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Epiphone FT-30 Caballero

2016-04-27 19:12:54 | ギター
予告どおり、わが愛機、エピフォンのFT-30です。



60年代のオールドギターですが、特に人気があるモデルでもなく、リペア、改造多数の上コンディションも良く無いので、いわゆるヴィンテージ的な価値は無いと思います。

手が入れられている箇所としては、まずブリッジ交換。本来なら樹脂製の変な色のブリッジが付いてるはずなのですが、ローズウッドのブリッジに交換されています。

それから、ボディサイドにインプットジャック用の穴が開けられています。それを生かすように、買って少ししてから、コンタクトマイクを仕込んでいます。

また、おそらくフレットも交換されていると思います。フレット脇の指板がめくれたような跡があるので、打ち変えられたのでしょう。

さらに、ボディバックの割れを補修してあります。これらは全て、購入時でその状態でした。

ぼくが手に入れてからの補修としては、トップが膨らんでしまって弦高が上がり、演奏に支障が出るほどだったので、サドルを削り、ネック調整とナット調整をしています。しかし、ナットは限界なのか、解放でビビリが生じています。見たところデルリンナットでしょうかね。これはいずれ交換したいです。

そんなこんなで、まあ言ってみればボロギターなんですが、音は良いです。というか、好きなんですよね。木の箱が鳴っている、という感じがすごくします。

ボディが小さく、オールマホガニーなので、はっきり言ってレンジは狭いです。中域に寄ってます。低音がガツンと出るギターではないので、そこは捨てて、フォスファーブロンズのエクストラライトを張り、高音の軽やかさを生かすようにしています。

このギターには随分お世話になったというか、フィンガーピッキングは完全にこのギターに教わりました。軽く弾いても、ちゃんと軽く鳴ってくれるんですよね。反応性が高い。

あと、弾き語りのスタイルもこのギターに作ってもらいましたね。ぼくは声質が眠いというか、通らないというか、まあ要するに発声が下手なんですが。ちょうど、このギターで通ってくる帯域とぶつからないんですね。普通のドレッドノートとかだと、もっと真ん中でヴォーカルを通さなきゃいけないんですけど、このギターの方が楽に歌える気がします。音も小さいし。

持ってるギターの中で、一番向き合ってるギターだと思います。そろそろナットをなんとかしてやらないとな。

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