スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

バレとパレ

2006-06-21 | ほうげん・ひょうげん
スペインでよく聞くことばに、Vale. というのがある。承諾や了解の意味で、わかったよ、とか OK みたいに軽い感じで使われる。わかったってば、という風にVale, vale. と繰り返されることもある。ところがこれ、同じスペイン語圏でも、中南米では聞こえてこないんだなぁー。

今日のNHKラジオスペイン語講座で Vale. が出てきて、木村先生が「これは中南米ではあまり使いません」とおっしゃっていた。今期の講座には、スペイン人のエミリオと日系ペルー人のカズミさんが登場し、木村先生がことごとくスペインとペルーの違いをおふたりに確認してくれるので、そういうの大好き!な私は大喜びである。

ところで、私はそもそもスペインのスペイン語から入門したらしいのだが、ある程度コミュニケーションがとれる段階で南米エクアドルに行き、首をかしげたり勘違いしたり、色々とまどいがあった。たとえば、バス停というものがないエクアドルでは、手を上げてバスを止めて乗り込み、降りたいとこらへんで運転手に告げて降ろしてもらうのだが、このとき乗客が「バレ、バレ」と言っているように私には聞こえていた。

Vale, vale. このへんでオッケー(降ろしてよ)、と言っているのかと、ずーっと思っていたのである。
それで私も真似して「バレ、バレ」と言っていた。バスは止まり、降りることができたので、自分が間違っているとは夢にも思わなかった。しかしあるとき友人に確認してみると、なんと正解は「パレ、パレ」だったのである。

Pare, pare. 止めて、止めて。
そうか~、PARAR (止める)のUsted に対する命令形だったのか~(汗)。
パとバの違いはともかく、L と R の違いにまったく気づいていないところに、日本人の宿命とゆーものを感じてしまった。