報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

“私立探偵 愛原学” 「スカイマーク航空513便」

2024-08-19 15:55:57 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[5月8日08時40分 天候:晴 東京都大田区羽田空港 羽田空港第1ターミナル→スカイマーク航空513便機内]

 
(スカイマーク航空所有ボーイング737‐800型機。画像はスカイマーク公式サイトより)

 予定通り、私達はスカイマークの機内に搭乗することができた。
 機種はボーイング737‐800型機。
 鉄オタなら、『737系800番台』と呼びそうだが、後で航空ファンにぶっ飛ばされるので、読み間違えの無いように。
 私達は後ろから2番目の進行方向右側の3列シートに座った。
 この機種は通路が中央だけにあり、その両脇に3列シートが並んでいるというもの。
 ファーストクラスなどは無く、基本的に全てエコノミークラスである。
 最前列席だけは、『フォワードシート』と言って、壁から少し離れているということもあり、シートピッチは窓2枚分ほどあり、足元は広くなっている。
 シートそのものは他のエコノミークラスと同じだが、他にも優先搭乗権があったり、有料お菓子の無料配布が受けられるなどといったサービスもあるという。
 しかし、今回は後ろの普通席。
 見ると、真ん中の非常口席より後ろが東京中央学園の貸切になっているようだ。
 私達PTAが後ろの席に座るということで、引率の先生達は前の席に座った。

 
(同社同型機内、エコノミークラス。画像はスカイマーク公式サイトより)

 窓側にはリサ、真ん中には私、通路側には高橋。
 リサの後ろにレイチェル、真ん中に淀橋さん、通路側に小島さんといった感じ。
 リサを1番後ろの席にしなかったのは、もしもリサが暴走した際、前に座っていて、後ろに振り向いて攻撃するよりは、後ろに座っていてそのまま前を監視している方が良いと判断されたからだ。
 その為、レイチェルだけはBSAA北米支部からの要請で、銃の携行が認められている。
 いくらBSAAの関係者とはいえ、養成員が認められるのかというと、さすがの航空会社もそれは渋った。
 そこで北米支部日本駐在員のエージェントも、同乗してくれることになった。
 エージェントなら、BSAAの正規職員である為、許可が取れやすいというのがある。
 レイチェルはその助手という立場になる。
 よく見るとレイチェルの右耳にはインカムが付いていて、それで他の席に座っているエージェントとやり取りをするのだろう。
 具体的には、非常口席の所にいるという。
 進行方向右側の非常口席には引率の先生達が座っており、左側の通路側には同行の学校カメラマンが座っている。
 カメラマンが通路側に座っているのは、いつでも生徒達の撮影に出向けるようにとのことだろう。
 そして、真ん中席が空席で、通路側に誰か座っている。
 それが、エージェントなのだという。
 公務中の警察官などの校務員は、特別に銃などを携行しての搭乗が認められている。
 BSAAは国連機関の1つであり、つまりそこの正規職員は国際公務員という扱いなので、承認されるに足りるというわけだ。
 因みにリサ達の前の席は、『魔王軍』のメンバーで固められている。

 CA「お客様、シートベルトをお締めください」

 CAが回ってきて、ハットラックの荷物の状態や、乗客のシートベルトの締め具合を確認に回って来る。
 厳密に言えばLCCではないとはいえ、新規参入の航空会社でも、この辺の安全確認はキャリア航空と変わらない。

 愛原「はー……。高橋、見たか?美人のスッチー!」
 高橋「シッ!先生!」
 リサ「

 ビッ!👹(リサ、頭から角を生やす)

 レイチェル「Oh!?」

 レイチェルのインカムに、アラームが鳴ったのだろう。
 私や高橋のスマホも、青表示から黄色表示となった。

 エージェント「!?」

 エージェントもバッと立ち上がって、私達を見た。

 リサ「先生……?何か言った?」

 リサは牙を剥き出しにして、ニタァーッと笑った。
 顔も赤くなっている。

 高橋「先生!このままだと、飛行機が飛びません!」
 愛原「わ、悪かったよ。リ、リサ、今のはただの独り言だ!な?な?」
 リサ「ふーん……?」

 リサ、シュッと角を引っ込める。
 長く尖った耳も、丸くなった。
 そして、アプリの注意表示も青信号の『No B.O.W.』に変わる。
 ここではBOWと、ドットを省略しているが、本来の省略形は『B.O.W.』である。
 作者がメンド臭がって、ドットも省略しているだけだ。
 アラームが鳴り止んだことでエージェントは座席に戻り、レイチェルも銃を引っ込めた。

 高橋「先生、ここでリサ怒らせたら、飛行機が墜落します」
 レイチェル「Yes!ミスタータカハシの言う通りでス!愛原センセイの責任ニなりますヨ!?」
 リサ「そーだよ」
 愛原「わ、悪かったよ。気をつける」

 こうして飛行機は数分遅れで動き出した。

 愛原「これから、滑走路に向かうところだ」
 リサ「わたし、飛行機2回目」
 愛原「そうだな」

 1回目は八丈島からの帰り。
 その際、特に何も問題が起きなかったことから、リサの飛行機搭乗が認められた。

 リサ「わたしのブルマで、満足してよ~?」

 リサはチラッとスカートを捲って、その下に穿いているブルマを見せた。
 スカートは夏用の生地の薄いプリーツスカートで、色は緑。
 ブルマも学校用のを穿いてきたらしく、緑色のブルマであった。
 これとは別に、紺色のブルマも持ってきているという。

 リサ「『魔王軍』には皆ブルマを穿かせて来たから先生、安心して?で、わたし以外の女に欲情しちゃダメ」
 愛原「鬼は独占欲が強いというが……」
 高橋「だったら、先生好みのブルマを他の連中に穿かせない方がいいんじゃねーのか?」
 リサ「見るだけならタダだから。それで先生が喜んでくれるまでならOK」
 高橋「基準が意味不明~!」
 愛原「要は、『わたしが基準』ってことだろう。なあ、無惨様?」
 リサ「むふー!」

 などと話していると、ギュイイイイン!!と、飛行機が急加速を始めた。

 愛原「相変わらず凄いGだ!」
 高橋「車でもこんなの無いっスね!」
 リサ「ううう……」

 そして、離陸!
 まだ飛行機に不慣れなリサは目を閉じていたが、特にBOW化したということは無い。
 乗り慣れているレイチェルは、窓の外を眺めているだけ。
 飛行機は無事に離陸すると、まずは眼下に東京湾を見せた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« “愛原リサの日常” 「修学旅... | トップ | “私立探偵 愛原学” 「スカ... »

コメントを投稿

私立探偵 愛原学シリーズ」カテゴリの最新記事