Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

17年台湾縦断 11 台東

2017-06-02 20:05:43 | 東アジア
4月12日 続き

金崙の町を出たバスは急カーブをいくつも曲がりながら海岸線の高い所を走る。
 
天気が良ければさぞや、と言う景色だが、道路工事がガンガン進行中なので、じきに道ももっとよくなるだろう。

やがて山道を降りて狭いながらも平地に出ると、周りは果樹園が続く。
 
ここいらへんは釈迦頭の産地、道路脇には農家の直売所などもたくさんあって、バスでなければ買えるのに。

 やがて今朝通った知本の外温泉を通り過ぎ
 1時間ちょっとで台東のバスターミナルに到着。

また降りだした雨の中を歩いて7,8分。今夜の宿、鴻端軽旅 Home Rest Hotel に到着。
 
チェックインの時にいたお姉さん一人を除いては英語も通じないし、小さな窓の向こうはまた壁で部屋は暗いが、どこも清潔で設備に不足なし。これで1280元(約4800円)なのだから文句はない。

中途半端な時間だけれど、お昼が軽かったので小腹が空いた。
おやつを食べようと早速外へ出る。
 典型的な台湾の地方都市という街並み、車もあまり通らなくてちょっと寂しい中を、宿でもらったグルメマップを頼りに近くの店へ。

老東台は米苔目(ミータイム―)という米麺の有名店。
 
B級食堂をイメージしていたら大きくてきれいな店なので驚いたが、お店のお姉さんは外国人にもとても親切。
 米苔目は丸くてツルツルした麺で、細かく切れているのでレンゲで食べる。スープはかつお出汁で上にもかつお節がたっぷり。奥の黄色い皿は金針の甘酢和えで生姜とにんにくが効いている。
どちらもさっぱりとおいしくいただいたが、おやつというにはボリュームがありすぎた。

食後は街の見学に歩き出して
 まずは中央市場にやってきたが、午後の遅い時間では外側の店ぐらいしか開いていない。

さらに行くと先ほど着いたバスターミナルの奥に今は使われなくなった旧台東駅のプラットフォームが残されている。
  
 
ここは現在は台東鉄道芸術村と称していて
 防空壕の上まで芸術(?)しているが
 
おそらくは高雄の駁二芸術特区を狙っているだろうしゃれた建物の中はからっぽで、人の気配もない。
 その先の鐡花村も原住民の手造り品を売っているとのことだったが、屋台のような店がいくつかあるだけで見る物もなく、ちょっとがっかり。

他には見るところもないので、町を突っ切って海浜公園へ。
 
海岸沿いにはきれいな遊歩道が整備されているが、やはり曇天では楽しくない。
天気のいい日に来たら台東のイメージもずいぶん違うだろう。

この後はホテルに戻って暗くなるまで休憩していたが、夜になっても食事をするほどはお腹が空かない。
そこでまたグルメマップに従って湯圓のお店へ。
 
予想に反してこちらこそ屋台だったが、白玉や豆がたくさん入ったかき氷で今夜はもう十分。

小さな台東の街は夜もやっぱり静かだけれど、もう少し何かないかと歩いてみるとなにやら明るいお宮があった。
 
このお宮が近づいてみるとさらにすごくて
 額縁のように区切られた一つ一つに極彩色の人形たちがいて、しかもこれがクルクル回っている。 
 向かいの舞台ではいかにもローカルな大衆劇のようなものをやっていて、しかし観客はほとんどいなくてなんともわびしい。
なんだかすごいものを見たという感じ。

さらに歩くと静かな台東の町には小さなお宮というか祠がいっぱいあって
  
なにかお祀りをしているところもある。
 
この日はあちこちの店先にお供え物が置かれ、紙のお札が燃やされていたので、何かの祭日だったのかもしれない。


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コメント (2)
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