Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ピ! 的なもの

2014-04-24 00:30:00 | コラム
基本チャリダーだから、電車には「めったに」乗らない。
1年間を通して10回も乗ればいいほうかな。

そんなわけだから。
電車に乗ることが新鮮で、キョロキョロキョロキョロ周囲を見回してばかりいる。

かなり落ち着きのないアブネーおっさんなのだが、先日、たまたま乗ったJR横浜線の車両が新型だったようで、いわゆる「撮り鉄」のひとたちでごった返していた。

そうか、世の中にはこんなにも電車好きが存在するのかと驚いた。

さらに驚いたのが、けっこう女子が居たこと。
しかも、かわいい。

ほう、そうか。
それだったら自分も「撮り鉄」になってみようかな・・・そんな不純な動機で趣味を始めたら、真面目な電車好きに怒られてしまうか。

まぁでも、『けいおん!』のラッピング電車(トップ画像)は生で見たいなぁとは思う。
遠出して見る価値あるよね、ここまで徹底してくれているのであれば。


さて。
そんな電車音痴の自分は、去年末まで切符を購入して乗っていたんだ。

チャリダーゆえ、「ピ! 的なもの」―Suicaとは無縁の人生なのだ、、、と。

ただ今年に入って、自分の経済能力でも「おサイフケータイ」や「ドコモショッピング」の限度額がゼロでないことを知った。

ほれ、多重債務者だったからね。
多重債務者は、いわゆる「ブラックリスト」に登録され、現金以外の支払いは不可能となる。
完済して7年くらいかな、その縛りが解かれるのは。

縛りが解けたことによってケータイの支払いも分割に出来たわけだが、自分の経済能力を信用していないためクレジットへの関心を持つことはなかった。

で、ドコモからの案内メール「オメーのようなろくでなしでも使えるんだよ」で、初めて自分も真人間として扱われるのだということを知った。

早速、モバイルSuicaに登録。

2月―40歳にして、初めてSuicaを使用する。

町田駅には中央口とターミナル口のふたつの改札があって、混雑するのは中央口のほう。
通過出来ないと恥ずかしいので、敢えてターミナル口で、しかも周囲のひとが「ゼロ」になった瞬間を狙ってSuicaをかざしてみた。

どんだけ自信がないんだよ、って話だが、当然、ふつうに通過することが出来た。

わぁ。
自分ってオトナだ。

くだらないが、多重債務を経験したものであれば理解してくれるだろう、
根本的に自分は「いろいろ」劣っているんだという感覚。
Suicaで通れたことを奇跡のように捉える感覚。
まるで童貞を卒業したかのような達成感と安堵感。

大袈裟か。


まぁそんなわけで。
ケータイを持って14年、スマホにして4年、やっとこさ現代に追いついた感のある自分だが、「おサイフケータイ」だってクレジットの一種だからね、限度額は少なめだが気をつけないと借金に追われた十数年前に逆戻りしちゃう。

そのくらい、自分の経済能力を信用していない40歳なのだった。


※チャップリンの『サーカス』(28)で、ケータイを持つ婦人が発見されたとニュースになっていた。

・・・まぁ、見えなくもないけれどね。
よく探したなぁ。




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明日のコラムは・・・

『黄金週間特別企画(1)まる、さんかく、しかく。』

コメント (1)
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