Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

外国女優別キャリア10傑(43)ナオミ・ワッツ

2020-10-14 00:10:00 | コラム
~ナオミ・ワッツのキャリア10傑~

パッとしない10年ちかくのキャリアから一転、鬼才リンチの映画でヒロインを魅力的に演じた途端に売れっ子へ。

世の中って、つくづくタイミングだなと。
これを逃がし、売れるはずなのに売れなかったひとなんて沢山居るのだろうなと思う。


(1)『マルホランド・ドライブ』(2001)

リンチがネクストレベルに到達した傑作。

ヒロインふたりの演技も素晴らしいが、未見のひとは「泣きのおんな」のパフォーマンスにも注目してね。




(2)『21グラム』(2003)

3人の人生が事故をきっかけに交差する、ひとつの心臓をめぐるアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの力作。

ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、シャルロット・ゲンズブール共演。

かなりつらい物語だが、映画を観ている! という大きくて深い感慨に浸ることが出来る。



(3)『イースタン・プロミス』(2007)

カナダの異端児クローネンヴァーグによる、暴力をテーマとした怪作。

ヴィゴ・モーテンセンがとにかく不気味なので、ナオミが出てくるとちょっとホッとする笑


(4)『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)

イニャリトゥによる野心溢れる実験作。

ナオミはエドワード・ノートンの恋人を演じている。


(5)『ツイン・ピークス2017』(2017)

テレビドラマだが、配信系であったし、創りはほとんど映画なので。

「もうひとりの主人公」ダギーの勝気な妻を好演した。



(6)『ザ・リング』(2002)

Jホラーの代表作をリメイク。

雰囲気はバツグンだが、いろいろ足し過ぎてシンプルな怖さはなくなった気も・・・。




(7)『タンク・ガール』(95)

英国のカルトコミックを映画化、劇場公開時にきっちり観たはずなのに、ナオミをどうこう思わなかったんだよな~。

やっぱりタイミングでしょうか、機が熟すまであと6年・・・。


(8)『キング・コング』(2005)

ピーター・ジャクソンによる、クラシックの再構築。

特撮はさすがの出来ではあるものの、ワッツは、こういうヒロイン役としては「少々」地味なのかもしれない。。。



(9)『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(2015)

微妙な邦題だが、物語はよく出来ているし、このタイトルは本編のなかに登場する台詞から取っている。

妻を亡くしたデイヴィス(ジェイク・ジレンホール)と、たまたま出会ったカレン(ナオミ)の関係を描く。


(10)『バイス』(2018)

ブッシュ政権時に副大統領を務めたディック・チェイニーをモデルとしたコメディ。

クリスチャン・ベールのカメレオン演技が見もの、
ナオミはほんのチョイ役―FOXキャスター―で、じつはノンクレジット扱い・・・なのだが、出てきてちょっとうれしかった。

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明日のコラムは・・・

『機種変ドキ』
コメント
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