8月24日
異変は夜中に起きた。
目を覚ますと急激な腹痛。
それからは1時間と空けずにトイレへ通う羽目になり、レーに戻って来てからでよかった、と心から思うが、それにしても何が悪かったのか。
ボリウッドスターも泊まったパンゴンツォ一のホテルのお昼か、レーでも評判のレストランのディナーか。
朝になってようやくトイレ通いはおさまったが、とても食事はできない。
最後の朝はきれいなお姉さんのいるフレンチ・ベーカリーへ行こうと思っていたのに。と涙を呑んでいつものネパール人のおじさんにお茶だけ出してもらう。
のんびり荷造りを終えて、一緒にヌブラとパンゴンツォへ行ったおじさまと時間通りに来てくれた迎えの車に。
別のゲストハウスでもう一人女の子を拾って、さあ、あと少しで空港に着く、と言うところで女の子が「宿に携帯を忘れた」と言い始めた。
飛行機の時間までまだ余裕はあるから、と宿に戻ると気を利かせて旅行会社の人にもう渡したと言う。
そこで今度は街中の旅行会社まで戻るとこちらには誰もいない。
携帯を忘れた子はパニクっているし、さすがにもう空港へ急がないと飛行機に乗り遅れる、とあせったところでようやく旅行会社の人と連絡が取れ、携帯を持って空港の入り口で待っているというので再び空港へ。
空港ゲートで無事携帯を受け取り、「急げばまだ大丈夫ですから」と言う言葉に送られて空港内に入ると、「飛行機にはもう遅いんじゃないの」と検問のお兄さん。
「いやいや、まだ大丈夫でしょ」と荷物をX線に通そうとすると係りのおじさんは通してくれない。
ロビーにももう誰もいなくて、おかしいと思いつつエア・インディアのカウンターに行くと責任者とおぼしきおじさんが怖い顔で「出発は10時20分、飛行機のエンジンはもう始動している」って、なに~。
この時、時計は10時15分、しかし我々のチケットには11時15分発とあったし、前日にこちらの旅行会社で時間変更はないと聞かされたばかり。
「そんな変更は聞いてない!これに乗れないと困るんだ!」と文字通り声を大にして言い張ると、「時間変更は何度も電話で連絡しようとした、旅行会社にも連絡した」って嘘つけ。
しかし今日のデリー行きはこれが最終、携帯を忘れた女の子は今夜の飛行機で日本へ帰るので「とにかくこれに乗れないと困る、乗せてくれ」と押しまくると、「ちょっと待ってろ」と責任者のおじさんがオフィスに引っ込んだ。
これは脈あり、とこちらは内心ほくそえんだが、携帯を忘れた子は「私のせいで~、え~ん」と声をあげて泣き始めた。
すると周りにいたインド人のおじさんたち、「泣いちゃだめだよ~」と困り顔になって、泣いている本人には悪いがちょっとおもしろかった。
やがてエア・インディアのおじさんが「急げ、走れ」とチェックインをさせてくれて、それでもこんな時だけくそまじめにチェックしようとするセキュリティもせかしてくれて、バスに乗る時には「良い旅を」「ありがとう!」とお互いににっこり。
おかげで出発を20分ほど遅らせてしまったが、なんとか予定の飛行機に乗ることができて、ようやくほっ。
しかしこれ、日本だったら絶対にアウトだったろう。今回ばかりはインドのアバウトさに助けられた。
1時間の機内ではサンドイッチを出されたが中身を見ることもなくお水だけいただいて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/7b/2038719808912d81d4577b8edf3ca59f.jpg)
大きなビルなど見えだしたらエア・インディアだらけのデリー空港に無事到着。
空港からは手配しておいた車に乗って、30分ほどで今夜のホテル、Amarya Villa へ。
南デリーの大通りに面しているが、一般住居のような門に控えめなプレートがかかっているだけなので、これはホテルの送迎を頼んでおいてよかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1f/5c5461b98711d890c29b384502b9b398.jpg)
門からちょっと長いアプローチを通って屋内に入ると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/61/86ad45c3ad8a7bd4b985930563f551fa.jpg)
なんとも華やかなロビー。
出迎えてくれた女性はアッサムかアルナチャールの方の人だろうか、我々と同じような顔だちでてきぱきとチェックインしてくれる。
通された部屋はこのロビーの奥。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/5f/5bc0ccc2ea0f44fb37713c4a9c4c510a.jpg)
とても小さな部屋だがかわいらしい内装と色使いで狭さをカバーしていて、このホテルのオーナーはフランス人だそうだがインテリアの勉強になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/28/239d78d13adca09a8cd376ece7c013b8.jpg)
バスルームも小さいがもちろん清潔で、部屋には虫よけクリームやローカル用携帯まで備わっているのに感心する。
この部屋にあと冷蔵庫と湯沸かしさえあれば完全だったのにな。
荷物を置いたところで、今夜インドを発つ女の子とこのホテルのダイニング・ルームでお昼を食べることにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/9d/ff14f80b3ba51cf6461c8d9d29e048f0.jpg)
こちらはシンプルで落ち着いたインテリア。
ようやくお腹が落ち着いてきたところだったので大事を取って野菜スープをお願いしたが、これが優しい味でとてもおいしい。
連れも昨夜から同じ症状だったらしいが、がっつりとタンダーリ・チキンのサラダを食べて、これもおいしかったらしい。
食後は部屋でお願いしてあったマッサージを1時間。
おばちゃんはいいオイルを使っているようで何ともいい香り。
ラダックとはまた別の世界にやって来たことを実感する。
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異変は夜中に起きた。
目を覚ますと急激な腹痛。
それからは1時間と空けずにトイレへ通う羽目になり、レーに戻って来てからでよかった、と心から思うが、それにしても何が悪かったのか。
ボリウッドスターも泊まったパンゴンツォ一のホテルのお昼か、レーでも評判のレストランのディナーか。
朝になってようやくトイレ通いはおさまったが、とても食事はできない。
最後の朝はきれいなお姉さんのいるフレンチ・ベーカリーへ行こうと思っていたのに。と涙を呑んでいつものネパール人のおじさんにお茶だけ出してもらう。
のんびり荷造りを終えて、一緒にヌブラとパンゴンツォへ行ったおじさまと時間通りに来てくれた迎えの車に。
別のゲストハウスでもう一人女の子を拾って、さあ、あと少しで空港に着く、と言うところで女の子が「宿に携帯を忘れた」と言い始めた。
飛行機の時間までまだ余裕はあるから、と宿に戻ると気を利かせて旅行会社の人にもう渡したと言う。
そこで今度は街中の旅行会社まで戻るとこちらには誰もいない。
携帯を忘れた子はパニクっているし、さすがにもう空港へ急がないと飛行機に乗り遅れる、とあせったところでようやく旅行会社の人と連絡が取れ、携帯を持って空港の入り口で待っているというので再び空港へ。
空港ゲートで無事携帯を受け取り、「急げばまだ大丈夫ですから」と言う言葉に送られて空港内に入ると、「飛行機にはもう遅いんじゃないの」と検問のお兄さん。
「いやいや、まだ大丈夫でしょ」と荷物をX線に通そうとすると係りのおじさんは通してくれない。
ロビーにももう誰もいなくて、おかしいと思いつつエア・インディアのカウンターに行くと責任者とおぼしきおじさんが怖い顔で「出発は10時20分、飛行機のエンジンはもう始動している」って、なに~。
この時、時計は10時15分、しかし我々のチケットには11時15分発とあったし、前日にこちらの旅行会社で時間変更はないと聞かされたばかり。
「そんな変更は聞いてない!これに乗れないと困るんだ!」と文字通り声を大にして言い張ると、「時間変更は何度も電話で連絡しようとした、旅行会社にも連絡した」って嘘つけ。
しかし今日のデリー行きはこれが最終、携帯を忘れた女の子は今夜の飛行機で日本へ帰るので「とにかくこれに乗れないと困る、乗せてくれ」と押しまくると、「ちょっと待ってろ」と責任者のおじさんがオフィスに引っ込んだ。
これは脈あり、とこちらは内心ほくそえんだが、携帯を忘れた子は「私のせいで~、え~ん」と声をあげて泣き始めた。
すると周りにいたインド人のおじさんたち、「泣いちゃだめだよ~」と困り顔になって、泣いている本人には悪いがちょっとおもしろかった。
やがてエア・インディアのおじさんが「急げ、走れ」とチェックインをさせてくれて、それでもこんな時だけくそまじめにチェックしようとするセキュリティもせかしてくれて、バスに乗る時には「良い旅を」「ありがとう!」とお互いににっこり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/99/bf83e306ce0267e4f809a37034db3779.jpg)
しかしこれ、日本だったら絶対にアウトだったろう。今回ばかりはインドのアバウトさに助けられた。
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大きなビルなど見えだしたらエア・インディアだらけのデリー空港に無事到着。
空港からは手配しておいた車に乗って、30分ほどで今夜のホテル、Amarya Villa へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/a7/0d5acd7efdac2a2dfd0c3d5ecab8cd0c.jpg)
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門からちょっと長いアプローチを通って屋内に入ると
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なんとも華やかなロビー。
出迎えてくれた女性はアッサムかアルナチャールの方の人だろうか、我々と同じような顔だちでてきぱきとチェックインしてくれる。
通された部屋はこのロビーの奥。
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とても小さな部屋だがかわいらしい内装と色使いで狭さをカバーしていて、このホテルのオーナーはフランス人だそうだがインテリアの勉強になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/37/5f9a017029162e31965b67ad4db83e74.jpg)
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バスルームも小さいがもちろん清潔で、部屋には虫よけクリームやローカル用携帯まで備わっているのに感心する。
この部屋にあと冷蔵庫と湯沸かしさえあれば完全だったのにな。
荷物を置いたところで、今夜インドを発つ女の子とこのホテルのダイニング・ルームでお昼を食べることにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/6f/366c6575140513dfbf0bd247fb9919db.jpg)
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こちらはシンプルで落ち着いたインテリア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/15/06ee66df4b39b100e6705a01d4724d93.jpg)
連れも昨夜から同じ症状だったらしいが、がっつりとタンダーリ・チキンのサラダを食べて、これもおいしかったらしい。
食後は部屋でお願いしてあったマッサージを1時間。
おばちゃんはいいオイルを使っているようで何ともいい香り。
ラダックとはまた別の世界にやって来たことを実感する。
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