[12月27日07時00分 天候:晴 東京都八王子市明神町 R&Bホテル八王子]
リサ「うう……」
リサは悪夢に魘されて目が覚めた。
と、同時にベッド脇に仕掛けられたタイマーがアラームを鳴らす。
絵恋「うーん……」
絵恋が目を覚まして、アラームを止めた。
絵恋「リサさん、おはよう……」
リサ「はぁっ!……はぁ……はぁ……」
リサは第1形態に戻っており、汗をかいていた。
絵恋「どうしたの、リサさん?大丈夫?」
リサ「ああ……大丈夫……。変な夢見た……」
絵恋「そうなの?どんな夢?」
リサ「地獄に堕ちた白井やサナエに、『早くオマエもこっちに来い』って引きずり込まれる夢……」
絵恋「まあ、怖い!やっぱり悪い人は地獄に堕ちるのね!」
リサ「わたしもそっちに行くんだろうか……」
絵恋「リサさんは人を食べたり殺したりしてないから大丈夫よ!」
リサ「どうかな……」
地獄の底から恨みの声を上げていたのは、白井と早苗だけではなかった。
東京中央学園ブルマ復活運動の最中、最も反対派であった当時の生徒会長(女子)を自殺に追いやったことで、そこからも恨み節を受けた。
リサ「ん?」
その時、リサはふと思った。
リサ(生徒会長は別に悪人ではないのに、どうして地獄に???)
絵恋「リサさん、先にシャワー浴びたら?汗流さないと風邪轢いちゃうよ?」
リサ「鬼は風邪など引かないんだけど……。まあ、ベタベタして気持ち悪いからそうする」
絵恋「その方がいいよ。私は後ででいいから」
リサ「うん、分かった。ありがとう」
リサはこの場で、ホテル備え付けのナイトウェアを脱いだ。
絵恋「も、萌えぇぇぇぇっ!」
リサ「なに、悶絶してんだよ」
ついでに換えの下着を用意する。
絵恋「はぁぁぁっ!リサさんの汗の匂い……」
リサ「オ○ニーなら、わたしがシャワーから出る前に済ませておきなよ?」
リサはそう言うと、バスルームに入った。
リサ「それにしても……」
リサは汗で濡れたスポプラとショーツを脱いだ。
換えの下着は、普通の4/3カップの白ブラと黒いアウトゴムの付いた白いショーツである。
シャワーで汗を流す間、考え事をする。
リサ(もしも白井がサナエだったとして、もうサナエは死んだんだから、わたしが寝てる間にラスボス戦終了してない?それとも、『あれは偽者でしたw』とか、エキストラボスが発生するなんて展開でもある?)
[同日7時45分 天候:晴 同ホテル・朝食会場]
リサ「パンのいい匂い……」
朝食会場に行くと、焼き立てパンの香ばしい匂いがした。
それはいいのだが……。
リサ「……あれ?おかずは?」
愛原「ああ。ここのホテルは、パンとゆで卵が食べ放題、ドリンクとスープが飲み放題だ」
リサ「マジか……」
リサはトレイに全種類のパンと、ゆで卵を数個、そしてスープを全種類コンプするモードに入った。
愛原「他の客の分まで、食い尽くすなよ?」
リサ「分かってる」
焼き立てなのでまだ温かいのと、カリカリとした触感があったりする。
リサはゆで卵については、殻ごと食べ……るわけでもなく、さすがにそれは殻を向いて食べる。
愛原「相変わらず、凄ェ食いっぷりだなぁ……」
高橋「マジっスねぇ……」
愛原「今日の夜からは、食材を大量に用意しておいた方がいいな」
高橋「うっス」
パール「御嬢様には何をお持ち致しましょうか?」
絵恋「い、いいのよ。もうあなたは、斉藤家のメイドじゃないんだから……」
パール「御主人様との契約は、まだ切れておりません」
絵恋「そ、そうだったわ」
愛原「どういうことだ?」
絵恋「私の父、うちのメイド達とは年俸制で契約してるんです」
愛原「そうなのか。てことは、1年契約だな」
絵恋「基本的には年単位の契約なんですが、パールの場合、10年契約なんです」
愛原「そ、そうなのか?で、あと契約は何年残ってるんだ?」
パール「あと5年になります」
絵恋「ちょうど私が、大学を卒業する頃ですね。大学生になって、私が1人暮らしをしても、私の面倒が看れるようにって……」
愛原「随分先を見据えている割には、斉藤社長も短絡的なことをしたな……」
愛原は首を傾げた。
本当に斉藤社長は悪人なのか?と。
日本アンブレラに手を貸していたことがバレて、警察から追われる身となり、現在はロシアに逃亡しているが……。
最終的には中東辺りに逃走すると見られている。
愛原「その斉藤社長は、国外逃亡中だぞ?報酬は?」
パール「既に前金で払って頂いております」
愛原「そうなの!?」
10年分の報酬を前金で!?
パール「少年院を出た後で、私も色々とお金が必要だったので、御主人様には感謝しております」
パールの場合は殺人罪。
敵対組織の暴走族幹部を殺した罪。
但し、当時未成年であった為、少年法が適用されて死刑を免れている。
さすがに色々と金を使って、足りなくなったか、今は生活費稼ぎの為に昼間はS系メイドカフェ、夜はメイドSM風俗店で働いているというわけだ。
住居については明らかにされていないが、風俗店の寮に住んでいるとされる。
愛原「そ、そう……」
高橋「先生は電車で帰られるんでしたね?」
愛原「そうだ。まさかオマエ達が来るとは思わなかったから、ライナー券は用意してないよ?」
パール「大丈夫です。私とマサは、バイクで行きますので」
愛原「そ、そうか」
リサ(メイドさんは、お兄ちゃんをバイクで送るだけだよね???)
ベリーショートに切った髪を金髪に染めているのは相変わらず。
そこは同じく金髪に染めている高橋と何ら変わりない。
耳に数個ものピアスを着けている様は、とてもメイドとは思えない。
だが、それが客に喜ばれる店があるのだから驚きだ。
絵恋「リサさん、もっとパン持って来ましょうか?」
リサ「うん。また、全種類持ってきて」
絵恋「はーい!」
パール「では私は、御嬢様のパンをお持ちします」
リサ「先生はメイド服に興味ある?」
愛原「いやあ、そんなに無いな……」
リサ「やっぱり学校の制服と体操服、スク水が鉄板?」
愛原「そうだな。……って、おい!」
リサ「うははは!分かったよ。エレンにも着させるね」
楽しい朝食会であったようだ。
リサ「うう……」
リサは悪夢に魘されて目が覚めた。
と、同時にベッド脇に仕掛けられたタイマーがアラームを鳴らす。
絵恋「うーん……」
絵恋が目を覚まして、アラームを止めた。
絵恋「リサさん、おはよう……」
リサ「はぁっ!……はぁ……はぁ……」
リサは第1形態に戻っており、汗をかいていた。
絵恋「どうしたの、リサさん?大丈夫?」
リサ「ああ……大丈夫……。変な夢見た……」
絵恋「そうなの?どんな夢?」
リサ「地獄に堕ちた白井やサナエに、『早くオマエもこっちに来い』って引きずり込まれる夢……」
絵恋「まあ、怖い!やっぱり悪い人は地獄に堕ちるのね!」
リサ「わたしもそっちに行くんだろうか……」
絵恋「リサさんは人を食べたり殺したりしてないから大丈夫よ!」
リサ「どうかな……」
地獄の底から恨みの声を上げていたのは、白井と早苗だけではなかった。
東京中央学園ブルマ復活運動の最中、最も反対派であった当時の生徒会長(女子)を自殺に追いやったことで、そこからも恨み節を受けた。
リサ「ん?」
その時、リサはふと思った。
リサ(生徒会長は別に悪人ではないのに、どうして地獄に???)
絵恋「リサさん、先にシャワー浴びたら?汗流さないと風邪轢いちゃうよ?」
リサ「鬼は風邪など引かないんだけど……。まあ、ベタベタして気持ち悪いからそうする」
絵恋「その方がいいよ。私は後ででいいから」
リサ「うん、分かった。ありがとう」
リサはこの場で、ホテル備え付けのナイトウェアを脱いだ。
絵恋「も、萌えぇぇぇぇっ!」
リサ「なに、悶絶してんだよ」
ついでに換えの下着を用意する。
絵恋「はぁぁぁっ!リサさんの汗の匂い……」
リサ「オ○ニーなら、わたしがシャワーから出る前に済ませておきなよ?」
リサはそう言うと、バスルームに入った。
リサ「それにしても……」
リサは汗で濡れたスポプラとショーツを脱いだ。
換えの下着は、普通の4/3カップの白ブラと黒いアウトゴムの付いた白いショーツである。
シャワーで汗を流す間、考え事をする。
リサ(もしも白井がサナエだったとして、もうサナエは死んだんだから、わたしが寝てる間にラスボス戦終了してない?それとも、『あれは偽者でしたw』とか、エキストラボスが発生するなんて展開でもある?)
[同日7時45分 天候:晴 同ホテル・朝食会場]
リサ「パンのいい匂い……」
朝食会場に行くと、焼き立てパンの香ばしい匂いがした。
それはいいのだが……。
リサ「……あれ?おかずは?」
愛原「ああ。ここのホテルは、パンとゆで卵が食べ放題、ドリンクとスープが飲み放題だ」
リサ「マジか……」
リサはトレイに全種類のパンと、ゆで卵を数個、そしてスープを全種類コンプするモードに入った。
愛原「他の客の分まで、食い尽くすなよ?」
リサ「分かってる」
焼き立てなのでまだ温かいのと、カリカリとした触感があったりする。
リサはゆで卵については、殻ごと食べ……るわけでもなく、さすがにそれは殻を向いて食べる。
愛原「相変わらず、凄ェ食いっぷりだなぁ……」
高橋「マジっスねぇ……」
愛原「今日の夜からは、食材を大量に用意しておいた方がいいな」
高橋「うっス」
パール「御嬢様には何をお持ち致しましょうか?」
絵恋「い、いいのよ。もうあなたは、斉藤家のメイドじゃないんだから……」
パール「御主人様との契約は、まだ切れておりません」
絵恋「そ、そうだったわ」
愛原「どういうことだ?」
絵恋「私の父、うちのメイド達とは年俸制で契約してるんです」
愛原「そうなのか。てことは、1年契約だな」
絵恋「基本的には年単位の契約なんですが、パールの場合、10年契約なんです」
愛原「そ、そうなのか?で、あと契約は何年残ってるんだ?」
パール「あと5年になります」
絵恋「ちょうど私が、大学を卒業する頃ですね。大学生になって、私が1人暮らしをしても、私の面倒が看れるようにって……」
愛原「随分先を見据えている割には、斉藤社長も短絡的なことをしたな……」
愛原は首を傾げた。
本当に斉藤社長は悪人なのか?と。
日本アンブレラに手を貸していたことがバレて、警察から追われる身となり、現在はロシアに逃亡しているが……。
最終的には中東辺りに逃走すると見られている。
愛原「その斉藤社長は、国外逃亡中だぞ?報酬は?」
パール「既に前金で払って頂いております」
愛原「そうなの!?」
10年分の報酬を前金で!?
パール「少年院を出た後で、私も色々とお金が必要だったので、御主人様には感謝しております」
パールの場合は殺人罪。
敵対組織の暴走族幹部を殺した罪。
但し、当時未成年であった為、少年法が適用されて死刑を免れている。
さすがに色々と金を使って、足りなくなったか、今は生活費稼ぎの為に昼間はS系メイドカフェ、夜はメイドSM風俗店で働いているというわけだ。
住居については明らかにされていないが、風俗店の寮に住んでいるとされる。
愛原「そ、そう……」
高橋「先生は電車で帰られるんでしたね?」
愛原「そうだ。まさかオマエ達が来るとは思わなかったから、ライナー券は用意してないよ?」
パール「大丈夫です。私とマサは、バイクで行きますので」
愛原「そ、そうか」
リサ(メイドさんは、お兄ちゃんをバイクで送るだけだよね???)
ベリーショートに切った髪を金髪に染めているのは相変わらず。
そこは同じく金髪に染めている高橋と何ら変わりない。
耳に数個ものピアスを着けている様は、とてもメイドとは思えない。
だが、それが客に喜ばれる店があるのだから驚きだ。
絵恋「リサさん、もっとパン持って来ましょうか?」
リサ「うん。また、全種類持ってきて」
絵恋「はーい!」
パール「では私は、御嬢様のパンをお持ちします」
リサ「先生はメイド服に興味ある?」
愛原「いやあ、そんなに無いな……」
リサ「やっぱり学校の制服と体操服、スク水が鉄板?」
愛原「そうだな。……って、おい!」
リサ「うははは!分かったよ。エレンにも着させるね」
楽しい朝食会であったようだ。
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