Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

最初が肝心

2014-04-13 08:02:49 | コラム
好きか嫌いかでいったら、自己紹介は割と好きなほうだ。

いつだって自意識過剰、ゆえに自分を説明・解説することで快楽を得るタイプなものでして。

ただし。
好きだからといって得意であるとはかぎらず、また、それが好評であるともかぎらない。

そんなわけで。
自己紹介は、まずスベる。

狙ったところで笑ってもらえることは稀だし、
無駄に長かったりもして、インパクトという点では成功することはあるかもしれないが、それで好印象を与えられるかというと甚だ疑問である。

最初が肝心。
それがうまくいっていないから、いつも「ヘンなヤツ」扱いされてしまう。

いや「ヘンなヤツ」扱いされるのは本望じゃないか、実際がそうなんだから・・・って、なにいってんだ。


映画のなかの「別れ」と「出会い」の特集、きょうは「出会い」篇。


(恋愛にかぎらず)劇的な出会いって、あっただろうか。

・・・うん、たぶん何度か経験しているのだろうが、劇的という割には思い出せなかったりするので「それほど劇的でもない」出会いなのだろう。

そんな出会いに憧れつつも、咄嗟になにか出来るような瞬発力はない。
「あす、自己紹介がある」ことが分かっているから「狙う」ことが出来る―まぁそれでもスベるわけだが笑―のであって、その場で云々するという「台本なしの状態」で好印象を与えられるわけもない。

やはり現実は、映画のようにうまくはいかないねぇ。

以下は、憧れるかどうかは別として、記憶には残るであろう「映画で描かれた出会い」のシーンである。

自分が登場人物のひとりだったとして、同じような態度が取れたり台詞を発したり出来るかなぁ。


(1)『死んでもいい』(92…トップ画像)

駅の改札前、雨、傘、そうして、男と女―。

「身体がぶつかって出会う」ことは日常生活でも「よくある」が、大抵が「あ、すいません!」で終わってしまうものであり、そこから人間関係を築いていく・・・などという発想を持ったことはなかった。

ぶつかった相手が可憐な女子であれば、仲良くなりたいと思うことはあるけれど。

(2)『街の灯』(31)

盲目の花売り娘は「他人の車! から降りてきた」チャーリーを金持ちだと思い込んでしまう―チャップリンが何ヶ月も何ヶ月も悩んで創り上げた、技ありの出会いのシーン。

自分だったらどうするかね。
やっぱり金持ちの振りをしてしまいそうな気がする。

(3)『アマデウス』(83)

「憧れの天才」は、下卑た笑い声を発し女を追い回していた。

サリエリにとっては、世界の終わりだよね。




(4)『となりのトトロ』(88)

あんなでかいのが横に立っていたら恐怖心しかないだろうが、子どもなら怖がるよりも前に興味が沸く、ということだろうか。

(5)『恋する惑星』(94)

夜店で、いっつもママス&パパスの『夢のカリフォルニア』を大音量で流す店員フェイと、そこで買い物をする警官663号の出会い。

ここに挙げた10通りの出会いのなかで「最も現実的」であり、自分もコンビニや書店の店員さんに恋をしてアプローチしてみたことは何度か、、、いや何度「も」ある。

(6)『酔いどれ天使』(48)

威勢のいいヤクザと、彼の恫喝にも「ぜんぜん怯まない」酔いどれの医師。

ふたりの出会いは「たまたま」だが、いい医師に巡り会えて彼も幸福だったよね。
いい医師に当たるのは意外と難しい―これって、現実でもそうだもの。

(7)『ダイハード』(88)

顔を知らないまま、トランシーバーで友情を深め合うふたり。

ラストで顔をあわせたとき、両者とも「あぁ想像通りの顔してらぁ」というような表情をしているのがいい。

(8)『007』シリーズ(62~)

「ボンド、ジェームズ・ボンド」

名前を発しているだけなのに、なんか格好いい。

得なキャラクターである。

(9)『クライング・ゲーム』(92)

色じかけに乗って誘拐された兵士と、彼を見張る「心優しきテロリスト」。

出会いは最悪だが、立場が逆転したり、また戻ったりと、その後の交流は素敵。

(10)『羊たちの沈黙』(90)

上司の命令でキチガイと面会することになった、FBI訓練生クラリス。

クラリスを前にしてキチガイ博士は、「肝臓喰ってやった、ズズズー」なんていってくる。

おいおい、やめてやれよ笑

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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(71)』

コメント (2)
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