ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその461-今週の一曲

2020年06月27日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひととき、いかがお過ごしでしょうか。
今回の今週の一曲は、ブルガリアの女性歌手「イヴェーナ」をご紹介します。
独特のエッジの効いた、エスノ風味あふれる演奏に、渋い声を聴かせてくれる彼女。
しかしそんな重みがなく、サラリと歌を聴かせてくれるところはさすがでしょう。
では、みなさま、ご堪能あれ。


明日のためにその460-ジョジョラビット

2020年06月25日 | ヨーロッパ映画
魅力的な演出、魅力的な演者たち。

第二次世界大戦が終わってから75年の時を迎える。
映画の世界に目を向けると、数多く製作されている映画に、ドイツの「ヒトラー」をモチーフにした作品が多いことにお気づきになるだろう。
20世紀を揺るがした「独裁者」まさにその所業は、悪魔に等しい物だった。
今回紹介する映画は「ジョジョラビット」。
一風変わった視点からヒトラーを捉えた作品である。
ストーリーを紹介しておこう。

ドイツの或るところに、母と二人暮らしの男児ジョジョが居た。
彼は妄想の中でヒトラーと話し、自分は純粋なナチズムを持った人間だと思っている。
しかし彼の本性は優しく、とても残酷なナチ党員にはなれない。
ある日ナチの少年たちがキャンプを行った。ジョジョもそこに参加する。
ある指揮官の大人からジョジョはウサギを手渡され、そのウサギを殺すよう命じられる。
しかしジョジョはウサギを抱いたまま、そのウサギを撫でるだけ。
業を煮やした指揮官は、ジョジョからウサギを取り上げ、いとも簡単にウサギを絞め殺し、捨ててしまう。
これを機にジョジョは「ジョジョラビット」と周りから揶揄される。
そんな折、ジョジョは手榴弾の訓練中に酷い怪我を負い、それがもとで最前線の任務からはずされてしまうのだが.......

最前線から外されたジョジョは、戦意高揚のポスター貼り等の任務につく。
彼の母はいつも優しくジョジョに寄り添う。
しかし彼女はレジスタンスで、戦争を終わらせようと言うステッカーを街の様々なとこに貼っていくのだ。
やがてジョジョは自宅に隠し部屋を見つける。
恐る恐る入っていくと、17歳のユダヤ人の女性が匿われていた。
彼は悩んだ、悩んで「彼にしか見えない」妄想のヒトラーに相談した。
当然ヒトラーはナチに誓いをたてたものなら、ユダヤは敵だと、徐々に吹聴する。
しかし、心優しいジョジョは、彼女を憎むどころか、淡い恋心を抱く。
そんな折、母が外出中に街に出たジョジョは、母が捕まり、縛り首にあって絶命しているとこを発見する。
ここのシークエンスが上手い。
一匹の蝶々を追いかけていたジョジョが、そのちょうど目線に母がいつも履いていた靴を見つける。それは彼が立った目線の先である。
映像はわざとフルサイズで、処刑場を見せずに、イメージでそれを分からせる手法は見事と言えよう。
この母親を演じたのが「スカーレット・ヨハンソン」美しく、気丈な母を見事演じている。

やがて戦争が終わり、ドイツが負ける時が来た。
ジョジョの妄想のヒトラーは、ついに彼の妄想から消えた。
ジョジョは、隠し部屋に隠れていたユダヤ人の少女を連れて表にでる。
この二人の最後の嬉しそうな笑顔が映画の救いとなっている。

因みにこの映画のファーストシークエンスの時に流れる音楽が、ビートルズの「抱きしめたい」のドイツ語ヴァージョンである。
映画に映るヒトラーを歓迎する市民を、ビートルズの人気絶頂のパロディにしているところがおもしろい。
また、エンドロールで流れる音楽が、デヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」。
彼もまた東西冷戦時に、東ドイツ側をステージにしたライヴを行ったりして、平和の使者を担った歌手である。
この選曲にも監督のセンスの良さを感じずにいられない。

非常にしっかり出来、映画の本来を楽しめる作品なので、是非多くの方に観てもらいたいものである。

2019年、ドイツ製作、カラー、108分、監督:タイカ・ワイテイテイ

明日のためにその459-今週の一曲は

2020年06月19日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひととき、いかがお過ごしでしょうか。
今回の今週の一曲は、先週に引き続き、アラブ歌謡をお送りいたします。
歌手は「ウム・カルスーム」既に故人となっておりますが、その人気は今も健在。
彼女の肖像を模した切手まで発売されています。
その歌いっぷりは、堂々、聴く人たちに感銘を与えるでしょう、
では、みなさま、ご堪能あれ。


明日のためにその458-今週の一曲

2020年06月12日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひととき、いかがお過ごしでしょうか。
今回の今週の一曲は、アラブ歌謡の女王とも言える存在「フェイルーズ」をご紹介します。
少し古い録音ですが、その歌いっぷりは堂々。だれもが満足できるものではないでしょうか。
それでは、みなさま、ご堪能あれ。


明日のためにその457-今週の一曲

2020年06月05日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひととき、いかがお過ごしでしょうか。
今回の今週の一曲は、先週に引き続き東南アジアのポップスをご紹介します。
今回はタイの「ルークトゥン」をご紹介します。
ルークトゥンはタイの東北部の田舎から発祥した音楽、その意味には「田舎的な」と言う意味もあるそうです。
ご紹介する歌手は、女性のジンリー・シージョンポン、美貌と脚線美を売りにした歌手です。
ルークトゥンの特徴でもある、カウベルの心地よい雰囲気が味わえる一曲です。
では、みなさま、ご堪能あれ。