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『地球の歩き方』の時代を振り返る

2023-06-24 | 旅のよもやま話

メキシコから帰国してからに丸三年経った。この三年は海外に出ることなく、YouTube で発信される海外情報に溺れるような日々を過ごしているが、ダイアモンドビッグ社倒産のニュースを聞いてから、お世話になった『地球の歩き方』のことを色々と思い出している。あんな時代もあったよな~。

あのころは、旅のバイブル『地球の歩き方』に後押しされてスペインへ行き、予約もせずに現地でオスタルのブザーを押して宿探しをしていたものだ。

携帯もなかった時代である。

それどころか、インターネットも e-mail もなかったな~。

スマホでホテルや切符を予約したり、検索して情報を得ながら移動したり、言語をGoogleさんで訳したり…できる時代が来るなんて思ってもみなかった。

 

こわいもの知らずだった30年ほど前の話。

スペイン語もままならないのに、スペインで友人と「現地集合」して旅を続けたことがあった。国際電話やFAXで連絡するのも簡単には出来なかったので、先にスペインに到着していた私と日本から合流する友人との打ち合わせは、どうやったのか不思議である。おそらく日本で一度決めてから「変更不可」だったのだろう。

待ち合わせは、『地球の歩き方』に出ていたマドリッドの日本人経営のオスタルだった。私が公衆電話から予約(日本語OK)して一人部屋をとり、友人の到着日には二人用の部屋に変えてもらうようお願いした。友人は『地球の歩き方』を持って、幸い何事もなく予定通りやってきた。

合流してからマドリッド発のバスツアーでガリシア地方まで行く予定だったが、日本からFAXで予約したつもりが出来ていなかった(汗)。直にバスツアーのオフィスに出向いて、なんとか片言で数日後のを申し込んだ。このツアー会社に関しても、情報元は『地球の歩き方』だった。

バックパッカーというほどの度胸はなくても、二人とも今でいうミニマリスト的な荷造りで、身軽だった。この荷物に関しても(必需品、現地調達の勧めなど)『地球の歩き方』に教わった。お金は腹巻き、じゃなくてウエストポーチに。半分はトラベラーズチェックにするとか。何もかも、お世話になりっぱなしだった。

 

ありがとう『地球の歩き方』先生。あのころは良かった。

 

いまの私は、携帯なしでは地元での待ち合わせですらできない依存症になっている。しかし飛行機に乗るときスマホかざしたりするやつはやめてほしい。スマホで事前に予約しないとどこにも入れないとかも勘弁してほしい。「こんど海外に出るときは現地でSIMカード買わなきゃ」とわかっているが、時代に追いついていない自分を感じている。


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