Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ラダック再訪 13 パンゴンツォ

2015-10-05 21:46:11 | チベット文化圏
8月22日

早朝5時に起きて本日の朝ご飯。
 パンはムスリム・ベーカリーのもので、ちょっと乾燥してしまったがドーナッツ型の物は粉の味が良くておいしい。チーズはきれいなお姉さんのいるフレンチ・ベーカリーで買ったヤクのチーズ。これが濃厚でうま~い。 

ヌブラからレーに一度戻ってきたが、今度はレーの東、チベットとの国境にまたがるパンゴンツォという湖へ行く。
メンバーはヌブラから3人が抜けて6人のはずだったのだが、昨日の峠越えで具合の悪くなった若いカップルが抜けて4人となったので6時に車2台で出発。

 まずは初日に行ったへミス僧院への谷の入り口へ。
 
ここから北へ上がる道に入ったところにチェックポストがあり、道路脇の食堂の名前は早くも「パンゴン」。

 すぐに見えてくるのはチェムレ・ゴンパ。
ここも17世紀に建てられた古い僧院でティクセのように印象的な姿だが、本日は遠くから眺めるだけ。

この僧院の下に広がっているのがシャクティ谷で、緑の村がずっと奥までつながっている。
 
裕福な村らしく家々は立派で、刈り入れ間近の畑のパッチワークが美しい。

 
すっかり慣れたドライバー氏と遊びながら標高を上げ、
 
さらにぐんぐん上がって行く。

ヌブラでは連日いい天気だったが、今日はあいにくの曇り空。
 だから標高があがると道は雲の中に突っ込んで行き
  
チャン・ラの峠も霧の中。標識には5360mとあるが、手元の高度計では5200mほどとカルドゥン・ラと同じぐらい。しかしここは寒くて
  
レストハウスの熱いチャイがなによりのご馳走。

ここから今度はひたすら山を下って行くと
 
やがてヤクが現れ、そのうち馬や羊の放牧にもでくわす。
 マーモットがたくさんいると言う岩場では道路のすぐ脇に一匹発見。
岩に手なんかかけちゃって、生意気な姿がかわいい。

 やがて荒涼とした岩山の間にちらりと青い水が見えて、これが目指すパンゴンツォ。

12時ちょうどに湖の西の端に着いたが、小雨が降って寒いのでまずは昼食。

この湖は2009年のインド映画「きっと、うまくいく」(原題 3 Idiots)のエンディング・シーンのロケ地として有名になり、インド人が大勢訪れるようになったということで湖畔にはにわか作りのカフェがいっぱい。
  
 
どこも「ランチョ(主人公の名前)カフェ」なのが笑えるが、本日もおなじみのトゥクパ。 
 
食事を終えた頃にようやく青空も見え始めたので、改めてパンゴンツォにご挨拶。
 
 標高4300mにあるこの湖はこの角度から見るとあまり大きく見えないが、東西が113kmもある細長い湖で、その4分の3はチベットにある。

ちなみにこちらが2006年に見たチベット側のパンゴンツォ。
 
 こちらの湖畔には漢族経営の魚料理を出すレストランがあったが、インド側では魚を獲っている様子がないのがおもしろい。

インド側に戻ると、タルチョがかけられている細長く伸びた砂洲が映画のロケが行われたところ。
 
インド人たちが飛んだり跳ねたりして写真を撮っている。

レーから日帰りだとここで引き返すことになるそうだが、我々はまだ先まで行く。

 
宿泊用の常設テントがぎっしり立ち並ぶスパンミク村を過ぎると
  
空はますます晴れ、湖も青さを増してきた。
 水は澄んでとてもきれい。

 
たくさんの山羊とすれ違って、今夜の宿泊地までもうすぐだ。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする