スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

ピソ暮らし(その4)

2004-12-26 | 留学こぼれ話
「寒いよ~」─グラナダ留学─ピソ(アパート)暮らし第4弾

留学前に、「グラナダの冬は寒いよ~」おどかされていたのですが、寒いったって雪が降るわけじゃあるまいし、と軽く受け流していました。しかしグラナダはホントに寒かったー! 夏暑いだけあって、建物が暑さ対策重視で出来ているのか、暖房設備がないがしろにされているのか、なにしろ家の中が寒いのです。雪の降る北海道でのトロピカルな暖房生活に慣れてしまった私にはこたえました。

私はピソの中で、札幌でも必要なかった “おばさんタイツ” をはいて腰巻をして台所に立ち、足元に小さな電気ストーブをつけて勉強し、ピソ中の予備毛布をかきあつめて、さらに湯たんぽを入れて寝ていました。この湯たんぽ、グラナダで買ったのですが、気に入って持って帰ってきたくらいです。日本の水枕(レンガ色の厚いゴムの袋)にそっくりな欧風湯たんぽ(?)。同居人のイギリス人英子さんも、国から持参したマイ湯たんぽを胸に抱いて歩いていました。イギリスもやはり寒いので、家の中ではいつも湯たんぽを抱いているそうです。

グラナダ人は寒さに慣れているのか、ぜんぜん平気な人が多く、ピソの大家さんは居間の窓を開けるのが好きで、英子さんや私を震えさせてくれましたよ。ふたりとも自分の部屋のちゃちな暖房器具じゃ寒いので、居間のテーブル炬燵でよくぬくぬくしていたものです。スペインの炬燵は、BRASERO という小さな暖房器具を、毛布をかぶせたテーブルの中にいれるのが原形らしいのですが、ピソにあったのは新しいタイプで、日本の炬燵でいう上の赤い部分が足元についているテーブル、とでも言いましょうか。靴を履いて暮らしているので、足元が多少熱くても気づかないこともあるのです。誰かが遊びに来て、みんなで炬燵に入ってるとき、なんかちょっと臭いんですけどぉ、、、ひょっとして誰かの靴こげてません~? なんてこともありましたっけ。
猫もこげちゃうスペイン炬燵!?