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80年代の名曲を、カバーやネタ使いとともに振り返りませう。(93)(追悼 Fresh Kid Ice of "2 Live Crew")

2017-07-17 10:29:34 | 懐かし洋楽
今回は、ネタ使い編です。

まずは、ネタ使いしているほう、
先週、ラッパーのFresh Kid Iceの訃報が飛び込んできた、
2 Live Crewの、1990年リリースのアルバムのタイトルトラックで、
1stシングルでありました、"Banned In The U.S.A."です。



80年代後半あたりに登場した、Hip-Hop系のグループというと、
Public Enemyのような、メッセージ性が強い人たちもいれは、
DJ Jazzy Jeff & The Freshのように、娯楽に徹した人たちもいましたが、
2 Live Crewは、お下品担当でしたね。

89年のヒット"Me So Horny"が、その代表的な曲で、
ほとんどのアメリカのラジオ局では、放送禁止だったようですが、
それでも爆発的に売れて、Popチャートの26位を記録しました。

で、この"Banned In The U.S.A."は、
州によっては、収録アルバムの発売すら禁止になってしまったことに対する、
抗議に意味を込めた、自虐的なラップソングだったようですが、
チャート成績は、"Me So Horny"を上まる、最高位20位。
彼らにとっての、最大のヒット曲になっています。

アジアの血が入っていた、Fresh Kid Ice、
病名は明らかになっていないようですが、53才。
またまた、ほぼ同年代の訃報、こたえますね。

で、この曲がサンプリングしていたのは、まさに説明不要の、このナンバーですね。



Wikipediaで、"Banned In The U.S.A."を調べると、
作者のクレジットに、BOSSの名がないのですが、
このころはまだ、寛大でユルかったんですかねぇ。
それとも、ただの書き漏れか?

また、"Born In The U.S.A."は、サンプリングではありませんが、
1985年に、パロディーソングとして、コメディーグループの
Cheech & Chongが、"Born In East L.A."という曲をリリース。
こちらも、Popチャートの48位まで上昇していました。