ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその54-CDジャケット買い

2012年10月31日 | 歌謡曲
ジャケ買い。

私は気に入りのアーティストの新譜を試聴した結果気に入った場合にCDやレコードを購入する。
さらに世間の評判も購入の基準となる。
あとはお気に入りのCDがリマスタリングでリイシューされた場合も購入する場合が多い。
つまりCDやレコードに収められた楽曲を重視するのである。
しかしついにやってしまったのでる。
「ジャケ買い」
CDやレコードを沢山持っている方でもこの「ジャケ買い」をした人も多いと思う。
「ジャケ買い」とはCDやレコードの内容も聴かずにジャケットのデザインや写真が気に入ってしまい衝動買いすることを言う。
私にとってジャケ買いなどは縁ほど遠いものと思っていた。
しかしこのCDを見た時既に購入の意思は100%決定していた。
朝丘雪路の「素敵なあいつ+2(紙ジャケット仕様)」である。
この紙ジャケット仕様に惹かれた。
写真を見てもらえば分かるように昭和全開のジャケットデザインである。
当時の匂いまで運んでくれそうなイケてるジャケットだ。
朝丘雪路と言えばいまでもドラマやヴァラエティに出演している大物女優である。
デビュー当時は「親の七光りトリオ」の一人としてもてはやされたものである。
その彼女が一番活躍していた時代のレコードがこれである。
正直歌はあまり上手いとは言えないが一生懸命な姿勢がそこには見うけられる。
収録された楽曲の全ては昭和30年代の匂いがプンプンするスーパーノスタルジックな内容だ。
あまり一般的なCDではないので万人にはお勧めしない。
蛇足だが収録曲「うい・う・のん」とても恥ずかしくてご婦人たちには聴かせられない曲である。
オリジナル発売時期1960年9月。

明日のためにその53-アーティスト

2012年10月25日 | ヨーロッパ映画
古き良きアメリカンロマンス。

エジソンが覗き穴方式の映画を発明したのが1893年。
それに続きついに映画がスクリーンに投射される「シネマトグラフ」をその2年後の1985年にフランスのリュミエール兄弟が発明・実用化した。
当時の映画には音声がない「サイレント映画」ばかりであった。
しかし1927年音声の出る映画「トーキー」が開発されその第一号である「ジャズシンガー」が公開された。
今回紹介する映画は「アーティスト」
この「サイレント」から「トーキー」に移り変わったため落ちぶれたサイレント映画の男優とそれと入れ替わるように躍進したトーキー映画の女優の物語である。
あらすじにすこし触れておこう。
サイレント活劇映画のスタージョージはヒット作を送り続ける大スターであった。
あるときちょっとしたハプニングでベビーと言う女性と出会うことになる。
彼女はこのきっかけを利用し自分も女優としてデビューすることになる。
時代はやがてサイレントからトーキーの時代へ。
求められる俳優も様変わりしてしまいジヨージはすっかり落ちぶれてしまう。
しかしそれと逆にトーキーの売れっ子女優となったベビーはなんとか彼を立ち直らせようとするが....
この映画は全編サイレント、モノクロである。
しかし画面はしっかり撮られており創りもしっかりしている。
だが一つだけ難がある。
それは「日本語字幕」が一切ないのだ。
途中で出る字幕は全て「英語」
なさけないかなそれを読んでいるうちに字幕は消えてしまう。
自分に英語力があれば字幕を理解できたろうところが残念でならない。
しかしその字幕なしでもしっかり観られるように映画は創られている。
大変珍しい映画であるが是非観られることをお勧めする。
2011年フランス映画。1時間40分。第84回アカデミー賞作品、監督、主演男優賞受賞。