了を告げるものだった。
2016年にサービスを開始した同社だったが、経営不振のため、本年3月31日を持って、サービスを終了すると言う。
私はこのサービスの「ハイレゾ」を聴きたいがため、ipadタッチを買った。正直残念である。

何故経営不振になったか、原因は明らかである。受信機の普及が全く伸びていないのだ。
もっとも、i-dioを直接受信でき、音声を再生できるものはない。
単体チューナーも売り出されたが、チューナーで受信したものを、わざわざスマホへwifiで飛ばし、スマホ側で聴くと言う煩雑な物だった。
おまけに、インターネット経由でも同じ内容の物が聴ける。これでは、電波を使って放送する意味がない。
i-dioのHPには、あろうことか「インターネット受信」を推奨していた。これでは主客転倒ではないか。
飽くまで電波受信に拘った方法を。推奨すべきではなかったと思う。
よって、電波の入り口から、音声の出口まで、一貫して行える受信機がなかったのが、まさに画竜点睛を欠くと言わざるを得ない。

そして、現在の「スマホブーム」である。人々は、数多あるアプリから好きなものを選べ、それをインストールする。
i-dioには、そのアプリの中で、さして注目されていなかったのだろう。
日本には、新しい文化がなかなか根づかないと思う。
鳴り物入りで開始された「i-dio」。新しい文化として捉えていた私にとって、今回のことは、大変残念である。
これで、余った「VHF」の周波数帯は何に活用すると言うのだろう。
日本初となったある意味での「DAB」は、寂しい後ろ姿とともに、新年度にはその発信機の灯を落とすのである。




あしたのためにその424-mora qualitas

2019年12月28日 | 音楽サービス
音としては最高級。

今年になって、ネットのストリーミングサービスに変化があり、肩摩轂撃の様子を呈してきた。
一番のニュースは、アマゾンミュージックのハイレゾ化であろう。
最高で192kHz、24ビットのハイレゾ音楽を配信する、日本では初のサービスである。
先にFlacでCD音質の配信を誇っていた、Dezeerを大きく追い越す内容でのローンチとなった。
以前このブログに書いたように、アップしてある楽曲の内容の間違いがあったり、曲名が間違っていたりと、アマゾンミュージックの管理体制の甘さは指摘されて十分な所がまだある。
アマゾンミュージックのハイレゾ化を追うように、ハイレゾ曲の有料ダウンロードサイト「mora」が「mora qualitas(モーラクオリタス)」と言うハイレゾストリーミングサービスをローンチした。
私も、モーラクオリタスのローンチことは知っていたが、アマゾンミュージックHDとの契約を結んで、満足していたこともあり、それを置き去りにしていた。
しかし、最近モーラクオリタスが気になりだし、最近30日間の無料トライアルに登録した。
聴取方法は、専用アプリをパソコンにインストールして行う。携帯等のアプリには現在未対応である。
早速アプリをダウンロードし、インストールしてみた。ダウンロード、インストールは、実に単純で、なんなく処理は完了した。
いよいよ次は音出しである。果たしてどんな音を出してくれるのか楽しいみにして、先ずは環境設定を行う。
このアプリの優れた点で、出力方法を選択できるところにある。通常のWindowsドライバーか、asioドライバーのどちらかを選択できる。
asioとは、パソコンのドライバーを使用せず、直接音を出力できることから「音が良い」出力方法として認識されている。
私はasioソフト(無料)の「asio4all」をインストール済みなので、出力をasioとして設定した。
アプリを起動させると、お勧めの楽曲が幾つか画面に出力される。私は、適当な歌手の楽曲を再生してみた。
驚いた、音の綺麗さ、音の軽やかさは、アマゾンミュージックHDの音質を超えている。今まで聴いたストリーミングサービスの中では最高である。
音は全く問題が無いどころか、最高レベルと言い切れるものを提供してきた。
しかし、それ以外の問題が山積しているように思う。
先ずはアプリの操作性である。とても操作し辛い。直感的な操作では対応しきれないのである。
あとはストックされている楽曲数、サイト側では、ストック曲数を発表していないようだが、現状では、音の良さと差し引きしても、問題の方が目立ってしまう。
私の好きなアジア系の音楽等は、検索機能を使用し、検索すると、一応楽曲らしいものは出てくるのだが、再生ボタンを押してもなしのつぶてで一向に再生されない。

現時点で、モーラクオリタスと本契約を結ぶかと問われたら、答えは「NO」である。
上記2点を改善していただければ、月額1980円を支払い、利用するストリーミングサービスとしては、おそまつ過ぎる。
ただ音質が良いだけに、契約をしないとしても、心残りは少しあるだろう。
最高音質のサービスだけに、早急に問題点を解決していただきたいと思う。
皆様も、30日間の無料体験を是非体験していただきたい。



明日のためにその413-YouTubeの現状

2019年12月04日 | 音楽サービス
常識外れの広告。

「YouTube」
今や誰もが知っているサイトである。
様々な映像や音楽が楽しめる。最近では趣味を「YouTubeをみること」と自己紹介に書いている人もいるぐらいだ。
しかし最近、このYouTubeが目に余る行為をしているのはご存じだろうか。

YouTubeにも「プレミアム会員」なるものができたのは、以前から知っていた。
1200円程度毎月支払うと、広告レスになり、快適にコンテンツが楽しめると言うものだ。
まずはこの月会費。正直言って高いと私は思う。
もともとYouTubeが何かを行ってコンテンツが成り立っているわけではなく、YouTuberや、その他素人の投稿によってこのサイトは成り立っている。
それに対して、会費を請求するとはもってのほかである。
また、その広告の表示内容が、以前と違い、視聴者の我慢の限度を超えているのだ。
以前は、数秒程度でスキップ出来た広告が、今ではスキップができず、長い時間興味のない広告に付き合わされる。
その広告の殆どが、進行中の映像の途中に挿入されているのだ。
視聴者の興味が、頂点に達する前に長い広告が入る。私の経験では30秒程度ではまだ軽い方で、長いと1分30秒、3分40秒と、途轍もなく長い広告が入ってくる。
「プレミアム会員になればこのストレスは無くなりますよ」と、さも言いたげだが、非会員である者に対しては、逆効果になるまいか。
正直いくつか興味のある動画を見ていた途中で、1分を超える広告が入った時は、一度は我慢したが、他の動画で、同じ1分を超える広告が入った時は、私は憤慨して、その動画を見るのをやめてしまった。
これは、広告を作成しているスポンサーにも、悪影響を及ぼすのではないか。
このような長い広告で宣伝された商品は、少なくとも私は購入したいと思わない。これはテレビコマーシャルでも同じことが言える。
テレビ番組によっては、やたらにコマーシャルを流すものもある。私は思わずため息をつくことがる。
このように、ただ広告を流すと、その商品に敵対意識を憶えることも、読者の皆様方にもあるとおもうのだが..........

YouTubeも狡猾な方法でプレミアム会員を増やすのではなく、もっと特別なコンテンツを発信し、それをプレミアム会員向けに公開するような、プラスαな方法を考えた方が良いと思う。
決して安くない会費である、よほどのメリットが無いと、会員増加は見込めないだろう。
今の方法では、最悪のデメリットを非会員に課して、それを取り除く方法として、会員を募る。
このままでは、YouTubeの利用者の減少にも繋がりはしないか。
YouTubeは、即座に対処方法を考えるべきである。

明日のためにその409-アマゾンミュージックHDの重大インシデント

2019年11月27日 | 音楽サービス
間の抜けた間違い。

以前何度か「アマゾンミュージックHD」のことを、このブログで取り上げた。
その音の良さから、私はアマゾンミュージックHDに対する、誉め言葉ばかり並べたてていた。
確かに音は良い。保有曲数も多くてこれも問題ない。
しかし最近気づいたのだが、運営の方法に問題がある。
今回取り上げるのは、アップしている楽曲の「間違い」。
楽曲のタイトルと、中身が違うというおそまつな誤りである。

ことの発端は、私が好きなイギリスのバンド「フリー」の名盤「ファイヤー&ウオーター」を私のライブラリーに登録して、それを聴いた時に見つけた。
一曲目は、タイトル曲ファイヤー&ウオーターである。しかし再生してみると、違う曲がながれてくるではないか。
そして二曲目、なんと二曲目は一曲目と同じ曲が流れてくる。曲がダブっているのだ。
暫く時を置き、アルバムを再生したが、やはり内容に変化は無かった。
私は早速、アマゾンカスタマーセンターへ電話をして、アマゾンミュージックHDの担当者に連絡を取った。
アマゾンでも確認したところ「仰るとおり、曲が間違っています」との回答「いつごろ修正するのか」の問いには「いつまでにはとお約束できませんが、早急に修正します」との回答を得た。
しかし、一週間程度経過しても修正されていない。たった一曲のパッチをかけるのにどれほどの時間が必要なのだろうか。
その後暫くして様子を見ていると、未だに修正はされていない。それどころか、同一アルバムの「デラックスエディション」がアップされているではないか。
こちらもライブラリーに登録して早速聴いてみた。一曲目の「ファイヤー&ウオーター」はこちらのヴァージョンでも修正されていない。前述した間違いのままだ。
しかし、デラックスエディションなので、ファイヤー&ウオーター自体は他のヴァージョンで聴くことができる。
問題は「曲さえ聴くことができればいいのか」と言うことである。
私は以前このブログで「アルバムのボーナストラック不要論」を唱えたことがある。
アルバムをリイシューするときは、当初発売当時の、曲目、曲数、曲順でリイシューするのが当然である。特に名盤と言われるものは、何一つ足しても引いてもだめなのである。
アルバムの開始と完結は、最初に発売されたもので、コンプリートされているのだ。
故に今回取り上げている「ファイヤー&ウオーター」も、タイトル曲から「オールライトナウ」までの7曲で完結していなければいけない。

この他にも、誤りを見つけた。
同じくイギリスのバンド「XTC」の「ドラムス&ワイヤーズ」と言うアルバム。
この誤りは、曲を誤っているのではなく、曲名を誤っているのだ。
このアルバムが発売された当時の一曲目は「がんばれナイジェル」だが、アマゾンミュージックHDでの曲名は「メイキングプランフォーナイフェル」とナイジェルではなくナイフェルと言う間の抜けた誤りをしている。
曲自体は間違いないものがあげられている。
「アマゾンミュージックHD」冒頭の理由で、私は契約しているのだが、その運営体制はかなりの問題がある。今回の件は十分に重大インシデントと言っても過言ではあるまい。
このような誤りは、私だけではなく、他の人も見つけているようで、複数のブログで誤りを指摘する記事が書かれている。

折角の「高音質」「楽曲数の豊富さ」もこの様なことがあると、こちらも興ざめしてしまう。
このようなことが続くと、顧客もアマゾンミュージックHDに背を向けてしまうだろ。
因みに、スポティファイではこの様な誤りは見受けられなかった。
アマゾンミュージックHDはその「運営」と「管理」を更に強固なものとし、再発防止を行ってもらいたいものである。

明日のためにその388-アマゾンミュージックHD

2019年09月25日 | 音楽サービス
現在最高の音源が聴けるサービス

現在、スポティファイをはじめ、数多のストリーミングサービスが利用できるようになった。
どのサービスも、数千万曲のストックをもっており、どれか一つのサービスを利用すれば、ほぼ自分の希望する音楽は聴ける。
このようになると、サービス自体に何か付加価値がないと、なかなか契約を結ぶのは難しいだろう。
私の好きなワールドミュージックなどは、どのサービスを利用しても、大体同じ物は聴ける。
しかし、ここにきて、画期的なサービスがローンチした。
アマゾンミュージックHDである。
つい数日ほど前にサービスを開始したそれは、音質重視の方向を打ち出し、リニューアルされた。
今までのサービスの殆どが「MP3」の非可逆圧縮方式を使い、音楽をストリーミングしていた。
日本ではローンチされていない、アメリカのティダルやフランスのクオーパス、日本では既にローンチされたディーザーは、可逆圧縮方式の「FLAC」を使い、端末側では圧縮が解かれ、44.1kHz、16ビットのCD音質で音楽が聴くことができる。
アマゾンミュージックHDは、それに加え、俗に言う「ハイレゾ」(ハイレゾリューション)によるストリーミングを開始したのだ。
ハイレゾは、現時点で、192kHz、24ビットのサンプリングが最高とされているが、アマゾンミュージックHDは「ウルトラHD」と称し、その音源も既に数百万曲ストックがあると言う。
月額は1980円(個人プランの場合)、アマゾンプライム会員は1780円となっている。
同じ価格ではディーザーがあるが、こちらはハイレゾに対応していない。
ましてや、以前このブログに書いたように、ディーザーは現時点でwindos10に対応していない。
ストックの楽曲数も、6500万曲のアマゾンミュージックHDに比べ、ディーザーは4500万曲と少ない。
このままでいくと、間違いなくディーザーはアマゾンミュージックHDに淘汰されてしまうだろう。

私はアマゾンプライムの会員である。早々このアマゾンミュージックHDを試してみることにした。
初月から3カ月は月額780円、それ以降は1780円の月額設定となる。
契約をウエブで完了した私は、期待して「ハイレゾ」音源を聴いてみた。
しかし、残念なことに、私のpcスペックでは、48kHz、24ビットが上限で、折角192kHz、24ビットの音源を聴いたのだが、それを完全に試すことはできなかった。
しかし、48kHz、24ビットの音源は素晴らしく、低音ははっきりとベースラインなどが聴き取れ、高音はどこまでも伸びで綺麗に散ってゆくのがよく聴きとれた。
こうなると、USBタイプの外付けサウンド媒体を購入し、ハイレゾを楽しむしかない。全くお金のかかることだ。
一度このような経験をすると、後には戻れないのが人間の「性」である。
もうディーザーへの興味も無くなってしまった。
ただ、アマゾンミュージックHDで惜しいのは、私の好きなワールドミュージック系の音源が少ないと言うことだ。
スポティファイや、ディーザーの方がその点は有利だ。
いくつもストリーミングサービスを契約しているのは無駄なことである。
しかし、楽曲について考えるとそうもいかない。悩ましさは尽きないのである。
皆様も是非興味を持たれたら、アマゾンミュージックHDを体験することをお勧めする。
そこには、必ず新しい発見があるからだ。

明日のためにその341-deezerの現状

2019年06月10日 | 音楽サービス
堕ちた偶像?

なんと、半年近くも、ブログの更新を怠ってしまった。
期待してた読者の方々には、お詫び申し上げたい。
以前このブログで紹介したが、フランス発祥のストリーミングサービス「deezer」
このサービスに変化が起きている。
このdeezer、一番のセールスポイントは「音源」だ。
他のストリーミングが「MP3」不可逆圧縮方式を使用しているのだが、このdeezerは「flac」と言う可逆圧縮方式を使用している。
それぞれの違いだが、不可逆圧縮方式(MP3)は、可聴周波数帯以外の音はカットされて音を圧縮し、データとしての容量を削減している。
一方、可逆圧縮方式(flac)は、一切音源に手を加えず、圧縮して、音源が再生されるときに、CDと全く同じクオリティーで再生できる。
つまり、可逆圧縮方式で送信された音源は、遠隔にあるCDを手元の音響端末で聴いていることと同じとなる。
これが何を意味するかと言えば「音質の良さ」である。当然可逆圧縮方式の方が圧倒的に音質は良いと言える。
この「可逆圧縮方式」の音源を採用しているdeezerは、この音の良さをセールスポイントとしている。
しかし、現状はモバイル端末では、理由はあかしていないが「不可逆圧縮方式」のみの音声配信となっている。
では、どうすれば「可逆圧縮方式」の音源、CD音質の音源を聴くことができるだろうか。
私が調べた結果、パソコンはOS、windows8.1(windows7は未検証)で聴くことができ、他の方法は、オーディオ機器で聴く方法しかない。国内、国外のいくつかのオーディオメーカーがdeezer対応の機器を販売している。
これに関して、deezerに対して、メールにて問合せてみた。回答はなんとも重みのないもので「現在、日本向けのディスクトップアプリは開発されておらず、開発のめども立っていません」とのことだ。

現在、ストリーミングサービスは、数多ある。
そのサービス元が所持する音源数は多く、deezerの所持する音源数は、他のそれに比べるとかなり少ない。
音源数の少なさを「可逆圧縮方式」と言う、音源のクオリティーでカバーしようしたとおぼしきdeezer。
本当の彼らの頑張りはこれからだ。
くれぐれも日本からの撤退と言う形での終焉は避けていただきたい。

明日のためにその326-Calm Radio

2018年07月03日 | 音楽サービス
毛色の変わった、音楽サービス。

「スマホ」いや実際言うところの「アンドロイド」の広がりには、目をみはるものがある。
このブログでも、いままで、様々な「音楽配信サービス」をご紹介してきたが、今やその種類も「枚挙にいとまも与えぬ」情況である。

今は、サービスが廃止になってしまった「ソニーミュージックアンリミテット」は、このブログで最初にご紹介した、音楽配信サービスである。
その後は「アップルミュージック」をはじめ、数多な音楽配信サービスが産声を上げた。
その中で「J-ポップ」や「欧米のポップス」以外に視点をあてた珍しい音楽配信サービスを今回はご紹介しよう。
それは「calm radio」
200以上のチャンネル数を持つ、音楽配信サービスである。
その特徴は、クラッシクに詳しく、また、クラシック楽器のインストルメンタルのチャンネルが非常に多いことだ。
前述したとおり、他の音楽配信サービスは、ジャンルも似たり寄ったり、聴くことのできる楽曲も殆ど同じで、あえて複数の音楽配信サービスとの契約を結ぶ必用はない。(以前このブログで紹介した「デーザーのように、比較的安価な月額料で、CD音質と同等の音楽配信を行なうようなものは別であるが)
この「calm radio」のクラッシックや、楽器のソロ演奏のチャンネルを聴いてみると、その穏やかさには心の安住の地を見つけた感さえする。
このサービスは、ホームページから登録すれば、利用することができる。
ただし、無料会員と、有料会員があり、無料会員は、聴くことのできるチャンネルに制限があったり、HDクオリティでの聴取ができない。
無料会員で良いので、まだお試しで無い方は、是非ご利用なさることをお勧めする。
リンクは下に貼っておいたので、多数の方の訪問を推奨したい。

calm radio

明日のためにその297-Amityville Community Radio

2018年01月31日 | 音楽サービス
心を癒してくれるインターネットラジオ局。

私はイージリスニングが好きである。
或る意味、ムードミュージックと言えることできる。
私はイージーリスニングに定義をもっている。
それは「歌が入らない、インスツルメンタルであること」
最近はイージーリスニングの一般的定義も変化してきて、歌入りの音楽もその定義に入っているとおぼしい。
しかし、私にとってイージーリスニングとはやはり「歌なし」なのである。
深みのあるアレンジ、流麗なストリングス、コクのあるピアノの音。
その全てが、体に染み入り、心を癒してくれる。
最近は、このような音楽を提供してくれるラジオ番組もなくなってしまった。
古くは、以前このブログで紹介したラジオ番組「キューピー・バックグラウンド・ミュージック」が良いイージーリスニング番組として、優れた楽曲を提供してくれた。
その番組も今はもう、無い。
しかし、意外な所から、良いものが飛び出してくるものだ。
今回紹介するのは、イギリスのインターネットラジオ局「Amityville Community Radio」だ。
このラジオ局の選曲は素晴らしい。
全てが「歌なし」の楽曲。そして楽曲のアレンジもとても素晴らしいものばかり集めている。
私は疲れると、いつもこの局を聴いている。
疲れた心の狭間に、良質の音楽が流れ込んで、とても癒される。
皆様も、生活の波の中で、良質な音楽にその隙間を埋めるが如く、極上の体験をしていただきたい。
下にリンクを貼った。
是非HPを訪れて、このインターネットラジオ局を聴いてもらいたい。
そして、癒されていただきたい。

Amityville Community Radio

明日のためにその289-Deezer

2017年12月18日 | 音楽サービス
脅威のハイファイ音源。

日本における「音楽ストリーミングサービス」も様々なものが増えてきた。
今や、聴取側では、自分にあったサービスの選択肢も実に豊富である。
私も、幾つかのサービスに加入している。
どのサービスも「4000万曲から選曲できます」を謳い文句に、苛烈なサービス競争をしている。
しかし、どのサービスも聴く事のできる楽曲は同じで、これと言った特徴がない。
だが、最近、待ち望んだ音楽ストリーミングサービスが日本でも開始された。
そのサービス名は「ディーザー(Zeere)」フランスが発祥のサービスである。
このディーザーの特徴は、配信する音源が全て「FLAC(フラック」であるという事。
FLACとは、音声の可逆圧縮方式を指す。
通常のCDは、パソコンでリッピングすると分かるが「WAVE」と言う形式で保存される。これが、素のCD音源である。
このWAVEを通常は「非可逆圧縮」のMP3に変換して、一般の方は多くが楽しんでいる。
しかし、以前からこのブログに投稿しているように、MP3ではWAVEの周波数をカットして圧縮している。
そのため、CDの音と比べると、明らかに薄くて、軽い音になってしまう。
しかし、FLACは可逆圧縮なので、再生時にWAVEの原音に再変換され、CDそのものの音を再生できる。
ここがとても興味あるところだ。
さらにディーザーは、料金プランが複数ない。
FLAC方式の配信サービスだけである。
同じFLAC配信を売りにしている「タイダル」や「クーバス」には、FLAC以外にMP3のサービスもあり、月間聴取料もFLACに比べ安くなっている。(ただし、両サービスとも日本からは利用できない。)
しかし、ディーザーはFLACのみで、月間聴取料1960円。決して安くはない料金設定である。
だが、上記のタイダルやクーバスはFLACの月間聴取料金は、おおよそ2200円から2600円になる。
これと比べると、ディーザーは多少なりともお得感はある。
現在、ディーザーでは、30日間の無料トライアルを行なっているので、早速私も登録し、その音を聴いてみた。
残念ながら、同じ楽曲のMP3を持っていなかったので、少し乱暴だが、所有しているMP3音源とディーザーの音源を、それなりにしっかりしたオーディオシステムで比較した。
結果は瞭然。ディーザーの勝ちである。
中低音のふくよかな音、高音のすがすがしい音、どれをとってもMP3では再現できないものである。
私は、現在加入している「ストリーミングサービス」を全て解約して、ディーザーを契約することにした。
所有楽曲は、3600万曲と、他のサービスに比べ少ない。
しかし、意外なことに、私の好きな「東南アジアのポップス」の在庫が多い。
これも私を引き付けた要素の一つだ。
前述のとおり、ディーザーは現在「30日間無料トライアル中」である。
是非皆様も登録だけして、その音の良さを感じていただきたい。
きっと満足していただけるであろうと思っている。

明日のためにその275-世界各国のヒットチャート事情

2017年11月25日 | 音楽サービス
私は「スポティファイ」と言う、音楽配信サービスに加入している。
このスポティファイは、歴史は案外長く、日本以外で事業を展開してきた。
そしてついに昨年、日本でのサービスを開始した。
音楽好きな方には、耳に覚えのある音楽配信サービスであろう。
最近、このスポティファイに面白いメニューを発見した。
操作方法は、画面の「Browse→チャート→トップチャート(国別)」を進んでもらうと、約五十ヶ国以上の世界のポップチャートが見られる。もちろん、楽曲を聴くこともできる。
これは革新的なアイディアだと思った。世界各国のポップチャートが聴けるとは、至高の喜びである。
実際にそれを聴いてみたが、それは、とても残念に終った。
特にヨーロッパの小国や、東南アジアの国において、チャートは実に期待はずれになっていた。
その国では、チャートの上位はアメリカ勢で、酷い国は自国のミュージシャンの曲が全くランクインしていない国や、自国のミュージシャンがランクインしていても、下位であり、自国色のある楽曲になっていない。
自国のミュージシャンが上位にランクインしている国もあったが、その楽曲は「アメリカかぶれ」その国の音楽をわざわざ聴かなくても、アメリカの音楽を聴いても変わらない状況だ。
一方、スペインやブラジルといった国は、自国の音楽が根強い。両国とも、アメリカに影響されず、しっかりした自国の「ポピュラー音楽」制作している。これには感心した。
今回の各国のヒットチャートを聴いて、一番残念だったのは、私がこよなく愛する「東南アジア」のチャートだった。
前述のとおり、その殆どの国は、アメリカ色で覆われている。
自国のチャートインした曲は極少ない。歴史は浅いと言え、東南アジアの各国は自国で、独特の音楽を作り出してきた。
そのような楽曲が、チャートインしていないというのは、これからの、大げさな言い方をすれば「ワールドミュージックの危機的状況」の始まりではないかと懸念する。
もっとも、このチャートは国内外織り交ぜたものなので、自国のドメステックな、自国ミュージシャンだけのチャートを発表すれば、前述した「懸念」も払拭されるかもしれない。
スポティファイに要望することは、上記の「各国内での自国ミュージシャンのチャートの作成」である。
もしこれが実現して、各国、いづれの国も自国のポピュラー音楽を制作しているなら、こんな楽しいチャートはない。