Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

NZと亜南極 25 アカロア

2024-02-18 14:52:25 | オセアニア

12月8日

朝食後、宿のすぐ近く、カテドラル・スクエアにあるノボテルの前で待っていると8時45分にツアーの車がやってきた。
 毎日一便がアカロアと往復するツアーバス、自分の他に日本人女性の二人組、シンガポールの親子3人など合計9人の乗客を乗せてクライストチャーチを出発。

運転手のおっさんが途中いろいろとガイドをしながら平面に広がる町を抜け
 
しばらく平たい牧草地を行くうち、やがて大きな汽水湖を過ぎると山が見えてきた。

途中、リトルリバーという所でトイレ休憩。
 
ここには1888年から1962年までNZ製の機関車が走っていたそうで、駅舎だったという建物の裏にはわずかに線路が残してある。

ここから山を上がって行って、見晴らしのいい所でフォト・ストップ。
 
 目の前に見える湾の向こうにあるのがこれから行くアカロア。風光明媚なこの土地、ガイドの説明によると元々マオリの集落があったが、端的に言えば部族間の争いを利用してヨーロッパ人が乗っ取り、イギリス、フランス、ドイツとそれぞれの町を作ったのだそうだ。

車は山を下ると湾の縁をぐるりと回り、アカロアのイギリス人地区の海辺で停車。
 目の前にはビーチがあり

ヨットがたくさん浮かぶ海がきれい。

帰りの時間とピックアップ場所を確認したら後はそれぞれ自由行動。到着したのが11時、戻りは16時だ。

 海に面した通りから一つ山側に入ると、大通り沿いに住宅が並び、19世紀末に建てられた木造の建物も見える。

 
 
小さな図書館に映画館もかわいい。

海べりにはカフェや土産物屋が何軒か並んでいるので、そのうちのパン屋でケーキとコーヒーを買って一休み。


12時になったら目の前の桟橋を渡って、迎えに来たゴムボートに乗り込む。
 
今日はこの湾でヨットに乗ろうと予約をしておいたのだ。
 こちらが本日のヨット。乗客は自分の他にイギリス人が3人。
 モーターで桟橋の近くを離れたら
  
エンジンを切って帆を上げる。操船をするのはニュージーランド人とタイ人の若いカップル。
大きな帆を広げ、あっちやこっちのロープを引っ張ったり、ヨットの操作は大変そうだが
 
快晴の空の下、音もなく海を滑るのは何と気持ちのいいことか。
ただしこれはお天気次第、「昨日は雨で寒くて大変だった」とはかわいいタイ人のお嫁さん。

しばらく行くうちにヨットの近くにイルカが寄って来た。
 
これはヘクターズドルフィンという世界最小のイルカなのだとか。人懐っこいらしく、しばらくヨットの周りを一緒に泳いでくれた。

他にも泳いでいるブルーペンギンがちらりと見えたが、こちらは立って歩いてくれないとなかなか他の海鳥と識別が難しい。

深く切れ込んだ湾の入り口が見えたら引き返して
 
小さな灯台を見ながら元来た桟橋に戻るまでたっぷり3時間。
今回の旅、本当によく船に乗った。

陸に上がったら海沿いを歩いてイギリス人地区からフランス人地区へ。
 
通りの表示がRdからRueに変わり、フランス語の店もあるけれど
 

かわいらしい建物にさほど違いは感じられず、ガイドブックが言うほど「フランス」は感じられない。
  
 小さな教会を2つ見たら観光は終わりだけれど、静かに暮らすにはとても良さそうな所だ。

 
もう一つの桟橋から砂浜のビーチを見たら
 
ピックアップ場所でしばらく車を待つ。予約しながら来ないお客さんを待って出発が30分ほど遅れたが
  
 
途中のチーズ工場で買い物時間が7分(!)あり
 きれいな緑の山を越えて18時にはクライストチャーチに帰り着いた。

今夜は久しぶりに外で食事。宿から5分ほどの所に小さなベトナム料理屋があったので
  
 チキンフォー、NZ$18。
屋台に毛が生えたような店先で食べるにしては高いけれど、久しぶりの汁麺はおいしかった。


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