[11月7日14:00.天候:曇 某県霧生市内市街地(市役所付近)]
リサ・トレヴァー『8番』と『9番』と思しきBOWによってゾンビ化させられたBSAA隊員が攻撃してくる。
持っている銃は狙いを定めず、ただ乱射するだけ。
でも流れ弾には注意だ。
また、装甲車を運転中にゾンビ化したか、高速度で電柱に突っ込む装甲車もあった。
善場:「意外と多いですね、ゾンビ」
隊長:「市街戦を展開していた部隊は全滅したようです」
高橋:「弱ェな、BSAA!」
隊長:「あくまでも我々はバイオテロを鎮圧するのが目的であって、BOWを倒すのが目的ではないのだ」
愛原:「クリス・レッドフィールド氏やジル・バレンタイン氏は?」
隊長:「“オリジナル・イレブン”は格別なのだ!」
愛原:「リサ!『8番』と『9番』はどこだ!?」
『2番』:「臭いが分からない!」
BSAA隊員ゾンビが銃を乱射したり、火炎放射器を乱射したりして、辺りには火薬や焦げ臭い臭いが広がっている。
そのせいで、リサの鼻が利かなくなってしまったのだ。
隊長:「皆さん、目を瞑って耳を塞いで!」
BSAA隊長は閃光手榴弾をゾンビ達に放った。
眩しい閃光と大きな音で耳がキィーンとなる。
目を閉じて耳を塞いでいてもそうなるのだから、そうしていないゾンビ達は右往左往した。
さすがにゾンビ化しても、目がチカチカし、耳はキィーンとなるらしい。
高橋:「死にさらせ、死にぞこない共!」
高橋はゾンビが落としたマシンガンを拾い上げると、それで動きが止まったゾンビ達に乱射した。
絶叫や断末魔を上げてバタバタと倒れるゾンビ達。
これで粗方片付いたかのように思えたが……。
愛原:「うわっ、また来た!」
またもや運転中にゾンビ化したBSAAのトラックが突っ込んで来た。
先ほど突っ込んだ装甲車に思いっ切りぶつかる。
そこから漏れ出した燃料が……。
隊長:「爆発するぞ、逃げろ!!」
愛原:「マジかよ!?」
高橋:「先生、早くこっちへ!」
高橋に引っ張られて、私は地下への階段を転がり落ちた。
と、上から大爆発の音がした。
愛原:「く、崩れたぞ!どうする!?」
『2番』:「ここ、どこ?」
どうやら地下への階段に飛び込んだのは、私と高橋とうちのリサの3人のようだ。
愛原:「ほ、他の皆は!?」
私達は地上に戻ろうとした。
だが、階段の途中にあったシャッターが爆発のショックで閉まってしまった。
それが歪んだか、手で開けようとしても開かない。
真っ暗なので、大山寺探索の時に持って来たマグライトの明かりが頼りだ。
リサは夜目が利くので必要無い。
高橋:「わ、分かりません」
『2番』:「ここ、駅みたいだよ?」
リサが指さした所をライトで照らすと、『霧生電鉄南北線 市役所前駅』と書かれた看板があった。
確か、霧生電鉄の市街地の区間は地下を走るのだったか。
愛原:「市街地の駅なら、他にも出入口があるはずだ。一旦、駅の中に行って、他の出口を探そう」
高橋:「はい!」
私達は階段を下りた。
所々に死屍累々の白骨死体が転がっている。
餓死したゾンビの成れの果てか、或いはゾンビに食い殺された人達の成れの果てか……。
その数の多さからして、やはり市街地が一番被害が大きかったようである。
愛原:「南北線の隣の駅が『五十嵐記念病院前』になってる。多分これは、あの日本アンブレラの五十嵐社長のことだろう」
高橋:「あの大火事起こしてた総合病院っスかね?」
愛原:「多分な」
途中に十字型の路線図があった。
霧生電鉄には南北線と東西線の2つがある。
それが交差する場所が、『霧生中央駅(日本アンブレラ前)』となっていた。
東西線の霞台団地駅と大山寺駅の間には研究所が、市街地には日本アンブレラの支社とか支店でもあったのだろう。
中央駅に副駅名が付けられるほどなのだから、如何にこの町が日本アンブレラの企業城下町だったかということだ。
愛原:「栗原姉妹の家があったというのは、東西線の東端の駅か。駅名が……何か焦げ跡があって見えないぞ」
高橋:「どっちみち、電車では行けないスよね」
愛原:「動いてるわけねーだろ。とにかく、別の出口を探すぞ」
高橋:「はい」
愛原:「リサは辺りを警戒してくれ。どこからBOWが現れるか分からんから」
『2番』:「うん」
とっくに電源の落ちたキップ売り場の券売機の前を通る。
その横には自動改札機があった。
2両~4両編成の電車で運転されるだけのローカル線なのに、随分と駅は近代化されている。
これも日本アンブレラの力によるものなのだろうか。
愛原:「ぅわっ!」
高橋:「わっ!」
『2番』:「なに!?」
私が一番先に驚いた。
いや、びっくりしたのは人がいたからだ。
もちろん、それは生きている人間ではなかったが……。
たまたま私が改札口の方を照らしたら、有人改札口の方に駅員が座っていたのだ。
それは既に白骨化しているが、ちゃんと制服を着ており、制帽まで被っていた。
な、何でこんな状態で死んでるんだ?
他の白骨死体は転がったり、或いは壁を背にしたまま倒れた状態で死んでるのに……。
気になったので近づいてみると、その駅員は右手に改札鋏を持っていた。
そして、左手には定期券サイズのキップを持っている。
愛原:「だ、誰がこんなことをした?!」
恐らくこの駅員も、この近くで死んでいたのだろう。
それを誰かが意図的にこのような状態にしたに違いない。
高橋:「先生、これを!」
高橋がキップを照らした。
そこには赤い文字で『A3出口へ行け 遠藤』と書かれていた。
愛原:「遠藤って……」
『2番』:「『8番』と『9番』の人間だった頃の名字だ。私達を……呼んでるんだよ、あいつら……」
リサが深刻な顔をして言った。
愛原:「……行くか」
高橋:「マジっスか、先生!姉ちゃん達と合流してから行った方が……」
愛原:「もちろん俺と高橋だけならそうする。しかし、こっちにはリサがいる。リサ、『8番』と『9番』相手と戦って勝つ自信あるか?」
リサ:「…………」
リサは肯定も否定もしなかった。
愛原:「マジか」
『2番』:「『8番』と『9番』が別行動してくれてるなら勝てる。だけどあの2人がタッグを組んでいたら……私は勝てても、先生達が危ない」
愛原:「何だ、そんなことか。大丈夫だ。俺達は大丈夫。なあ、高橋?」
高橋:「うっス。まあ、俺達で何とかしましょうや。少なくとも、ここに来ているBSAAはハンターまでしか倒せそうにないみたいっスから」
愛原:「でもリサ、お前が頼りだ。頑張ってくれ」
『2番』:「頑張ったら御褒美にキスしてくれる?」
愛原:「わ、分かった」
するとリサ、少し鼻息を荒くした。
『2番』:「わたし、頑張るね!」
ということで、指定されたA3出口に向かった。
因みに、さっきいた場所はB1出口である。
リサ・トレヴァー『8番』と『9番』と思しきBOWによってゾンビ化させられたBSAA隊員が攻撃してくる。
持っている銃は狙いを定めず、ただ乱射するだけ。
でも流れ弾には注意だ。
また、装甲車を運転中にゾンビ化したか、高速度で電柱に突っ込む装甲車もあった。
善場:「意外と多いですね、ゾンビ」
隊長:「市街戦を展開していた部隊は全滅したようです」
高橋:「弱ェな、BSAA!」
隊長:「あくまでも我々はバイオテロを鎮圧するのが目的であって、BOWを倒すのが目的ではないのだ」
愛原:「クリス・レッドフィールド氏やジル・バレンタイン氏は?」
隊長:「“オリジナル・イレブン”は格別なのだ!」
愛原:「リサ!『8番』と『9番』はどこだ!?」
『2番』:「臭いが分からない!」
BSAA隊員ゾンビが銃を乱射したり、火炎放射器を乱射したりして、辺りには火薬や焦げ臭い臭いが広がっている。
そのせいで、リサの鼻が利かなくなってしまったのだ。
隊長:「皆さん、目を瞑って耳を塞いで!」
BSAA隊長は閃光手榴弾をゾンビ達に放った。
眩しい閃光と大きな音で耳がキィーンとなる。
目を閉じて耳を塞いでいてもそうなるのだから、そうしていないゾンビ達は右往左往した。
さすがにゾンビ化しても、目がチカチカし、耳はキィーンとなるらしい。
高橋:「死にさらせ、死にぞこない共!」
高橋はゾンビが落としたマシンガンを拾い上げると、それで動きが止まったゾンビ達に乱射した。
絶叫や断末魔を上げてバタバタと倒れるゾンビ達。
これで粗方片付いたかのように思えたが……。
愛原:「うわっ、また来た!」
またもや運転中にゾンビ化したBSAAのトラックが突っ込んで来た。
先ほど突っ込んだ装甲車に思いっ切りぶつかる。
そこから漏れ出した燃料が……。
隊長:「爆発するぞ、逃げろ!!」
愛原:「マジかよ!?」
高橋:「先生、早くこっちへ!」
高橋に引っ張られて、私は地下への階段を転がり落ちた。
と、上から大爆発の音がした。
愛原:「く、崩れたぞ!どうする!?」
『2番』:「ここ、どこ?」
どうやら地下への階段に飛び込んだのは、私と高橋とうちのリサの3人のようだ。
愛原:「ほ、他の皆は!?」
私達は地上に戻ろうとした。
だが、階段の途中にあったシャッターが爆発のショックで閉まってしまった。
それが歪んだか、手で開けようとしても開かない。
真っ暗なので、大山寺探索の時に持って来たマグライトの明かりが頼りだ。
リサは夜目が利くので必要無い。
高橋:「わ、分かりません」
『2番』:「ここ、駅みたいだよ?」
リサが指さした所をライトで照らすと、『霧生電鉄南北線 市役所前駅』と書かれた看板があった。
確か、霧生電鉄の市街地の区間は地下を走るのだったか。
愛原:「市街地の駅なら、他にも出入口があるはずだ。一旦、駅の中に行って、他の出口を探そう」
高橋:「はい!」
私達は階段を下りた。
所々に死屍累々の白骨死体が転がっている。
餓死したゾンビの成れの果てか、或いはゾンビに食い殺された人達の成れの果てか……。
その数の多さからして、やはり市街地が一番被害が大きかったようである。
愛原:「南北線の隣の駅が『五十嵐記念病院前』になってる。多分これは、あの日本アンブレラの五十嵐社長のことだろう」
高橋:「あの大火事起こしてた総合病院っスかね?」
愛原:「多分な」
途中に十字型の路線図があった。
霧生電鉄には南北線と東西線の2つがある。
それが交差する場所が、『霧生中央駅(日本アンブレラ前)』となっていた。
東西線の霞台団地駅と大山寺駅の間には研究所が、市街地には日本アンブレラの支社とか支店でもあったのだろう。
中央駅に副駅名が付けられるほどなのだから、如何にこの町が日本アンブレラの企業城下町だったかということだ。
愛原:「栗原姉妹の家があったというのは、東西線の東端の駅か。駅名が……何か焦げ跡があって見えないぞ」
高橋:「どっちみち、電車では行けないスよね」
愛原:「動いてるわけねーだろ。とにかく、別の出口を探すぞ」
高橋:「はい」
愛原:「リサは辺りを警戒してくれ。どこからBOWが現れるか分からんから」
『2番』:「うん」
とっくに電源の落ちたキップ売り場の券売機の前を通る。
その横には自動改札機があった。
2両~4両編成の電車で運転されるだけのローカル線なのに、随分と駅は近代化されている。
これも日本アンブレラの力によるものなのだろうか。
愛原:「ぅわっ!」
高橋:「わっ!」
『2番』:「なに!?」
私が一番先に驚いた。
いや、びっくりしたのは人がいたからだ。
もちろん、それは生きている人間ではなかったが……。
たまたま私が改札口の方を照らしたら、有人改札口の方に駅員が座っていたのだ。
それは既に白骨化しているが、ちゃんと制服を着ており、制帽まで被っていた。
な、何でこんな状態で死んでるんだ?
他の白骨死体は転がったり、或いは壁を背にしたまま倒れた状態で死んでるのに……。
気になったので近づいてみると、その駅員は右手に改札鋏を持っていた。
そして、左手には定期券サイズのキップを持っている。
愛原:「だ、誰がこんなことをした?!」
恐らくこの駅員も、この近くで死んでいたのだろう。
それを誰かが意図的にこのような状態にしたに違いない。
高橋:「先生、これを!」
高橋がキップを照らした。
そこには赤い文字で『A3出口へ行け 遠藤』と書かれていた。
愛原:「遠藤って……」
『2番』:「『8番』と『9番』の人間だった頃の名字だ。私達を……呼んでるんだよ、あいつら……」
リサが深刻な顔をして言った。
愛原:「……行くか」
高橋:「マジっスか、先生!姉ちゃん達と合流してから行った方が……」
愛原:「もちろん俺と高橋だけならそうする。しかし、こっちにはリサがいる。リサ、『8番』と『9番』相手と戦って勝つ自信あるか?」
リサ:「…………」
リサは肯定も否定もしなかった。
愛原:「マジか」
『2番』:「『8番』と『9番』が別行動してくれてるなら勝てる。だけどあの2人がタッグを組んでいたら……私は勝てても、先生達が危ない」
愛原:「何だ、そんなことか。大丈夫だ。俺達は大丈夫。なあ、高橋?」
高橋:「うっス。まあ、俺達で何とかしましょうや。少なくとも、ここに来ているBSAAはハンターまでしか倒せそうにないみたいっスから」
愛原:「でもリサ、お前が頼りだ。頑張ってくれ」
『2番』:「頑張ったら御褒美にキスしてくれる?」
愛原:「わ、分かった」
するとリサ、少し鼻息を荒くした。
『2番』:「わたし、頑張るね!」
ということで、指定されたA3出口に向かった。
因みに、さっきいた場所はB1出口である。
これが“やきそばエクスプレス”増便のお知らせ。
増便というか、コロナ禍以来最初の減便状態というわけだ。
まだ富士宮営業所発の最終便(18時発)が復活してないね。
で、1000円で予約できたのは、ただ単にキャンペーン中なだけのようである。