probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

80年代の名曲を、カバーやネタ使いとともに振り返りませう。(67)

2016-03-25 06:36:00 | 懐かし洋楽
今回は、ネタ使い編です。

まずは、ネタ使いしているほう、
1996年の"Return Of The Mack"の、シングルとアルバムの大ヒットで知られる、
UK出身のR&Bシンガー、Mark Morrisonの、同じアルバムからヒットした"Moan and Groan"です。



USチャートでは、Popチャート76位、R&Bチャート50位が最高だったようですが、
本国UKでは、この曲も7位まで上昇するヒットを記録しておりました。

で、この曲がネタ使いしている曲、R&Bファンなら、すぐわかっちゃうと思いますが、
1984年に、Popチャート83位、R&Bチャート2位を記録した、↓この曲ですね。



Mtumeの"You, Me And He"、同年リリースのアルバムのタイトル曲でもありました。

まあ、このグループの前年の大ヒット"Juicy Fruit"は、
いったい何曲あるのさ?と問いたいくらいの、サンプリング定番曲ですが、
"Juicy Fruit"の次くらいに有名なこの曲も、これ以外にもネタ使いがあるようですが、
まあ、ポピュラーなものだけなら、両手で足りるくらいの曲数みたいです。

Phife Dawg

2016-03-24 10:26:41 | R.I.P.
A Tribe Called Questのメンバーで、ラッパーとして知られた、
Phife Dawgさんが、亡くなってしまったんですね。
45才の若さだったようですが、かなり前から、
いろいろな病気と闘っていたみたいです。

自分は、80年代後半から90年代にかけては、娯楽系のHip-Hopしか聴いてませんでしたので、
オルタナ系とも言われた、ATCQのことは、そんなにちゃんとは聴いてはいなかったのですが、
サンプリングとは、こういうものかと、この曲あたりから知ったような気がします。



Q-Tipのクールなラップとは対照的な感じが、またよかったんですかねぇ。

ただ、この人たち、この曲も、ネタ使いしているのは、Lou Reedの72年のあの名曲ですが、
70年代のクラシックロックや、JazzやFunkなど、渋いところを使っている曲が多くて、
なかなか、無知無知な自分には、勉強せなあかんところ多いグループでもあります。

USチャート的には、93年に、Popチャート47位、R&Bチャート27位を記録した、
この↓曲が、最高成績ということになるようですが、
こちらも、Milt JacksonやWeldon Irvineなど、
いわゆる、Jazz系のアーティストの曲をサンプリングしておるようです。



R.I.P.

http://amass.jp/70643/
「ア・トライブ・コールド・クエストの必聴20曲」を米ローリングストーン誌が発表(amass)

今週の気になる新曲2曲。

2016-03-22 19:33:48 | 最近の洋楽
今回は、Adult R&Bチャートから。

まずは、先週、10年ぶりのアルバム"Quiet Storm"がリリースされた、
Silkの、"Love 4 U 2 Like Me"です。



この曲自体は、ずいぶんと前から公開されていたらしいですが、ええですねぇ。
大人気だった、"Freak Me"は、ちっとも好きではなかったのですが、(^^;)
ポチっとしたくなる、安定感。日本盤は、来月、ボートラ1曲で出るようですが。

もう1曲は、ニューヨーク出身の2人組、Lipstick Gypsyの"Infatuation"です。



かなり、R指定なビデオ。(^^;)でも、曲はオールドスクーリーでいいですなぁ。

ちなみに、出演している女性は、メンバーではありませんで、男性2人組みたいです。
昨年、"The Cure"という曲でデビューして、それに続くシングルであるこの曲が、
Adult R&Bチャートで火がついてきたかな?という感じ。アルバムはまだ未定のようです。


(新)ベストアルバムを語るわよ!(105)

2016-03-21 10:23:39 | その他のCD

・Hits 1979-1989 - Rosanne Cash

今回は、1989年に出ていた、Rosanne Cashのベスト盤、"Hits 1979-1989"です。
Rosanneのキャリアの中で、最初にリリースされたベスト盤です。

日本では、Johnny Cashの実の娘さんとしての知名度はあるものの、
その、シンガーとしての実績は、ほとんど認知されていないのではないかと思いますが、
このアルバムに収録されている曲を発表した80年代の活躍はすごくて、
なんと、10曲もの、カントリーチャートでのNo.1ヒットを放っていたんですよねぇ。

このアルバムは、当時、新曲としてリリースされたナンバーを含め、
12曲が収録されているのですが、その10曲が収めきれず、
88年のNo.1ヒット"Runaway Train"が収録漏れしていまっているという、
それくらいの活躍っぷりだったわけです。

Rosanneの日本での認知度が低いのは、
Popチャートでもヒットした曲が少ないせいであろうと思うのですが、
曲はやはり、Popチャートで、唯一Hot100入りした、81年のこの曲を。
映像は、87年のものみたいですが。


Time Machine ~1978~

2016-03-20 10:11:34 | 懐かし洋楽
今回は、1978年の今ごろチャートインしていた曲、
Paul Davisの"I Go Crazy"です。(Pop #7)



30週目にして、最高位7位まで上り詰めた曲で、
Hot100にエントリーしていた週は、通算40週。
当時としては、異例のロングヒットとなり、
新しい記録を作った曲として知られていました。

と、言っても、このころは、まだまだ歌謡曲ヲタの自分でしたので、
そのことを知ったのは、80年代に入ってからのことでありまして、
のちに、まさかの、長野県知事を務められることになる、
田中康夫さんの小説『なんとなく、クリスタル』の映画化に際し作られた、
そのサウンドトラック盤に、この曲が収録され、
ラジオやテレビで、盛んに紹介されたときが最初でしたね。
アラフィフ世代は、そんな感じの方が多いのではないでしょうか。

Paulさんは、82年に、アルバム"Cool Night"から、
タイトルトラックをはじめとして、3曲をTop40ヒットにする活躍を見せましたが、
日本では、「クリスタル」のイメージがとれず、
アルバムジャケットも挿げ替えられてしまうという、ひどい扱いもうけました。(^^;)

なお、Hot100のエントリー記録は、80年代に、
Soft Cellの"Tainted Love"に破られ、
集計方法などが変わったことなどで、ロングヒット連発となった現在は、
Imagine Dragonsの"Radioactive"の87週が最高記録となっています。

1978年3月18日付けのビルボード誌です。

土曜の夜にフィーバーしていたチャートであります。赤丸付きで1位2位!!

さらに、3位と5位の曲も!