Time Machine ～1961～

今回は、1961年の今ごろチャートインしていた曲、
Damita Joの"I'll Be There"です。（Pop #12 R&B #15）

Damitaの"I'll Be There"って言われると、
どうしても、ジャクソン・ファミリー、
とくに、マイケルとジャネットのことが思い出されますが、まったく関係はありませんで、
50年代から60年代にかけて、とくに活躍した、
女優であり、コメディエンヌであり、そして歌手でもあった、
Damita Jo DuBlancさんのヒット曲であります。

でもでもでも、考えてみると、まったく関係なくもなさそうなところが面白いところで、
ダミタさんが、この曲をヒットさせたりして、人気だったのが、
ジャネットが生まれる、少し前のことになりますから、
ミドルネームにDamita Joと付けられた由来は、彼女からきているのかも？ということ。
また、この曲は違いますが、クインシー御大が、
ダミタさんの曲を何曲かプロデュースしていまして、
それぞれ、つながりはありそうな感じで面白いです。

さて、曲のほうは、ん？どこかで聴いたやうな？？なのですが、
あのBen E. Kingの永遠の名曲"Stand By Me"のアンサーソングなんですねぇ。

ダミタさんは、ベンさんがリードだった時代のThe Driftersのクラシック、
"Save The Last Dance For Me"のアンサーソング、
"I'll Save The Last Dance For You"を前年にヒットさせていて、
それに続く企画シングルだったのではないかと思われますが、
企画物では片付けられそうにない、じつに安定感のある歌いっぷりに聴き惚れてしまいます。



"I'll Be There"の動く映像がなかったので、65年のシングル"Silver Dollar"で、
動くダミタさんも、ぜひご覧くださいまし。