probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

『幸せをつかむ歌』

2016-03-18 19:53:40 | 映画


メリル・ストリープが、かつて、レコードデビューしたこともあったけれど、
成功することはなく、しかし、それでも歌はあきらめきれず、
場末のバーで、自らのバンドを率いて、カバーソングなどを歌っているシンガーに扮した映画、
想像していたより、ずっと「音楽映画」で、楽しかったです。

考えたら、演出のジョナサン・デミ監督は、
Talking Headsのドキュメンタリー『ストップ・メイキング・センス』を撮った人であり、
音楽に対してのこだわりがあるのも、不思議ではないんですよね。

メリルには、あの、ニール・ヤングにギターを習わせ、
バンドのメンバーに扮しているのも、そのニールの実際のバンドのベーシストで、
この映画を撮り終えたあと、亡くなってしまったという、リック・ローサス。
キーボードには、Pファンクの、バーニー・ウォーレル。
ドラムには、Crosby,Stills & Nashのバンドでドラムを叩いていた、ジョー・ヴィターレ。
そして、ギターには、メリル演じるリッキーとのロマンスも描かれる、
リック・スプリングフィールドという、こだわりっぷりに脱帽。(笑)

ストーリー展開は、80年代から90年代前半くらいに多く見られた、
良き時代の、典型的なアメリカ娯楽映画的な流れではありますが、
人種の問題や、LGBTの問題なども、さらっと織り込みながら、
考え方や人物背景も違う、他者を受け入れることの大切さも描いていて、
なかなかどうして、巧みな映画なのではないかと思いました。

トム・ペティーで始まって、ブルース・スプリングスティーンで〆となる選曲でしたが、
↓この曲を歌うシーンが、いちばん、自分はグッときましたです。



http://www.shiawase-uta.jp/
『幸せをつかむ歌』日本公式サイト


http://sites.sonypictures.com/rickiandtheflash/discanddigital/

"Ricki and The Flash"US Official Site

No.41 コレクション(20)

2016-03-17 19:12:38 | 懐かし洋楽
1985年のビルボードのHot100で、最高位41位だった曲、
2曲目は、3月に、2週間41位だった、この曲です。



Scandal ft. Patty Smythの"Beat Of A Heart"ですね。
以前、この前のシングル"Hands Tied"が、
このコーナーで登場しておりましたが、
2曲続けて、41位止まりだったんですねぇ。
これは、へっぽこサイト時代にも話題にしておりました。

で、結局、Scandal時代に、Top40ヒットになったのは、
前年の"The Warrior"のみだったわけですが、
Patty Smythは、ソロに転向してから、92年に、
Don Henleyとのデュエット""Sometimes Love Just Ain't Enough" を、
最高位2位まで上昇する、大ヒット曲を放っています。

1985年3月9日付けのビルボード誌です。

1位は、イリノイ州出身のあのバンドの、涙の名曲2曲目。

今週の気になる新曲2曲。

2016-03-16 09:59:42 | 最近の洋楽
今回は、Smooth Jazzチャートから。

まずは、大学時代の同級生ふたりだという、
キーボードとベースのJacob Webbと、サックスのTodd Schefflinからなるユニット、
The JT Projectの、今月末にリリースされるアルバム
"Moments of Change"からの先行カット、"Overdrive"です。



まだ若いと思うのですが、今回が5枚目のアルバムみたいですね。
ただ、日本でちゃんとリリースされるのは、今回が初なのかしら、
他のアルバムは、日本のサイトでは買えませんね。

もう1曲は、Billy SheehanやDennis Chambersとともに、
スーパーユニット、Niacinのメンバーとして知られる、
キーボード奏者、John Novelloの、先月リリースされたNewアルバム、
"Ivory Soul"から、Gerald Albrightのサックスをft.した曲"Crush"です。



アルバムは、Amazon.comでは、CDでリリースされているのですが、
日本では、配信でしか出ていないのかな?CD情報が出てきませんなぁ。

"Do You Love What You Feel"

2016-03-14 18:53:44 | 同名異曲
今回の同名異曲は、"Do You Love What You Feel"です。

これはまあ、有名な2曲。70年代と80年代の終わりに生まれた、
ダンスナンバーの名曲ですね。

まずは、79年に、Popチャート30位、R&Bチャート1位を記録した、この名曲。



同年リリースの、Rufusの8枚目のアルバム"Masterjam"からのカット。
このときは、Rufus & Chakaというアーティスト名表記だったんですねぇ。

プロデューサーは、あのQuincy Jones。悪かろうはずがありませんね。
それにしても、おシャカさま、若いし、足上がる。(^^;)

もう1曲は、デトロイト出身ですが、
アメリカよりも、UKチャートで人気があった、
このグループの、この曲です。



デトロイト・テクノと呼ばれたムーブメントを作ったと言われる、
Kevin Saunderson率いる、Inner Cityの"Do You Love What You Feel"です。
最初のヒット"Big Fun"から、この曲まで、
4曲続けて、USのダンスチャートでは1位になっていたようです。

この曲のあとに、Stephanie Millsの、
"What Cha' Gonna Do with My Lovin'"のカバーをヒットさせたりしていましたっけね。

Keith Emerson

2016-03-13 08:41:42 | R.I.P.
自分は、プログレは、まったくの門外漢です。
語る資格はありません。(まあ、音楽全般の専門家ではないのですが...。)

とくに、自分が洋楽に夢中になった80年代前半は、
そのジャンルの中枢にいたメンバーたちが作っていた、
YesやAsiaといったバンドが、ポップロックな方向に行って、
ヒット曲を連発していた時代なので、
そもそも、プログレって?というくらい、整理ついていない感じなんですよね。

でも、Emerson, Lake & Palmerの”展覧会の絵”(原題"Pictures at an Exhibition")は、
兄貴がレコードを持っていたので、その前から、何となく知っていたんですよねぇ。
調べたら、日本のオリコンチャートでも、2位を記録する大ヒットだったようです。

曲は、やはり80年代、そのYesやAsiaの商業的成功に刺激を受け、
Greg Lakeと再び手を組み、Asiaのメンバーとして活動していた、
Carl Palmerの代わりに、Cozy Powellをドラマーに迎えてリリースした、
86年リリースのアルバム"Emerson, Lake & Powell"からの先行カットだったこの曲を。

大きなヒットにはならなかったですが、
この曲のイントロは、けっこう日本では有名ですね。



R.I.P.

http://amass.jp/70168/
エマーソン、レイク&パーマーのキース・エマーソンが死去(amass)