ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその318-今週の一曲。

2018年03月30日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひととき、いかがお過ごしでしょうか。
今回の今週の一曲は、今まで、欧米の楽曲が多かったので、久しぶりにタイの登場です。
いつもどおり、タイ語なので、歌手名、楽曲名は分かりませんが、このPVなかなか良く作ってあります。
では、ご堪能あれ。


明日のためにその317-今週の一曲。

2018年03月23日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひととき、いかがお過ごしでしょうか。
今回の今週の一曲は「ブルー・チェア」のサマータイムブルースをお届けします。
オリジナルは、1958年のエディ・コクランの曲です。
この曲は、様々なアーティストにカバーされており「ザ・フー」のカバーが一番有名でしょう。
なかなか重厚なアンサンブルを聴かせる、このカバーも佳作と言えるでしょう。
では、ご堪能あれ。


明日のためにその316-トンネル

2018年03月21日 | アジア映画
緊迫したサスペンスの佳作。

人はたった一人、閉鎖された環境に取り残されたらどうするだろう。
外部との通信手段は「携帯」だけ。しかもそのバッテリーには限界がある。
食べ物も無く、飲み物も無く、人はいったいどれぐらい生き延びれるのであろうか。
本日紹介する映画は「トンネル」。
高速道路のトンネルを走行中、それが崩落して、一人その中に閉じ込められた男の物語である。
ストーリーを紹介しておこう。

自動車ディラーのチョンスは、客との契約をとりつけると、一人妻子の待つ自宅へと車を飛ばした。
軽快に彼は車を飛ばし、或るトンネルにさしかかる。
何の気配もなしにそのトンネルへ入るチョンス。しかしいきなり大きな音をたて、彼の車を追いかけるようにトンネルが崩落しはじめた。
彼が気がつくと、そこはコンクリート片に囲まれた孤独の世界。
車のおかげで、九死に一生を得たチョンス。
彼はそこから脱出しようと、救急隊に携帯電話から連絡をするのだが..........

昔から思っていたが、やはり韓国映画は「脚本」で成り立っている。
この映画も脚本が良い。
映画の作りとしては、丁寧そうだが、すこし荒っぽいところもある。
そして幾つかの疑問も残る内容である。
映画の作りが群を抜いていると、そういうところは、観客にとってどうでも良くなるのだが、そこまでの強烈な作りの映画にはなっていない。
具体的な疑問点を露にすると、ネタバレになってしまうので割愛する。
しかし、緊迫感あふれる映画なので、観るに値する映画である。
まだ観ていない方には、観ることをお勧めする。

2016年、韓国製作、2017年日本公開、カラー、127分、監督:キム・ソンフン。

明日のためにその315-マイティ・ソー バトルロイヤル

2018年03月19日 | アメリカ映画
コミカルとシリアスが融合する空間。

映画で人を笑わせる。
これは大変難しい作業である。
かって、白黒・サイレント時代の喜劇は、人の動きによってそれを成していた。
しかし、カラー・トーキーになると、それはもう通用せず、映画で人を笑わせることは至難の業である。
私は、喜劇もよく観るのだが、心底から笑った喜劇は少ない。
あえて挙げるなら「パリスアカデミー1.2」とメル・ブルックスの「鳥」あたりか。
長時間、揃いすぎた条件の中で、人を笑わせる難しさを私は知っている。
今回紹介する映画は「マイティ・ソー バトルロイヤル」。
マイティ・ソー シリーズの最新作で、珍しく監督が「喜劇」出身のものだ。
ストーリーを紹介しておこう。

ある日ソーは、ラナグノワの巨人スルトに囚われてしまう。
辛くも、スルトを倒したソーは、アスガルドに帰還するが、そこは、王に化けたロキが支配していた。
そのからくりを見破り、ロキの化けの皮を剥がしたソーは、父に会いに地球に行く。
ドクターストレンジの協力で、ソーとロキは父に会うことができるが、一緒にアスガルドに帰る事を父は拒否する。
その父からソー達は、今まで隠されていた自分たちの姉の存在を告白される。
そして、その姉はまもなく復活し、アスガルドを暴力の元支配するであろうことを告げる。
それを聞いたソー達は、姉からアスガルドを守るために立ち上がるのだが..........

ストーリーは単純である。
映画の作りも単純である。
しかし、この監督はあなどれない。なかなかの作り手である。
シークエンスとシークエンスの間に作られる「喜劇」の間。
この作り方が抜群である。
全体は、今までのマーベル作品と同様に作ってあるのだが、コミカルな「間」の入れ方が絶妙である。
かと思えば、アクションシーン等の作りもしっかりして、全体をまとめている。
この作品は「アクション」と「喜劇の間」の絶妙なアンサンブルが良い。
アクションシーンに魅入られながら、時々笑ってしまう。なかなかの作品である。
今まで観た「マーベル」作品の中では、最高に位置される作品と私は思う。
この映画の監督は、今後注目だ。
まだ観ていない方は、是非観ることお勧めする。

2017年、アメリカ製作、カラー、130分、監督:タイカ・ワイティティ

明日のためにその314-今週の一曲

2018年03月16日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひと時をいかがお過ごしでしょうか。
今回の今週の一曲は、日本にも「ソフトロック」ブームをもたらした「ロジャーニコル・アンド・スモールサイクル・オブ・フレンズ」の曲です。
今聴いても、その楽曲の美しさは変わりません。
では、ご堪能あれ。


明日のためにその313-三度目の殺人

2018年03月14日 | 邦画
作品的には良い映画。

是枝裕和監督。ドキュメンタリー監督であり、様々な作品を残した後、最近は劇場用作品を撮り続けている。
今回紹介する映画は「三度目の殺人」。彼の最新作で、日本アカデミー賞の作品賞受賞作である。
ストーリーを紹介しておこう。

弁護士、重盛は、弁護士仲間より、或る案件の協力を求められる。
その案件とは、過去に殺人事件を起こした人物で、今回も殺人事件で告訴されている男、三隅の案件だ。
重盛達は、三隅と何回か接見するが、そのたび彼の証言は変わっていく。
重盛は、三隅の過去を調べ、さらに詳しく彼を知るために、彼の故郷、北海道まで捜査をのばすが......

作品的には、しっかり作られた物だと思う。
しかし、彼のこれまでの作品とは違う。
この作品の「主題」が見えてこないのだ。
何を表現したいのか、それが明確になっていない。
劇中ラスト、三隅が今までの状況を翻す発言をするが、その必要性が分からないでもないのだが、少し表現的には足りないものとなっている。
この映画の宣伝文句は、他の映画の宣伝文句と同じように大げさに映画のイメージが伝えられている。
しかし、観る人は決してその「宣伝」に惑わされず、観た方が良いだろう。
今回作は、私にとって、若干不満の残る作品となった。

明日のためにその312-なぎら健壱

2018年03月12日 | 歌謡曲
見直されるべき貴重な人物。

1960年代後半、かっての日本に爆発的なフォークソングブームが巻き起こった。
ベトナム戦争への反戦や、自由を謳歌する青年達が、各地でライブを行なったり「中津川フォークジャンボリー」と言う、日本で最初の屋外コンサートを開いた。
まさに「フォーク隆盛期」であった。
そんな中に若き日の彼がいた。なぎら健壱である。
彼を一躍有名にしたのが、シングル曲「悲惨な戦い」であろう。
この楽曲は、国技館での相撲の最中、力士のまわしが落ちてしまい、それを巡る光景が、滑稽に歌われている。
しかし、歌詞の内容に問題があったため、楽曲は即放送禁止、長く日の目を浴びることはなかった。
なぎら健壱といえば、この「悲惨な戦い」であったり「下町評論家」であったり、常にこのような事柄で、メディア出演することが多い。
「下町の酔っ払いオヤジ」的な印象が強い方も多かろう。
しかし、彼は「カントリーミュージック」と「日本フォーク史」については、一目置かれる存在なのた。
不定期にNHKのBSで放送されてる、青春のフォーク番組では、毎回、アルフィーの坂崎と二人で、日本のフォーク史を語ってくれる。
その内容はとても濃く、聞いている者も納得できる内容となっている。
カントリーミュージックにおいてもそうだ。
以前私は或る雑誌で、なぎら健壱のカントリーの知識は日本一である、と言う記事を読んだ。
それ以来、彼に対する私の見方は変化した。
何故これほどの人物が、その知識を良い意味で「レガシー」として残していかないのか。
いや、テレビ等のメディアが、何故それを取り上げないのか。
まったくもって、もったいないことである。
今日もなぎら健壱は、下町の魅力をつたえつつ、ビールをあおっているのだろうか。
下になぎら健壱がギターテクニックを紹介する画像を貼った。
彼のかっこよさを認識して欲しい。


明日のためにその311-今週の一曲。

2018年03月09日 | 今週の一曲
みなさま、週末のひととき、いかがお過ごしでしょうか。
今週も「今週の一曲」がやってまいりました。
今回ご紹介する曲は、ステーリーダンの「リキの電話番号」です。
アメリカを代表する「AOR」グループ、ステーリダン。
その楽曲の作りの緻密さには感心させれます。
では、ご堪能あれ。


明日のためにその310-光

2018年03月07日 | 邦画
河瀬監督らしい佳作。

健常者にとって、体のどこかに障害をもつ人達の心は分からない。
分かったつもりでいるだけで、本当にその人達の心は垣間見ることすらできない。
今回紹介する映画は「光」視覚障害者についての映画である。
ストーリーを紹介しておこう。

中森は弱視の元カメラマン。
水崎は盲目者に対して、映画などを副音声で解説する文書ライター。
彼らは、或る映画の解説文書の試聴会で出会う。
最初から、反抗的に水崎の文書を批判する中森。
既に、老年域に達しようとしていた中森のその態度に、自分の態度を露骨に出す水崎。
ある日、水崎は、試聴会の取り締まりをしている女性から、あるものを中森に届けるように依頼される。
水崎はその物を持って、中森の自宅を訪ねるのだが.........

「あん」では、河瀬監督色がかなり、なりを潜めていたが、今回の作品は、河瀬監督の作りが戻り、彼女jの匂いのする、良い映画に仕上がっている。
若く、感受性の浅い水崎は、中森と付き合うようになって、その感受性を磨かれていく。
中森も弱視から、やがて全盲へなってしまうが、このあたりのシークエンスがとても上手く作られている。
中森を演じた「永瀬正敏」も良い演技をしている。彼は全盲になったとき、あるものを投げ捨てるが、このシーンがとても良い。
河瀬監督は、独特の「色」と「匂い」を持った映画を作る。
前々作の「二番目の窓」など、とても河瀬色が濃い良い作品だった。
正直、くだらない邦画が蔓延する昨今、河瀬直美と言う監督は非常に貴重な存在である。
今後も「彼女らしさ」を出した映画作りに期待する。
この映画は、一人の女性の成長物語でもある。とても良い作品なので、まだ観ておられない方は、是非観ることをお勧めする。

2017年日本・フランス・ドイツ合作、カラー、102分、監督:河瀬直美。

明日のためにその309-第九十回アカデミー賞

2018年03月05日 | アメリカ映画
今年で90回目を迎える「アカデミー賞」。
かって、様々な名作を世に紹介してきた。
本日そのアカデミー賞が発表された。
彩り鮮やかなステージで、様々なパフォーマンスが繰り出され、観るものを魅了する。
今回の話題作は「シェイプ・オブ・オウター」「スリービルボード」「チャーチル」あたりであろうか。
ステージが進み、各部門の賞が発表された。
主要部門の受賞は次のとおり。

助演男優賞:サム・ロックウェル
助演女優賞:アリソン・シャネイ
監督賞:ギレルモ・デル・トロ
主演男優賞:ゲーリー・オールドマン
主演女優賞:フランシスコ・マクドーマンド
作品賞:シェイプ・オブ・ウオーター

以上である。最近の傾向として「監督賞」「作品賞」のダブル受賞はなかったが、今回久しぶりにダブル受賞となった。
今年は多少ではあるが、或る作品に集中的に賞があつまることがなく、若干混迷の様相を呈していた。
「シェイプ・オブ・ウオーター」と「スリービルボード」は既に日本公開中である。
機会を見て、映画館に足を運びたいと思っている。