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現行Fender ストラトを試奏

2018-09-18 19:00:07 | ギター
たまたま行った郊外のショッピングセンターの某楽器店にて、現行のフェンダーストラトを試奏しました。当然新品です。



弾いたのはメキシコ製のPlayer Stratocaster というものです。指板のRを緩くし、太めのフレットで22フレット、リアにもきくトーン配線、そして2点止めのシンクロナイズドトレモロと、よくあるストラトの改良型となっています。今回弾いたのはメイプル指板ですが、ローズウッドは使えないのか、代替としてパーフェローの指板になるようです。最近のローズウッド指板は結構萎えるものが多いのですが、楽器用材としては本当に少なくなってるのでしょうかね。

それはともかく、弾いてみた感じは悪くはないです。フェンダーアンプが無かったのでマーシャルでの試奏だったんですが、特に問題もなく。新品だから当然ですけど。
ただ、Rが緩い指板と、ネックの感じから握り込むのが若干やりづらく、ほんの少しだけナット幅が狭いか、丸さを感じるネックシェイプの方が良いかなあ、と。好みですけど。

店員さんにそんなことを伝えて去ろうとしたら、American Originalだと合うかもしれませんよ、弾いてみますか?と言われたので、せっかくなので弾いてみました。価格は3倍以上するんですけど(笑)。
これはAmerican Vintage、通称アメヴィンシリーズの後継機です。アメヴィンが57年や62年など、特定の年代モデルの再現を目指していたのに対し、アメオリは50年代、60年代、といったアバウトな設定にしつつ、コンパウンドラジアスを採用するなど、現代的なモディファイも施すというコンセプトだそうです。

試奏した60年代モデルは、ローズ指板にアルダーボディ、3プライの11点止めピックガードなどのスペックを持ちつつ、ヘッドのデカールはトランジションロゴ的な大きめのロゴ、だけど65年のそれとは違う感じがあります。ボディは割と重め、たぶん3.8kgくらいあったんじゃないかな。ネックも太くはないですが、やや厚みを感じるシェイプ。全体的にガッチリしてる印象でした。同じホワイトのモデルでしたが、ピックガードがミントグリーンだったり、ヴィンテージな雰囲気を演出しています。



で、これが一音出したら「あー、こっちだ」と思ってしまう音でした。ザラつくというかジャリっとした成分を含んだ、ヴィンテージっぽいイメージの音。これに比べると、Playerストラトはキャラが薄いというか、普通な感じです。アンプの設定もそのままですから、違いがハッキリ分かります。

とはいえ、圧倒的にアメオリが優れてるのかと言われれば、(音以外の部分では)そこまでの差を感じなかったのも事実です。メヒコは塗装は厚そうな感じですが、質感は悪くなく、ぼく程度ならメヒコで充分かなあと思わせました。ピックアップ変えればいい線いくんじゃないだろうか。

そう、ピックアップはメヒコプレイヤーが専用のアルニコ5ピックアップ、アメオリ60sはPure Vintage 65というやつです。今回の二本の差はここが一番大きいのではないかと思いました。

なので、メヒコ製のちゃんとしたストラト(メヒコは合板ボディとかも平気で存在するので)にピックアップ交換でとりあえず満足できそうな気がします(笑)。

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