本来、賽の河原というのは仏教における地獄ではないようだ。
民間信仰によるものらしい。
なので当作品では、八大地獄のどこにも所属していない所という設定にした。
堕獄した亡者のうち、未成年者で親不孝度の高い者が八大地獄の各地より送られてくる、と……。
八大地獄より離れているため、塔婆供養などの効果は一切無い。
だからキノは人間界に連絡して、栗原江蓮(川井ひとみ)や稲生ユウタらに塔婆供養を呼び掛けることはしなかったのである。
当作品はここで賽の河原編を終えているが、原作(他作者さんの作品)では江蓮が冥鉄への配属が決まった日の夜、改めて肉体の無断使用を詫びた上、一夜の契りを交わしたとのことだ。
一晩でコンドーム1箱、ティッシュ1箱使ったそうだが、キノのヤツ、どんだけ絶倫だよ、と。
当作品では作者自身が未だ童貞の為、ここまで書きません。
キノは江蓮を冥鉄に送り出したのを機に実家へ戻ろうとするも、青鬼監督から人手不足を理由に勤務延長を打診される。引き上げられたバイト代に目が眩んだ中央本庁からの評価を気にしたキノはその打診を受けるが、皮肉にもこの事が後に続く話、マリアの過去について暴かれるきっかけとなる。
尚、改めてここに登場したキャラクターについて、ざっくり御紹介させて頂こう。
蓬莱山美鬼(ほうらいさん・みき):
蓬莱山家の長姉。人間換算年齢30歳前後。因みに蓬莱山家の家族は、全て赤銅色の肌をした“赤鬼”である。キノの黒髪と違い、銀色の髪が特徴。気性は荒いように見えるが、多忙でいつも家にいない両親に代わって下の兄弟達の面倒を見る為に、あえて厳しい態度で接している。特に上の弟で長男であり、家の跡継ぎであるキノに対しては、折檻するなどの鬼姉ぶりを貫いている。
跡継ぎでない更に下の弟妹達には比較的優しいが、生来の気性とキノに対する厳しさから、畏怖の念で見られている。
高い霊力を持つ栗原江蓮(川井ひとみ)には、とても優しい。
鬼族でも高い霊力を持つ人間を“獲物”にすることは、ステータスとされているため。
剣客では無い為、刀を振るうことは無いが、男の鬼に負けず劣らず金棒を持ち歩いており、よくこれでキノを折檻している。
他にも仕込杖、鉄扇などを持ち歩いているらしい。
地獄界内での人脈は広いようだ。
蓬莱山鬼之助(ほうらいさん・きのすけ):
蓬莱山家の長兄。人間換算年齢25歳程度。愛称キノ、妹の魔鬼からはキノ兄ぃと呼ばれている。
元々は家業の手伝いと称して八大地獄の1つ、叫喚地獄の獄卒をしていたが、川井ひとみにベタ惚れし、たった30年で彼女そっくりの栗原江蓮の肉体に勝手に入れてしまう。因みに、栗原江蓮が死んだ直後である。完全に重罪であるが、獄長の実家の尽力により、無期限停職で済んだ。が、実家の方からも無期限勘当処分を同時に受けてしまう。
栗原江蓮に猛アタックをしているが、身持ちの堅い彼女からはあしらわれている(部屋への出入りや外出時の同行までは断られなかったことから、彼女自身はけして嫌っているわけではない)。
何とか彼女に体を開いて貰おうと努力は欠かさなかったもよう。
しかし、ついに性衝動に耐えられなくなり強姦してしまう(当作品では未遂)。
美鬼にこのことがばれ、激しい折檻の末、地獄界でも辺境とされる賽の河原に送られた。
そこで、成仏できなかった栗原江蓮の肉体の持ち主と出会い、彼女を地獄界から合法的に救い出すことを自らのケジメと誓う。
厳しいながらも自分のことを気に掛けてくれる美鬼や、世話人のような青鬼監督のヒントもあり、何とか悲願を達成させることに成功した。
引き続き賽の河原で臨時増員の獄卒を務めていくうち、マリアの過去の業について知る機会を得た。
蓬莱山鬼郎丸(ほうらいさん・きろうまる):
蓬莱山家の次兄。人間換算年齢15歳~18歳。キノを2回りほど小さくしたような感じだが、美鬼の折檻を恐れてか、おとなしい性格である。しかし、美鬼を厳しい姉として畏怖しながらも彼女の立場をよく理解し、また、それを理解しようとしないキノに対して苦言を呈する面を持つ。それでも、兄や姉を慕っていることに変わりはない。逃げ足は兄弟の中で1番速い。
キノをアニキと呼ぶ。原作ではあまりセリフが無く、目立つ役回りでは無い。
兄の“獲物”である江蓮については何とも思っていないようで、初対面の時は普通に挨拶しただけだった。
蓬莱山魔鬼(ほうらいさん・まき):
蓬莱山家の末妹。人間換算年齢12歳~15歳。姉譲りの銀色の髪をしているが、やはり姉の指導を恐れている。歳が離れているだけに、実は1番美鬼に可愛がられているのだが。
キノをキノ兄ぃ、鬼郎丸をキロ兄ぃと呼ぶ。
人間界に自由に出入りできる(本当は勘当状態なだけなのだが)キノを羨ましく思っていることから、人間界に対する憧れがあるようだ。
江蓮を長兄の大事な女性と見ており、次兄よりも丁寧な挨拶をし、兄妹として甘えただけだが、後で“彼女”のポジションを取ってしまったことを詫びている。
青鬼監督:
賽の河原で、特に10代の少年少女を取り扱うエリアを担当する現場監督。茶髪のパンチパーマに青白い肌をした、青鬼である。キノのことを気に掛けており、彼のやろうとしていることについて遠巻きにヒントを与えたりしている。また、独居房でキノが江蓮と契りを結ぶのを黙認している。
アイディアマンで、毎日の朝礼の時に掲げられる勤務指針を日替わりで考えている。
鬼族には珍しく温厚な性格だが、青鬼がそうだというわけではない。
人事も担当しているのか、江蓮を冥鉄を送った後、去ろうとしたキノを引き留めた。
民間信仰によるものらしい。
なので当作品では、八大地獄のどこにも所属していない所という設定にした。
堕獄した亡者のうち、未成年者で親不孝度の高い者が八大地獄の各地より送られてくる、と……。
八大地獄より離れているため、塔婆供養などの効果は一切無い。
だからキノは人間界に連絡して、栗原江蓮(川井ひとみ)や稲生ユウタらに塔婆供養を呼び掛けることはしなかったのである。
当作品はここで賽の河原編を終えているが、原作(他作者さんの作品)では江蓮が冥鉄への配属が決まった日の夜、改めて肉体の無断使用を詫びた上、一夜の契りを交わしたとのことだ。
一晩でコンドーム1箱、ティッシュ1箱使ったそうだが、キノのヤツ、どんだけ絶倫だよ、と。
当作品では
キノは江蓮を冥鉄に送り出したのを機に実家へ戻ろうとするも、青鬼監督から人手不足を理由に勤務延長を打診される。
尚、改めてここに登場したキャラクターについて、ざっくり御紹介させて頂こう。
蓬莱山美鬼(ほうらいさん・みき):
蓬莱山家の長姉。人間換算年齢30歳前後。因みに蓬莱山家の家族は、全て赤銅色の肌をした“赤鬼”である。キノの黒髪と違い、銀色の髪が特徴。気性は荒いように見えるが、多忙でいつも家にいない両親に代わって下の兄弟達の面倒を見る為に、あえて厳しい態度で接している。特に上の弟で長男であり、家の跡継ぎであるキノに対しては、折檻するなどの鬼姉ぶりを貫いている。
跡継ぎでない更に下の弟妹達には比較的優しいが、生来の気性とキノに対する厳しさから、畏怖の念で見られている。
高い霊力を持つ栗原江蓮(川井ひとみ)には、とても優しい。
鬼族でも高い霊力を持つ人間を“獲物”にすることは、ステータスとされているため。
剣客では無い為、刀を振るうことは無いが、男の鬼に負けず劣らず金棒を持ち歩いており、よくこれでキノを折檻している。
他にも仕込杖、鉄扇などを持ち歩いているらしい。
地獄界内での人脈は広いようだ。
蓬莱山鬼之助(ほうらいさん・きのすけ):
蓬莱山家の長兄。人間換算年齢25歳程度。愛称キノ、妹の魔鬼からはキノ兄ぃと呼ばれている。
元々は家業の手伝いと称して八大地獄の1つ、叫喚地獄の獄卒をしていたが、川井ひとみにベタ惚れし、たった30年で彼女そっくりの栗原江蓮の肉体に勝手に入れてしまう。因みに、栗原江蓮が死んだ直後である。完全に重罪であるが、獄長の実家の尽力により、無期限停職で済んだ。が、実家の方からも無期限勘当処分を同時に受けてしまう。
栗原江蓮に猛アタックをしているが、身持ちの堅い彼女からはあしらわれている(部屋への出入りや外出時の同行までは断られなかったことから、彼女自身はけして嫌っているわけではない)。
何とか彼女に体を開いて貰おうと努力は欠かさなかったもよう。
しかし、ついに性衝動に耐えられなくなり強姦してしまう(当作品では未遂)。
美鬼にこのことがばれ、激しい折檻の末、地獄界でも辺境とされる賽の河原に送られた。
そこで、成仏できなかった栗原江蓮の肉体の持ち主と出会い、彼女を地獄界から合法的に救い出すことを自らのケジメと誓う。
厳しいながらも自分のことを気に掛けてくれる美鬼や、世話人のような青鬼監督のヒントもあり、何とか悲願を達成させることに成功した。
引き続き賽の河原で臨時増員の獄卒を務めていくうち、マリアの過去の業について知る機会を得た。
蓬莱山鬼郎丸(ほうらいさん・きろうまる):
蓬莱山家の次兄。人間換算年齢15歳~18歳。キノを2回りほど小さくしたような感じだが、美鬼の折檻を恐れてか、おとなしい性格である。しかし、美鬼を厳しい姉として畏怖しながらも彼女の立場をよく理解し、また、それを理解しようとしないキノに対して苦言を呈する面を持つ。それでも、兄や姉を慕っていることに変わりはない。逃げ足は兄弟の中で1番速い。
キノをアニキと呼ぶ。原作ではあまりセリフが無く、目立つ役回りでは無い。
兄の“獲物”である江蓮については何とも思っていないようで、初対面の時は普通に挨拶しただけだった。
蓬莱山魔鬼(ほうらいさん・まき):
蓬莱山家の末妹。人間換算年齢12歳~15歳。姉譲りの銀色の髪をしているが、やはり姉の指導を恐れている。歳が離れているだけに、実は1番美鬼に可愛がられているのだが。
キノをキノ兄ぃ、鬼郎丸をキロ兄ぃと呼ぶ。
人間界に自由に出入りできる(本当は勘当状態なだけなのだが)キノを羨ましく思っていることから、人間界に対する憧れがあるようだ。
江蓮を長兄の大事な女性と見ており、次兄よりも丁寧な挨拶をし、兄妹として甘えただけだが、後で“彼女”のポジションを取ってしまったことを詫びている。
青鬼監督:
賽の河原で、特に10代の少年少女を取り扱うエリアを担当する現場監督。茶髪のパンチパーマに青白い肌をした、青鬼である。キノのことを気に掛けており、彼のやろうとしていることについて遠巻きにヒントを与えたりしている。また、独居房でキノが江蓮と契りを結ぶのを黙認している。
アイディアマンで、毎日の朝礼の時に掲げられる勤務指針を日替わりで考えている。
鬼族には珍しく温厚な性格だが、青鬼がそうだというわけではない。
人事も担当しているのか、江蓮を冥鉄を送った後、去ろうとしたキノを引き留めた。
バスはガラ空きだけどねw