久しぶりに地元、武蔵小山の「衛藤」さんへ。
昨年の地震の直後に初めて使わせていただいて気に入ったものの、なぜかその後すっかりご無沙汰してしまったのだった。
そのわけの一つは人気があって、何度か予約が入らなかったため。
それがこの日は当日のお昼に電話を入れてすんなり席が取れた。
御縁のある時はこんなもの。
掘りごたつ式のテーブルが2つあるきりの小さなお座敷に上がって待つほどもなく。
まずは菊花胡麻豆腐。
結構な大きさの胡麻豆腐に菊の花びらがいっぱい。
蒸されたもち米の上にきれいなグリーンの銀杏。
連れの友人は長年ニューヨークに住んでいたが、セントラルパークの銀杏を拾うのは日本人と韓国人だけだったとか(笑)。
くさいけどこんなにおいしいのにねえ。
次もいかにも秋らしく、鱧と松茸の土瓶蒸し。
スダチをきゅっとしぼるのがたまらない。
お造りはねっとりとした口当たりのヒラメと本マグロ。
あいなめはからりと揚げられていい香り。
冬瓜はトマトと合わせてあるのが珍しく、ちょっと大ぶりな鶏そぼろは香ばしい焼き色がついている。
お食事はきのこたっぷりのさらさら雑炊。
そして最後のデザートは梨のシャーベットとさつまいものきんとん。
連れと二人ともさっぱりとしたシャーベットをお願いしたのだけれど、「一つ間違えてしまいました」ときんとんも持って来てくださったのはもしかしてサービスだったかも?
いつになく残暑の厳しい今年、この日もまだずいぶん暑かったけれど、食事はすっかり秋の装いと味覚。
この季節感が実に日本的でいい。
四季のある国に住んでいる幸せ。
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昨年の地震の直後に初めて使わせていただいて気に入ったものの、なぜかその後すっかりご無沙汰してしまったのだった。
そのわけの一つは人気があって、何度か予約が入らなかったため。
それがこの日は当日のお昼に電話を入れてすんなり席が取れた。
御縁のある時はこんなもの。
掘りごたつ式のテーブルが2つあるきりの小さなお座敷に上がって待つほどもなく。
まずは菊花胡麻豆腐。
結構な大きさの胡麻豆腐に菊の花びらがいっぱい。
蒸されたもち米の上にきれいなグリーンの銀杏。
連れの友人は長年ニューヨークに住んでいたが、セントラルパークの銀杏を拾うのは日本人と韓国人だけだったとか(笑)。
くさいけどこんなにおいしいのにねえ。
次もいかにも秋らしく、鱧と松茸の土瓶蒸し。
スダチをきゅっとしぼるのがたまらない。
お造りはねっとりとした口当たりのヒラメと本マグロ。
あいなめはからりと揚げられていい香り。
冬瓜はトマトと合わせてあるのが珍しく、ちょっと大ぶりな鶏そぼろは香ばしい焼き色がついている。
お食事はきのこたっぷりのさらさら雑炊。
そして最後のデザートは梨のシャーベットとさつまいものきんとん。
連れと二人ともさっぱりとしたシャーベットをお願いしたのだけれど、「一つ間違えてしまいました」ときんとんも持って来てくださったのはもしかしてサービスだったかも?
いつになく残暑の厳しい今年、この日もまだずいぶん暑かったけれど、食事はすっかり秋の装いと味覚。
この季節感が実に日本的でいい。
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