[3月1日19:00.天候:晴 東京都内某所・某テレビ局 シンディ、敷島孝夫、巡音ルカ]
駅で待ち合わせしたシンディ達は、早速テレビ局に向かった。
ゴールデンでの生放送に出演ということで、敷島の期待も大きかった。
敷島とシンディはプロダクション関係者ということでルカに付いていき、スタジオ裏に控えることが許された。
司会A:「……はい、ではここで本日のゲストをご紹介しちゃいましょう」
司会B:「今度は大丈夫ですか?この前の芸人さんみたいに、寒いギャグばかり飛ばされても困りますよ?」
司会A:「えー、今度はですね、アイドルさんでございます」
司会B:「マジですの!?よくこんな番組に来てもらえましたね?」
司会A:「こんな番組言うなや!……オマエ、腹立つわー」
司会B:「まあまあ、それより早くご紹介しちゃってください」
司会A:「はい、それではこちらに来て頂きましょう!敷島エージェンシーさんからお越し頂きました、いま話題沸騰中のボーカロイド3号機、巡音ルカさんです!どうぞ!」
ルカ、客席やカメラに向かって笑顔を振り撒きながら登場する。
司会B:「何や、機械かい」
司会A:「ゲストに機械言うな!」
ルカ:「ど、どうも、こんばんはー」
司会A:「ボーカロイドさんがゲスト出演して頂いたのは、今日が初めてですね」
ルカ:「巡音ルカです。よろしくお願いします」
司会A:「はい、こちらこそよろしくお願いしますー」
司会B:「で、ゼンマイはどこにあるん?」
司会A:「ゼンマイで動いてるんちゃうわ!いや、こりゃどうもえらいすんまへんねー」
ルカ:「いえ……」
司会A:「えー、巡音ルカさん、ルカさんってお呼びしてよろしいんですか?」
ルカ:「はい」
司会B:「で、持ちネタは何?」
司会A:「芸人ロイドちゃうわ!アイドル言うたやろ!」
ルカ:「持ちネタ……」(首を傾げるルカ)
司会A:「あー、ルカさん、こいつの言うことは全力スルーでええですよ。じゃあ、CMを挟んだ後は、ルカさんにボーカロイドについて色々お聞きしたいと思います」
司会B:「CM、キャンドル・マジック」
司会A:「コマーシャルやわ!何やねん、キャンドル・マジックって!」
CMに入り、その後は別コーナーになる為、一旦ルカはスタジオ裏に戻る。
敷島:「お疲れさん、ルカ」
ルカ:「お疲れさまです」
敷島:「この後、トークをやった後で、新曲披露があるから」
シンディ:「持ち歌って言っても、基本的にどのボーカロイドもカバーできるから、あんまり意味無いよね」
敷島:「まあ、そうなんだけどな。何曲か歌うわけだけど、ルカの持ち歌以外に、ミクの歌ってる歌も歌うからな」
ルカ:「でも、嬉しいです。歌を歌うだけがボーカロイドの使命だと、ずっと思ってました。こうしてテレビ出演して、ラジオにも出演して、喋ることも使命の1つなんだって思うと……」
敷島:「『歌を歌えないボーカロイドはただのガラクタ』だと誰かが言った」
シンディ:「あ、私言ったかも」
前期型のシンディは、ドクター・ウィリーの命令でルカも襲おうとした。
ウィルスに感染して歌唱機能がダウンしたルカに対し、上記の敷島のセリフを言って、ルカを壊そうとしたことがある。
またもやエミリーが駆け付けたのだが、最後までシンディは歌えなくなったルカを罵りながら去っていった。
シンディ:「……あー、思い出した。ゴメン、まだよく謝ってなかったね。このお詫びはきっとするから」
ルカ:「いいんです。当時は本当にそう思ってましたから。社長のおかげです」
ルカはペッドボトルの水を補給した。
車のラジエーターを応用したものだけでは体の冷却が不十分であったため、アリスが開発した新型の冷却器がルカにも取り付けられた。
ただの水だけで、熱を持ったボーカロイドの体を急速冷却できるという優れモノだ。
敷島:「そう言ってもらえると、俺も仕事のしがいがあるな」
敷島、右手を頭にやる。
そこへ番組スタッフがやってきた。
スタッフ:「すいませーん、そろそろ準備の方お願いしますー」
ルカ:「あ、はい!じゃあ、行ってきます」
敷島:「ああ、頑張れよ」
シンディ:「後で土下座でも何でもするから!」
敷島:「お前、本当に反省してるか?」
シンディ:「もちろん」
敷島:「持ち主のアリスに似て来たな、お前」
シンディ:「使用者の社長にも似て来たかもね」
敷島:「そうかぁ?」
ルカ、司会者の芸人コンビや他のゲスト達とも上手くトークを行う。
確かに昔のルカは、ボーカロイドの中で1番コミュニケーション能力が低く、最初は敷島ともあまり喋らなかった。
それが今や……。
鏡音リンやレンのように冗談を言うわけでもなく、MEIKOのように何か含みを持たせたトークをするわけでもない。
しかし、安定したトークを言えるようになったのは敷島の努力の成果と言えよう。
番組プロデューサー(以下、P):「へえ!物珍しさから試しに呼んでみたけど、なかなかイケるねぇ……」
敷島:「あっ、こりゃどうも!」
敷島達の所に番組プロデューサーがやってくる。
番組P:「歌が上手いのは前々からの評判ではあったけど、それ以外のこともできるんだね」
敷島:「そうです。さすがにルカはまだバラエティでギャグとかはできませんが、MCとかはできるようになりました」
番組P:「なるほどなるほど。実は今度、新コーナーを企画してるんだが、そこでまた敷島エージェンシーさんの所のボーカロイドを使わせてもらえないかと思ってね」
敷島:「ありがとうございます!是非、今度打ち合わせを!」
番組P:「うん」
司会A:「それでは準備の方ができたようですので……」
司会B:「荷物の方はまだ纏まってませんけど?」
司会A:「誰も『帰る準備』言うてへんわ!オマエ1人で帰れ!」
ルカ、ワイヤレスマイク片手に新しい持ち曲を披露し、続けてミクと共有の歌を披露した。
ルカ:「もっとずっと♪笑える日が来るように♪流星にお願いしたら♪……」
[同日21:00.同テレビ局・バックヤード 上記メンバーにプラス井辺翔太とMEGAbyte]
井辺:「お疲れさまです。社長」
敷島:「おー、井辺君!」
井辺:「この近くを通りましたもので、お迎えに上がりました」
敷島:「この近く?」
井辺:「はい。今日はMEGAbyte達のPV撮影がありましたので」
敷島:「あー、そっかそっか。で、さっき終わったところだと」
井辺:「そういうことです」
シンディ:「……だってさ。じゃあルカ、乗って」
ルカ:「はい」
井辺が運転してきたミニバンには、既にMEGAbyteが乗っている。
結月ゆかり:「お疲れさまです!ルカ先輩!」
Lily:「お疲れさまです」
未夢:「お疲れさまです」
ルカ:「ありがとう。皆もお疲れさま」
助手席にシンディ、真ん中のシートにルカと敷島が座った。
で、1番後ろにMEGAbyteが3人並んで座る。
井辺:「じゃあ、よろしいでしょうか?」
敷島:「ああ、頼むぞ。井辺リーダー」
敷島はスライドドアを閉めながら答えた。
車が走り出す。
テレビ局の地下駐車場を出る所で、ファン達が出待ちをしていた。
ゆかり:「さすがはルカ先輩です。出待ちのファンの人達がいっぱい!」
Lily:「ていうか、何でシンディの名前も書いてあるわけ?シンディ、何も活動してないでしょ?」
未夢:「シンディさんは『正義のロボットヒーロー』ですからね、エミリーさんと並んで、有名人ですよ」
未夢がおっとりした口調で喋る。
敷島:「まず……井辺君は今後、新しい社員が入社してきたら、プロデューサーとしてはリーダーになるから、肩書きも『リーダー』だ。それとルカもうちの事務所のベテランだからな、固定ファンが数えきれないくらい付いてる。おかげさまで、人間のアイドル並みのギャラを稼ぐことができてるよ。シンディのことは……そうなんだよな。最悪、MEGAbyteより目立ったりしたらマズいよな……」
シンディ、申し訳無さそうに後ろを振り向く。
シンディ:「やっぱり私、しばらく隠れてようか?」
敷島:「いや、それはダメだ。ボカロの護衛は必要だし、だいいち、アリスが許可しない」
シンディ:「困ったわねぇ……」
敷島:「何か対策を考えておかないとなぁ……」
車は首都高湾岸線に入り、一路事務所へと向かった。
駅で待ち合わせしたシンディ達は、早速テレビ局に向かった。
ゴールデンでの生放送に出演ということで、敷島の期待も大きかった。
敷島とシンディはプロダクション関係者ということでルカに付いていき、スタジオ裏に控えることが許された。
司会A:「……はい、ではここで本日のゲストをご紹介しちゃいましょう」
司会B:「今度は大丈夫ですか?この前の芸人さんみたいに、寒いギャグばかり飛ばされても困りますよ?」
司会A:「えー、今度はですね、アイドルさんでございます」
司会B:「マジですの!?よくこんな番組に来てもらえましたね?」
司会A:「こんな番組言うなや!……オマエ、腹立つわー」
司会B:「まあまあ、それより早くご紹介しちゃってください」
司会A:「はい、それではこちらに来て頂きましょう!敷島エージェンシーさんからお越し頂きました、いま話題沸騰中のボーカロイド3号機、巡音ルカさんです!どうぞ!」
ルカ、客席やカメラに向かって笑顔を振り撒きながら登場する。
司会B:「何や、機械かい」
司会A:「ゲストに機械言うな!」
ルカ:「ど、どうも、こんばんはー」
司会A:「ボーカロイドさんがゲスト出演して頂いたのは、今日が初めてですね」
ルカ:「巡音ルカです。よろしくお願いします」
司会A:「はい、こちらこそよろしくお願いしますー」
司会B:「で、ゼンマイはどこにあるん?」
司会A:「ゼンマイで動いてるんちゃうわ!いや、こりゃどうもえらいすんまへんねー」
ルカ:「いえ……」
司会A:「えー、巡音ルカさん、ルカさんってお呼びしてよろしいんですか?」
ルカ:「はい」
司会B:「で、持ちネタは何?」
司会A:「芸人ロイドちゃうわ!アイドル言うたやろ!」
ルカ:「持ちネタ……」(首を傾げるルカ)
司会A:「あー、ルカさん、こいつの言うことは全力スルーでええですよ。じゃあ、CMを挟んだ後は、ルカさんにボーカロイドについて色々お聞きしたいと思います」
司会B:「CM、キャンドル・マジック」
司会A:「コマーシャルやわ!何やねん、キャンドル・マジックって!」
CMに入り、その後は別コーナーになる為、一旦ルカはスタジオ裏に戻る。
敷島:「お疲れさん、ルカ」
ルカ:「お疲れさまです」
敷島:「この後、トークをやった後で、新曲披露があるから」
シンディ:「持ち歌って言っても、基本的にどのボーカロイドもカバーできるから、あんまり意味無いよね」
敷島:「まあ、そうなんだけどな。何曲か歌うわけだけど、ルカの持ち歌以外に、ミクの歌ってる歌も歌うからな」
ルカ:「でも、嬉しいです。歌を歌うだけがボーカロイドの使命だと、ずっと思ってました。こうしてテレビ出演して、ラジオにも出演して、喋ることも使命の1つなんだって思うと……」
敷島:「『歌を歌えないボーカロイドはただのガラクタ』だと誰かが言った」
シンディ:「あ、私言ったかも」
前期型のシンディは、ドクター・ウィリーの命令でルカも襲おうとした。
ウィルスに感染して歌唱機能がダウンしたルカに対し、上記の敷島のセリフを言って、ルカを壊そうとしたことがある。
またもやエミリーが駆け付けたのだが、最後までシンディは歌えなくなったルカを罵りながら去っていった。
シンディ:「……あー、思い出した。ゴメン、まだよく謝ってなかったね。このお詫びはきっとするから」
ルカ:「いいんです。当時は本当にそう思ってましたから。社長のおかげです」
ルカはペッドボトルの水を補給した。
車のラジエーターを応用したものだけでは体の冷却が不十分であったため、アリスが開発した新型の冷却器がルカにも取り付けられた。
ただの水だけで、熱を持ったボーカロイドの体を急速冷却できるという優れモノだ。
敷島:「そう言ってもらえると、俺も仕事のしがいがあるな」
敷島、右手を頭にやる。
そこへ番組スタッフがやってきた。
スタッフ:「すいませーん、そろそろ準備の方お願いしますー」
ルカ:「あ、はい!じゃあ、行ってきます」
敷島:「ああ、頑張れよ」
シンディ:「後で土下座でも何でもするから!」
敷島:「お前、本当に反省してるか?」
シンディ:「もちろん」
敷島:「持ち主のアリスに似て来たな、お前」
シンディ:「使用者の社長にも似て来たかもね」
敷島:「そうかぁ?」
ルカ、司会者の芸人コンビや他のゲスト達とも上手くトークを行う。
確かに昔のルカは、ボーカロイドの中で1番コミュニケーション能力が低く、最初は敷島ともあまり喋らなかった。
それが今や……。
鏡音リンやレンのように冗談を言うわけでもなく、MEIKOのように何か含みを持たせたトークをするわけでもない。
しかし、安定したトークを言えるようになったのは敷島の努力の成果と言えよう。
番組プロデューサー(以下、P):「へえ!物珍しさから試しに呼んでみたけど、なかなかイケるねぇ……」
敷島:「あっ、こりゃどうも!」
敷島達の所に番組プロデューサーがやってくる。
番組P:「歌が上手いのは前々からの評判ではあったけど、それ以外のこともできるんだね」
敷島:「そうです。さすがにルカはまだバラエティでギャグとかはできませんが、MCとかはできるようになりました」
番組P:「なるほどなるほど。実は今度、新コーナーを企画してるんだが、そこでまた敷島エージェンシーさんの所のボーカロイドを使わせてもらえないかと思ってね」
敷島:「ありがとうございます!是非、今度打ち合わせを!」
番組P:「うん」
司会A:「それでは準備の方ができたようですので……」
司会B:「荷物の方はまだ纏まってませんけど?」
司会A:「誰も『帰る準備』言うてへんわ!オマエ1人で帰れ!」
ルカ、ワイヤレスマイク片手に新しい持ち曲を披露し、続けてミクと共有の歌を披露した。
ルカ:「もっとずっと♪笑える日が来るように♪流星にお願いしたら♪……」
[同日21:00.同テレビ局・バックヤード 上記メンバーにプラス井辺翔太とMEGAbyte]
井辺:「お疲れさまです。社長」
敷島:「おー、井辺君!」
井辺:「この近くを通りましたもので、お迎えに上がりました」
敷島:「この近く?」
井辺:「はい。今日はMEGAbyte達のPV撮影がありましたので」
敷島:「あー、そっかそっか。で、さっき終わったところだと」
井辺:「そういうことです」
シンディ:「……だってさ。じゃあルカ、乗って」
ルカ:「はい」
井辺が運転してきたミニバンには、既にMEGAbyteが乗っている。
結月ゆかり:「お疲れさまです!ルカ先輩!」
Lily:「お疲れさまです」
未夢:「お疲れさまです」
ルカ:「ありがとう。皆もお疲れさま」
助手席にシンディ、真ん中のシートにルカと敷島が座った。
で、1番後ろにMEGAbyteが3人並んで座る。
井辺:「じゃあ、よろしいでしょうか?」
敷島:「ああ、頼むぞ。井辺リーダー」
敷島はスライドドアを閉めながら答えた。
車が走り出す。
テレビ局の地下駐車場を出る所で、ファン達が出待ちをしていた。
ゆかり:「さすがはルカ先輩です。出待ちのファンの人達がいっぱい!」
Lily:「ていうか、何でシンディの名前も書いてあるわけ?シンディ、何も活動してないでしょ?」
未夢:「シンディさんは『正義のロボットヒーロー』ですからね、エミリーさんと並んで、有名人ですよ」
未夢がおっとりした口調で喋る。
敷島:「まず……井辺君は今後、新しい社員が入社してきたら、プロデューサーとしてはリーダーになるから、肩書きも『リーダー』だ。それとルカもうちの事務所のベテランだからな、固定ファンが数えきれないくらい付いてる。おかげさまで、人間のアイドル並みのギャラを稼ぐことができてるよ。シンディのことは……そうなんだよな。最悪、MEGAbyteより目立ったりしたらマズいよな……」
シンディ、申し訳無さそうに後ろを振り向く。
シンディ:「やっぱり私、しばらく隠れてようか?」
敷島:「いや、それはダメだ。ボカロの護衛は必要だし、だいいち、アリスが許可しない」
シンディ:「困ったわねぇ……」
敷島:「何か対策を考えておかないとなぁ……」
車は首都高湾岸線に入り、一路事務所へと向かった。
春期登山の時に、警備員の服で登山して下さい。
そして、永井さんからけしからんと怒られて下さい。w
警備員の服装は、ちゃんとした制服であるが、あくまでも作業服である。
服装で差別する登山会に是非参加をw
ところで、ANPさんを見かけないんですが、法華講員とかにポアされてしまったのかな?・・・
私は不良信徒なもんで、春季登山には行きません。
さすがに支部登山には行きますが。
弊社の冬服は、よく警察官に似ていると言われます。
公務員さんの制服は礼服代わりになれるということですが、民間の警備会社はどうなんでしょうね。
そういえば最近、ANPさんを見かけませんね。
妙観講のゴリマッチョさん達に【自主規制致します】。
尋ね人ということにしておきます。
それで山内で何を叫ぶかは、【お察しください】。
お坊さんにメガホンで叫んだら一発レッドカードだろうが、信徒相手ならイエローカードすら来ないだろう。(←自分の小説で「仲良きことは美しき哉」とか言ってたヤツ)
山内においては「ケンカ、即退場」である。(←お前が言うな!)
こちらの調査で色々分かったことがあったが、取りあえず言えることは、特別布教区という所は本当に色んな意味で特別な布教区なんだということだ。
多分、私が再び報恩坊に戻っていたら、ブログで小説を書くことも許されなかっただろう。
場所的に地方ではないが、地方布教区に移って良かったと思っている。