Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スコットランド紀行 13 グラスゴーへ

2024-07-02 16:41:14 | ヨーロッパ

5月25日

今日から3日間は単独行動でグラスゴーへ。
ちょうどレンタカー事務所の真ん前にバス停があったので、車の返却をする時に降ろしてもらって無事に2階建てバスに乗ることができた。
 
事前にネットで予約して料金は£9.9。1本前に間に合ってしまったが、問題なく乗せてもらえた。
高速を飛ばして1時間10分。
 
到着したブキャナン・バス・ステーションは大きなターミナルだ。

 出ると周りはオフィスビルの並ぶエリア。
写真ではわからないがこの先は急な下り坂になっていて、下った先が旧市街。

到着したのが11時、宿に荷物を置かせてもらって早速第一の目的地へ移動開始。
歩いて10分弱のSt. Eunochの地下鉄駅へ。
 
グラスゴーの地下鉄は山手線のような環状線1本。内回りか外回りしかないので簡単至極。
1回乗車券は£1.8、一日乗車券が£4.3。
 
ホームに降りて列車が来ると「ちっちゃ!」
 
背が低くて男性はかがまないと入り口で頭をぶつける。乗り込んでも真ん中でないと背の高い人はまっすぐ立てないほど。車内は大江戸線より狭いが頻繁に来るので便利だ。

 
Kelvinhall駅で降りて少し歩くと目的のケルビングローブ博物館が見えた。

が、その前に腹ごしらえ、とすぐお向かいにある Mother India Cafe へ。
  
落ち着いた店内でまずは水を所望。スコットランドでは日本同様、どこでもただで水道水を持って来てくれるのでありがたい。
 カレーは本日のメニューから仔羊とリーク。
グラスゴーはカレー屋が多いことで有名で、中でもMother Indiaは老舗らしく、ここはその系列店。辛さもほどよく、チャパティ、ラッシーも頼んで£16。

 お腹を満たしたらいざ、博物館へ。
 
こちらは入場無料、入り口を入るといきなり豪華なロビーでちょうどパイプオルガンの演奏中。
しばらく拝聴させていただいたが、演奏会はともかく、博物館でパイプオルガンは初めてだ。

館内は博物館ウィングと美術館ウィングに分かれていて、まずは美術館サイドへ。
 
スコットランド人作家の絵が並ぶ中、19世紀末の日本ブームの作品も面白いが、突き当りにやっとお目当てが。

マッキントッシュとグラスゴー・スタイルの部屋。
  
  
チャールズ・レニー・マッキントッシュはグラスゴー出身の建築家。20世紀の初め、アール・ヌーボーの時代に活躍した人だが、アール・デコに近いデザインを昔ロンドンのV&A美術館で見て気に入り、だからその作品の多いグラスゴーにぜひ来たかったのだ。

この部屋の展示は家具が多いが、グラスゴー・スタイルの解説がくわしくて、マッキントッシュの建築を飾るフリースは奥さんのマーガレットが担当していたと初めて知る。
 
 
この奥さんとその妹もすごい才能の持ち主だったらしい。

マッキントッシュをじっくり勉強したら、後は広い博物館内をざっと。
  
 面白そうなものはなんでも集めてみました、という雑多さがいかにも古い博物館らしく
 
中でこの太陽系模型が面白いが、1833年にこれを作ったJohn Fultonは13歳で学校をやめた靴屋だったとか。

 しかしこれは、う~ん、よくわからん。


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2 コメント

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奥さんの絵 (また忘れました)
2024-07-04 11:39:33
お久しぶりです。読み逃げしていたら、また名前忘れちゃいました。
マーガレットさんの絵、ちょっとピアズリーのような絵で印象的ですね!この場合のフリースとは、壁紙でない、どんな意味なのでしょうか?
返信する
ライラック様(ですよね?) (Lunta)
2024-07-04 21:20:43
マーガレット・マッキントッシュの絵、確かにちょっとビアズリーに似ているかもしれません。19世紀末~20世紀初めのアール・ヌーボーです。
フリース(フリーズ)は壁の上部、天井の下の飾りです。日本語では帯状装飾と呼ぶようです。
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