Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スリランカ再訪 9 ヌワラエリア

2011-06-28 18:25:07 | 南アジア
5月2日

後ろ髪ひかれつつ雨の Tea Factory を後にしてヌワラエリアの町に入る。

この町は植民地時代、イギリス人が避暑地として贔屓にしたところ。
だから町の真ん中に大きなゴルフコースがあったり
 グランド・ホテルというここはヨーロッパかと見まごうばかりの建物があったりで、雰囲気は軽井沢に良く似ている。
  
時計台のついた郵便局がかわいらしく、その隣の建物もかわいいがこれはなんと警察関係。

  
メインストリートはこんなもんで
 スーパーの建物には1894年の年号が。

町を出ると周りの景色はすべて茶畑。
  
元はどのような植生だったのか、よくぞここまでというほどどの山もすべて茶の木で覆われている。
まったくイギリス人のやることは徹底している。

どの畑にも茶摘の姿が見られ
  
葉先を摘んだら頭にかけた袋に入れて、それが一杯になったら籠に移し変える。
 この怖そうなおじさんは監督さん。
広大な畑のどこを摘むか、管理・指示するのだそうだ。
畑は見るからに急勾配、雨の中でも続く作業はかなりの重労働だそうだ。

霧にかすむ茶畑を見ながら峠を一つ越えると道路脇に野菜の屋台が並びだす。
 標高2000メートル前後のこのあたりでは高原野菜がよくできるらしく
  
並ぶ野菜のおいしそうなこと。
 ねぎと大根を盛大に並べたところもあって、丸かじりしたい!

峠からちょっと下ったところにあるのは大きな紅茶工場。
  
マクウッド社のラブーケリー工場は1841年創業、スリランカで一番古い紅茶工場なんだそうだ。
 周りの景色はもちろんマクウッド社の茶畑。

受付でお願いすると工場見学の案内人がつく。
 写真を撮るときだけは愛想の良かったお姉さんのぞんざいな案内で
  
えらくがらんとした工場内部を見学。
  
紅茶の袋が積みあがっていたし、背中に山のような茶葉を積んで運び入れる人たちがいたからいまだ操業中ではあるようだが、4階建ての建物のうち工場は2階まで、上の階は現在レストランに改装中だそうだ。

 工場見学が終わったらもちろん売店でお買物。
 その隣にはティールームがあって
  
巨大なポットでここの紅茶をいただく。
この紅茶は無料のサービス。冷めると渋みが出るけれど、コクがあっておいしかった。

この後は来た山道をキャンディ近郊まで戻り、そこから進路を西にとって海岸まで。
ヌワラエリアではフリースが必要だったが、下界へ降りればまた汗の流れる暑さ。
標高の差ってすごい。


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3 コメント

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Unknown (miriyun)
2011-06-29 06:43:17
茶畑って、かなり高地なんですね。
写真を撮るときだけは愛想の良かったお姉さんのぞんざいな案内で・・・、そうですか、案内ってあまり丁寧にできる人っていないですね~!
 言葉が不自由でなければ日本人の場合かなり至れり尽くせりの案内ができますよね。
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Unknown (yokocan21)
2011-06-29 17:01:53
お久しぶりです!
憧れのヌワラエリアです。その響きが何とも艶やかというか。紅茶好きは一度は訪れてみたい場所。
でも、有名産地だけあって、銃を持った監督さんがいるのですね。のんびりしたトルコの茶畑とはえらい違いです。(比べる方がおかしいですけど)
地元の人が苦労して摘み取った葉は、殆ど輸出用な気がしますが...。現地の人も味わってらっしゃるのでしょうか。

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Unknown (lunta)
2011-06-30 00:05:59
miriyun 様、

やはりどこかでぞんざいな案内人に当たりましたか(笑)。毎日同じことを言わなければならないとなるといい加減になってしまうのもわからなくはないのですが。
インドのダージリンも中国の雲南も、お茶の良いものは標高が高くて霧がよく出るところがいいものができるみたいですね。日本の茶どころは必ずしも標高が高いわけではないようですが。


yokocan 様、

本当にお久しぶりです!
茶畑の監督さん、写真が紛らわしいのですが持っているのはただの棒なんで安心してくださいね(笑)。摘み取った後のお茶の木の高さなどを見るために持っているようでした。
産地はどこも同じようですが、最高級の茶葉はやはりヨーロッパや日本に高い値段で売られる様子。現地の人が一番良く飲んでいるのはインドと同じくダストティーを煮出したミルクティーでした。
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