4月14日
せんべい布団を3枚重ね、隣室のおじさんのいびきを聞きながら眠った翌朝、起き抜けに個室風呂をいただきに行って、表に出ると社長が「朝ご飯」と袋を渡してくれた。
「ございます」の紅茶はどこから来たのだろう。
WiFiの良く入るフロントに行くときれいな緑のオウムがいて、これは宿の娘がかわいがっている。
ここには人懐っこい猫もうろうろしていて、まるで友達のうちに遊びに来たみたいにまったりしてしまう。
チェックアウトのお昼まで時間がたっぷりあるので、宿の周辺の散歩にでかける。
この宿の敷地はすごく広くて、裏の方にはアヒルもいる蓮池があるし
和室の本館の他にもベッドに浴室の付いた部屋もかなりの数がありそうだ。
集落へ向かう道から山の方に上がる細い道が分かれていたのでそちらに行ってみると
ぐんぐん上がって、向かい側の宿が下に見えてきた。他には建物などまったくなく、この景色を見れば猿が出るのも当たり前と納得する。
道には花がたくさん落ちているので、どんな木に咲いているのかと見上げると
鳥かと見まごうばかりに大きな蝶。
他にも周り中いろいろな種類の蝶がひらひらしていて
好きな人には天国じゃないだろうか。
散歩の汗をまた露天で流させてもらって、最後まで紅葉温泉を堪能。
ここは本当に忘れがたい宿になった。
12時きっかりに昨日の運転手さんが来てくれて、駅に行く前にまずは瑞穂の集落までお願いする。
寄り道したのはいつも温泉情報をいただいている温泉逍遥さんのブログで紹介されていた「瑞雄温泉」。
ここの個室風呂が良いとのことだったので、ちょっとけばい女将に300元を支払って案内を乞うと
気持ちよさそうなウッドデッキや空っぽの大きな浴槽の横を抜け
こちらの個室へ。
入ってすぐのきれいな更衣室には鏡台にドライヤー、水とタオルも用意され
感じのいいご主人も登場してお風呂やサンルーフの説明をしてくれた。
ここのお湯は瑞穂温泉と同じ鉄分の多い黄金色だが、金気はほとんどなく、なめると塩気を感じる。湯温は40℃ほどで、やっぱり裸で入れるのが気持ちいい。
この温泉に浸かりながら、台東の市場で買ってきたおこわで昼ごはん。
鶏肉の入ったおこわの上には卵黄と椎茸が乗り、裏には竹が貼りついているが、この中にはタロイモのちょっと甘いペーストが入っていてこれがおいしい。3つで90元、丸一日経っていたが、問題なく食べられて一安心。
気持ちのいいお湯を堪能して個室を出ると、正面に宿泊棟の大きな窓が見える。
ここはきれいだし、お湯もいいし、運転手さんは「ここは高い」と言っていたけれど、湯治宿のようなところが苦手な人にはいいんじゃないだろうか。
運転手氏と約束した2時にはまだちょっとあるので、フロントに荷物を置かせてもらって周辺を軽く散策。
この奥には紅葉温泉があるだけなので車もろくに通らない静かな集落。
こののどかさがいいではないか。
またきっちり時間通りに来てくれたタクシーで瑞穂駅に向かうと、駅の近くには台湾資本のチェーンが巨大なリゾートホテルを建設中。
駅のお色直しもこのためかもしれず、街が活性化するのはいいかもしれないが、温泉の量などは足りるのだろうか。
奥の温泉郷には変わらないでもらいたい。
駅に到着すると、「こちらの方にはエレベーターがあるから」と裏側で降ろしてくれた運転手さん。最後まで本当に気の利く方。
こちら側にあった案内看板が面白くて、元々原住民に「水尾(みずお)」と呼ばれていた地名が日本人によって「瑞穂(みずほ)」と改名され、その漢字が今は「ルイスイ」と中国語読みされているのがわかる。
エレベーターで改札のある地下に降りたら、列車の時間までまた少しあるので大きな荷物は置きっぱなしにしてまた外へ。
昨日降りた正面からまっすぐ歩くと一番賑やからしい国道に出る。
ここにある涂媽媽肉粽店がおいしいとの情報があったので、一つ購入、35元。
作っているのは一種類だけ、包んでいるところを見ていたら蒸す前のおこわを味見させてくれた。ここの粽は炊いた糯米をさらに蒸しているらしい。
買った粽は翌朝の朝食にいただいたが、大きな豚肉がゴロンと入っていて豪快。糯米はしっかり固めで、やっぱり蒸し上げた後の方がおいしい。
駅に戻り、時間になって改札に上がるとホームのベンチがかわいい。
瑞穂は牧場でも有名なので牛柄。そう言えば瑞穂牛乳を飲みそびれた。
やがてやってきたのは特急のプユマ号。
この列車だけは2週間前にオンラインで予約をしておいたのだが、車内は案の定満席。
窓側席が取れなかったのは残念だが、花蓮から先は以前にも乗ったことがある。
3時間の乗車で台北に到着した。
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せんべい布団を3枚重ね、隣室のおじさんのいびきを聞きながら眠った翌朝、起き抜けに個室風呂をいただきに行って、表に出ると社長が「朝ご飯」と袋を渡してくれた。
「ございます」の紅茶はどこから来たのだろう。
WiFiの良く入るフロントに行くときれいな緑のオウムがいて、これは宿の娘がかわいがっている。
ここには人懐っこい猫もうろうろしていて、まるで友達のうちに遊びに来たみたいにまったりしてしまう。
チェックアウトのお昼まで時間がたっぷりあるので、宿の周辺の散歩にでかける。
この宿の敷地はすごく広くて、裏の方にはアヒルもいる蓮池があるし
和室の本館の他にもベッドに浴室の付いた部屋もかなりの数がありそうだ。
集落へ向かう道から山の方に上がる細い道が分かれていたのでそちらに行ってみると
ぐんぐん上がって、向かい側の宿が下に見えてきた。他には建物などまったくなく、この景色を見れば猿が出るのも当たり前と納得する。
道には花がたくさん落ちているので、どんな木に咲いているのかと見上げると
鳥かと見まごうばかりに大きな蝶。
他にも周り中いろいろな種類の蝶がひらひらしていて
好きな人には天国じゃないだろうか。
散歩の汗をまた露天で流させてもらって、最後まで紅葉温泉を堪能。
ここは本当に忘れがたい宿になった。
12時きっかりに昨日の運転手さんが来てくれて、駅に行く前にまずは瑞穂の集落までお願いする。
寄り道したのはいつも温泉情報をいただいている温泉逍遥さんのブログで紹介されていた「瑞雄温泉」。
ここの個室風呂が良いとのことだったので、ちょっとけばい女将に300元を支払って案内を乞うと
気持ちよさそうなウッドデッキや空っぽの大きな浴槽の横を抜け
こちらの個室へ。
入ってすぐのきれいな更衣室には鏡台にドライヤー、水とタオルも用意され
感じのいいご主人も登場してお風呂やサンルーフの説明をしてくれた。
ここのお湯は瑞穂温泉と同じ鉄分の多い黄金色だが、金気はほとんどなく、なめると塩気を感じる。湯温は40℃ほどで、やっぱり裸で入れるのが気持ちいい。
この温泉に浸かりながら、台東の市場で買ってきたおこわで昼ごはん。
鶏肉の入ったおこわの上には卵黄と椎茸が乗り、裏には竹が貼りついているが、この中にはタロイモのちょっと甘いペーストが入っていてこれがおいしい。3つで90元、丸一日経っていたが、問題なく食べられて一安心。
気持ちのいいお湯を堪能して個室を出ると、正面に宿泊棟の大きな窓が見える。
ここはきれいだし、お湯もいいし、運転手さんは「ここは高い」と言っていたけれど、湯治宿のようなところが苦手な人にはいいんじゃないだろうか。
運転手氏と約束した2時にはまだちょっとあるので、フロントに荷物を置かせてもらって周辺を軽く散策。
この奥には紅葉温泉があるだけなので車もろくに通らない静かな集落。
こののどかさがいいではないか。
またきっちり時間通りに来てくれたタクシーで瑞穂駅に向かうと、駅の近くには台湾資本のチェーンが巨大なリゾートホテルを建設中。
駅のお色直しもこのためかもしれず、街が活性化するのはいいかもしれないが、温泉の量などは足りるのだろうか。
奥の温泉郷には変わらないでもらいたい。
駅に到着すると、「こちらの方にはエレベーターがあるから」と裏側で降ろしてくれた運転手さん。最後まで本当に気の利く方。
こちら側にあった案内看板が面白くて、元々原住民に「水尾(みずお)」と呼ばれていた地名が日本人によって「瑞穂(みずほ)」と改名され、その漢字が今は「ルイスイ」と中国語読みされているのがわかる。
エレベーターで改札のある地下に降りたら、列車の時間までまた少しあるので大きな荷物は置きっぱなしにしてまた外へ。
昨日降りた正面からまっすぐ歩くと一番賑やからしい国道に出る。
ここにある涂媽媽肉粽店がおいしいとの情報があったので、一つ購入、35元。
作っているのは一種類だけ、包んでいるところを見ていたら蒸す前のおこわを味見させてくれた。ここの粽は炊いた糯米をさらに蒸しているらしい。
買った粽は翌朝の朝食にいただいたが、大きな豚肉がゴロンと入っていて豪快。糯米はしっかり固めで、やっぱり蒸し上げた後の方がおいしい。
駅に戻り、時間になって改札に上がるとホームのベンチがかわいい。
瑞穂は牧場でも有名なので牛柄。そう言えば瑞穂牛乳を飲みそびれた。
やがてやってきたのは特急のプユマ号。
この列車だけは2週間前にオンラインで予約をしておいたのだが、車内は案の定満席。
窓側席が取れなかったのは残念だが、花蓮から先は以前にも乗ったことがある。
3時間の乗車で台北に到着した。
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