ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその469-けいおん

2020年07月22日 | 邦画
ほっこりできる青春群像。

京アニ(京都アニメーション)。
昨年、センセーショナルな事件が起こった場所だ。
二度とあのようなことは、起こしてはならないと皆様も胸に刻んだことだろう。
今回紹介する映画は「けいおん」。
京アニの製作したアニメーション映画である。
ストーリーを紹介しておこう。

同じ高校に通う、仲良し4人の同級生と、1学年下の学生は「放課後アフタヌーンティー」と言うバンドを組んでいる。
彼女達が所属するのは、軽音楽部通称「けいおん」と呼ばれている所だ、
4人は既に高校の卒業も決まり、大学も受かり、順風な日々を過ごしていた。
そんな折、彼女達は、後輩のメンバーも加えて卒業旅行を計画する。
色々悩んだ末、彼女達はイギリスのロンドンを目指すことになる。
そして旅行当日、5人は空港に集まり、飛行機に乗り、ロンドンを目指すことになるのだが......

私も高校時代からバンドを組み、活動をしていたので、とくにこの映画には興味をそそられた。
まずは京アニ独特のほんわかした感じに好感が持てる。
なかでも、たった一人の後輩である梓が、だらしない先輩の面倒を見るところなど、設定の上手さには感心する。
しかし若干の疑問点も残る。
それはリードギターの唯のもっているギターが、ギブソン製のサンバーストカラーのレスポールであると言うところだ。
おそらく20万円以上の価値があると思われる。このようなギターを簡単に買えていると言うところが映画なのだろうか。
また、彼女達の親が、旅行費用をなんなく出費しているのも、ある意味浮世離れしていると思う。
しかしこれは映画である、観る人たちに夢を与えるのも映画の役割である。
よってこのような設定は「よし」としなければならないだろう。

彼女達の旅行先でのどたばた騒ぎ、勘違いからレストランのステージで演奏するくだり。
どれもこれも甘酸っぱい、青春の光を届けてくれる。
たまにストレスを感じ、疲れた時、この様な映画は、心を和ましてくれる一本だ。
日々忙しく生活している方も多いと思うが、そのような方はほんの少しの時間この映画に時間を貸してはいかがだろうか。
きっと心身ともに、リフレッシュさせてくれるだろう。

2011年、日本製作、カラー、109分、京都アニメーション、監督:山田尚子

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