ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその136-赤々煉恋

2015年04月11日 | 邦画
人間の生きるを表現した作品。

人は様々な業を背負い生きてゆく。
決して苦しいのは自分一人ではないのだ。
しかし世間では自殺する若者が後を絶たない。
彼等、彼女等はいったい何を見失い自らの命を絶つのか。
今回紹介する映画は「赤々煉恋(せきせきれんれん)」自殺をした女子高生をテーマにしたものである。
ストーリーを紹介しておこう。

女子高生の樹里は或る日自殺をしてしまう。
それから彼女は浮遊霊となり街中を彷徨う。
彼女からはこの世の全ては見ることができるのだが、彼女の姿は誰にも見えない。
しかし或る日彼女を見ることができる幼女と出会う、ひと時その幼女と楽しく遊んでいた樹里だったが............

自殺はいけない。
苦しい事がいくらあっても人は人生を全うするものだ。
この映画は細かく観るとまだ映画の作りとしては甘いところが多い。
いくつか指摘したいところも多い未熟さのある映画である。
しかし人生を全うすることの大切さを教えてくれる。
ラストシーン、樹里はようやく平静を手に入れることができる。
ここにこの映画の全てがあるのではないだろうか。