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気が向いたら書く

アルバート・キングの音

2016-09-19 17:34:05 | ギター


バークレイのストラトが仕上がったのでチョロチョロ弾いてるんですが、2ハムとはいえボディが軽め、ということで、レスポール的な音では無いんですね。ガッツがないというか。

これはむしろフライングV的なんじゃなかろうか?と思い、まあ、そうは言ってもフライングVを弾いたことは無いんですが、とはいえフライングVと言ったらやっぱりアルバートキングだろ、と。

で、アルバート・キングで好きな音は、以前紹介した"Live Wire/Blues Powerです。

このアルバムは、1968年フィルモアウェストでのライブだったかと思いますが、オフィシャル?で1970年のフィルモアイーストの動画がアップされてます。これがまた悶絶するカッコよさ。

Blues Power 9/23/1970

ハッハーと笑いながらイントロ弾いて、


「これがブルースパワーだぜ。お前ら聴いてっか?」


イカしてます(笑)

ホンマもんの黒人ブルースマンって、なんか楽しそうに演奏しますよね。クラプトンやゲイリー・ムーアみたいに苦悶の表情で弾く人っいるのかな?

アルバート・キングは更に続けます。

「誰だってブルースをわかってるんだ」

赤ん坊が、ミルクを欲しがって泣くのもブルース、若い女の子がボーイフレンドと会えなくてイラつくのもブルース。あれ?俺だってここしばらく女日照りだぜ?これもブルースってもんだ。

みたいなことを言って(意訳です)、ってか歌詞なんで歌って、なんですけど。ブルースは特別なものじゃなくて、生活に染み込んでるということなんでしょう。
それから再び、ハッハー!って笑いながら最高のチョーキングを決めたソロに突入するわけです。素晴らしい。

それはともかく、ギターサウンドなんですけど、どうもライブごとにアンプも変えてる、要するにそこにあるアンプを使ってるみたいです。
もう機材うんぬんじゃないんでしょうね、ブルースマンは。BBもそうですが、アコースティックやJCなどのトランジスタアンプも結構使ってたようです。

前出の映像では、フェンダー、シルバーフェイスのスタックアンプっぽいです。ベースマンかと思ったのですが、なんかツマミが多いからDual Showmanなのだろうか?ちょっとよく分かりません。フィルモアウェストの音の方が若干トレブリーな気がします。

ということで、弾いてみたコーナー。

アルバート・キング Blues Power

フェンダー系(ブラックフェイス期のデラリバ?)のモデリングと、スプリングリバーブの組み合わせです。スピーカーはスタックを想定して、ベースマンのに変えました。
このストラトは割とスッキリした音で、太さというか、雑味というか、そんなものにちょっと欠ける気がするので、TS系のブースターを噛ませた方がそれっぽくなるような気もするのですが、とりあえずはアンプ直で。

あと、アルバートキングはピックを使わない指弾きだったのですが、なんでこんなソリッドな音が出るのか不思議です。ぼくには無理でした(笑)

まあでも、やはり機材的な音を似せるより、ニュアンスまでプレイを似せるのが大事ですね(´Д` )
あのチョーキングの雰囲気は相当練習しないと無理そうです…。

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