[3月30日11:30.天候:晴 東京都中央区築地 築地銀だこ本店→築地三丁目バス停→業10系統車内]
築地の場外市場で海鮮丼をたらふく食った鬼3人娘だった。
その後は市場内を散策したのだが、ふと手持ちの都営バス1日乗車券で、築地銀だこ本店で割引サービスが受けられることに気づいた。
私はもうお腹いっぱいだし、昼食もあるので控えていたが……。
店員:「美味しく召し上がれますように!」
私の言葉に、しっかりたこ焼きを購入する3人だった。
上野凛:「これが本店の味ですか……」
理子:「てりたま、美味しい」
リサ:「安くなるのが、このてりたまなんてね」
高橋:「銀だこくらい、オマエらの田舎にもあるだろう?」
凛:「一番近いのが、アウトレットモールですね。東北道の近くにあります」
愛原:「あれ?何か見たことあるなぁ……」
私が記憶の糸を手繰り寄せていると、スマホに着信があった。
愛原:「はい、もしもし?」
善場:「愛原所長、お疲れ様です」
愛原:「あ、善場主任。お疲れ様です」
善場:「今、築地ですね?これから、新橋の事務所まで来られますか?」
愛原:「いいですよ。今から行きましょう」
善場:「申し訳ありません」
愛原:「では、今から向かいます」
私は電話を切った。
愛原:「皆、たこ焼き食べたら、今度は新橋に行くぞ」
リサ:「次は立ち飲み!?」
愛原:「夜のサラリーマンか!……違う違う。善場主任が、話があるんだってよ」
高橋:「おっ?さっき勝手に変化したの、姉ちゃんにバレて説教じゃねぇか?」
リサ:「あ、あれは、先生が浮気したから……!」
愛原:「いや、大丈夫だよ。善場主任もたまにズレる時があるから、『そういう時は触手じゃなく、銃弾を撃ち込みなさい』くらいで済むと思うから」
リサ:「銃弾……持ってない」
高橋:「就職先で使うことになるだろ」
愛原:「とにかく、急いで食べて。で、すぐそこから新橋行きのバスが出てるから、それで行こう」
高橋:「元が取れますね!」
都営バス1日乗車券は、大人500円、子供250円である。
3回乗れば、元が取れる計算だ。
食べた後、すぐに私達は近くの築地三丁目バス停に向かった。
愛原:「さすがは都営バス屈指のドル箱路線!すぐに来た!」
私達は新橋行きのバスに乗り、それでデイライトの事務所に向かった。
[同日12:00.天候:晴 東京都港区新橋 NPO法人デイライト東京事務所]
デイライトの事務所に行くと、他の職員達は昼休みに入っていた。
善場:「今日、帰るんでしたよね?」
凛:「あ、はい。15時の新幹線で……」
善場:「私からも、卒業祝いに御馳走してあげましょう」
凛:「えっ、いいんですか!?」
善場:「その代わり、東京中央学園に入ったならば、こちらの指示に従って頂くことになります。よろしいですね?」
東京中央学園は私立の学校法人であるが、やはりデイライト、引いてはその後ろにある省庁と何か関係があるのだろう。
善場:「それでは愛原所長」
愛原:「は、はい!?」
善場:「所長は所長で、何か昼食プランをお持ちなのでしょう?私が費用を持ちますから、そこへ参りましょう」
愛原:「あ、あの……主任」
善場:「何ですか?」
愛原:「私が考えているプランは、ラーメンとかファミレスとかの安い物ではないのですが……」
善場:「ええ、結構ですよ。想定内です」
愛原:「わ、分かりました。それでは、有明に向かいます」
善場:「有明ですか」
愛原:「今回の目的は、山育ちの彼女らに海を堪能してもらうことにあります。もっとも、海水浴シーズンではないので、さすがに海そのものに入ることはありませんが……」
リサ:「めんそーれ沖縄♪ちゅちゅちゅらちゅら沖海♪レッツゴー!」
愛原:「レッツゴー!」
高橋:「レッツゴー!」
凛:「れ、れっつごー?」
善場:「愛原リサ、そういうギャグはやめましょうね?パチンコをやらない人には、今何が起こったのかサッパリ分かりませんから」
主任、ポーカーフェイスのまま、リサの頭をグリグリ攻撃。
リサ:「ご、ごめんなさい!」
高橋:「スーパーリアル麻雀だったら、負けて脱いでる歳だぜ、こいつ?」
愛原:「オマエ、本当に20代かよ?!」
高橋:「いえいえ、先生。昔、パチンコにもあったんスよ?」
愛原:「そうなの?それでもまだ昔の話だろう?」
高橋:「震災前っスね」
愛原:「ほらぁ!」
リサは16歳。
で、脱衣麻雀ゲームのスーパーリアル麻雀シリーズの中には、リサと同じくらいのキャラクターが負けて脱ぐシーンとかあった。
今よりも規制が緩かったとはいえ、今だったらそもそも販売許可出なかっただろうなぁ。
あの頃は良かった。
愛原:「パチンコの方も脱いでたのか?」
高橋:「【お察しください】」
愛原:「こらぁ!」
善場:「コホン。そろそろ行きませんか?パチンコ談義は、また後にしてください。時間の無駄です」
愛原:「す、すいません」
高橋:「ご、ゴメン、姉ちゃん……」
[同日12:15.天候:晴 同地区内 ゆりかもめ新橋駅→ゆりかもめ1223電車先頭車内]
私達は新橋駅へ向かった。
ゆりかもめの新橋駅である。
この時間帯、ゆりかもめは5分おきに運転している。
開業当時はボックスシートの車両なんかも走っていたのだが、さすがに廃車になったようだ。
今はロングシートだけの車両になってしまっている。
それだけ利用客が増えたということか。
平日なので観光客は少ないと思われたが、春休みの時期ということもあり、リサ達のような学生達の姿は多く見られた。
〔本日は、ゆりかもめにご乗車頂き、ありがとうございます。この電車は、豊洲行きです〕
ロングシートに私達は腰かけ、リサ達は運転席になる部分の後ろに立って前面を見ていた。
で、電車は時刻通りに発車する。
乗務員など1人もいない完全自動運転の電車は、駆け込み客は許さず、容赦無くドアを閉める。
因みに立ち番の駅員もいないので、念の為。
〔この先、揺れますので、ご注意ください。お待たせ致しました。この電車は、豊洲行きです。次は、汐留です。大江戸線は、お乗り換えです〕
電車はポイントを渡って、下り線に入った。
揺れるとは、この事である。
新橋側から乗れば、ゆりかもめ名物のレインボーブリッジを渡る体験ができる。
併用軌道というわけではないのだが、道路と並行し、ループ線も体験できる。
ゆりかもめ自体、東京観光の1つに入ることもあるので、選択に入れておいたのだ。
築地の場外市場で海鮮丼をたらふく食った鬼3人娘だった。
その後は市場内を散策したのだが、ふと手持ちの都営バス1日乗車券で、築地銀だこ本店で割引サービスが受けられることに気づいた。
私はもうお腹いっぱいだし、昼食もあるので控えていたが……。
店員:「美味しく召し上がれますように!」
私の言葉に、しっかりたこ焼きを購入する3人だった。
上野凛:「これが本店の味ですか……」
理子:「てりたま、美味しい」
リサ:「安くなるのが、このてりたまなんてね」
高橋:「銀だこくらい、オマエらの田舎にもあるだろう?」
凛:「一番近いのが、アウトレットモールですね。東北道の近くにあります」
愛原:「あれ?何か見たことあるなぁ……」
私が記憶の糸を手繰り寄せていると、スマホに着信があった。
愛原:「はい、もしもし?」
善場:「愛原所長、お疲れ様です」
愛原:「あ、善場主任。お疲れ様です」
善場:「今、築地ですね?これから、新橋の事務所まで来られますか?」
愛原:「いいですよ。今から行きましょう」
善場:「申し訳ありません」
愛原:「では、今から向かいます」
私は電話を切った。
愛原:「皆、たこ焼き食べたら、今度は新橋に行くぞ」
リサ:「次は立ち飲み!?」
愛原:「夜のサラリーマンか!……違う違う。善場主任が、話があるんだってよ」
高橋:「おっ?さっき勝手に変化したの、姉ちゃんにバレて説教じゃねぇか?」
リサ:「あ、あれは、先生が浮気したから……!」
愛原:「いや、大丈夫だよ。善場主任もたまにズレる時があるから、『そういう時は触手じゃなく、銃弾を撃ち込みなさい』くらいで済むと思うから」
リサ:「銃弾……持ってない」
高橋:「就職先で使うことになるだろ」
愛原:「とにかく、急いで食べて。で、すぐそこから新橋行きのバスが出てるから、それで行こう」
高橋:「元が取れますね!」
都営バス1日乗車券は、大人500円、子供250円である。
3回乗れば、元が取れる計算だ。
食べた後、すぐに私達は近くの築地三丁目バス停に向かった。
愛原:「さすがは都営バス屈指のドル箱路線!すぐに来た!」
私達は新橋行きのバスに乗り、それでデイライトの事務所に向かった。
[同日12:00.天候:晴 東京都港区新橋 NPO法人デイライト東京事務所]
デイライトの事務所に行くと、他の職員達は昼休みに入っていた。
善場:「今日、帰るんでしたよね?」
凛:「あ、はい。15時の新幹線で……」
善場:「私からも、卒業祝いに御馳走してあげましょう」
凛:「えっ、いいんですか!?」
善場:「その代わり、東京中央学園に入ったならば、こちらの指示に従って頂くことになります。よろしいですね?」
東京中央学園は私立の学校法人であるが、やはりデイライト、引いてはその後ろにある省庁と何か関係があるのだろう。
善場:「それでは愛原所長」
愛原:「は、はい!?」
善場:「所長は所長で、何か昼食プランをお持ちなのでしょう?私が費用を持ちますから、そこへ参りましょう」
愛原:「あ、あの……主任」
善場:「何ですか?」
愛原:「私が考えているプランは、ラーメンとかファミレスとかの安い物ではないのですが……」
善場:「ええ、結構ですよ。想定内です」
愛原:「わ、分かりました。それでは、有明に向かいます」
善場:「有明ですか」
愛原:「今回の目的は、山育ちの彼女らに海を堪能してもらうことにあります。もっとも、海水浴シーズンではないので、さすがに海そのものに入ることはありませんが……」
リサ:「めんそーれ沖縄♪ちゅちゅちゅらちゅら沖海♪レッツゴー!」
愛原:「レッツゴー!」
高橋:「レッツゴー!」
凛:「れ、れっつごー?」
善場:「愛原リサ、そういうギャグはやめましょうね?パチンコをやらない人には、今何が起こったのかサッパリ分かりませんから」
主任、ポーカーフェイスのまま、リサの頭をグリグリ攻撃。
リサ:「ご、ごめんなさい!」
高橋:「スーパーリアル麻雀だったら、負けて脱いでる歳だぜ、こいつ?」
愛原:「オマエ、本当に20代かよ?!」
高橋:「いえいえ、先生。昔、パチンコにもあったんスよ?」
愛原:「そうなの?それでもまだ昔の話だろう?」
高橋:「震災前っスね」
愛原:「ほらぁ!」
リサは16歳。
で、脱衣麻雀ゲームのスーパーリアル麻雀シリーズの中には、リサと同じくらいのキャラクターが負けて脱ぐシーンとかあった。
今よりも規制が緩かったとはいえ、今だったらそもそも販売許可出なかっただろうなぁ。
愛原:「パチンコの方も脱いでたのか?」
高橋:「【お察しください】」
愛原:「こらぁ!」
善場:「コホン。そろそろ行きませんか?パチンコ談義は、また後にしてください。時間の無駄です」
愛原:「す、すいません」
高橋:「ご、ゴメン、姉ちゃん……」
[同日12:15.天候:晴 同地区内 ゆりかもめ新橋駅→ゆりかもめ1223電車先頭車内]
私達は新橋駅へ向かった。
ゆりかもめの新橋駅である。
この時間帯、ゆりかもめは5分おきに運転している。
開業当時はボックスシートの車両なんかも走っていたのだが、さすがに廃車になったようだ。
今はロングシートだけの車両になってしまっている。
それだけ利用客が増えたということか。
平日なので観光客は少ないと思われたが、春休みの時期ということもあり、リサ達のような学生達の姿は多く見られた。
〔本日は、ゆりかもめにご乗車頂き、ありがとうございます。この電車は、豊洲行きです〕
ロングシートに私達は腰かけ、リサ達は運転席になる部分の後ろに立って前面を見ていた。
で、電車は時刻通りに発車する。
乗務員など1人もいない完全自動運転の電車は、駆け込み客は許さず、容赦無くドアを閉める。
因みに立ち番の駅員もいないので、念の為。
〔この先、揺れますので、ご注意ください。お待たせ致しました。この電車は、豊洲行きです。次は、汐留です。大江戸線は、お乗り換えです〕
電車はポイントを渡って、下り線に入った。
揺れるとは、この事である。
新橋側から乗れば、ゆりかもめ名物のレインボーブリッジを渡る体験ができる。
併用軌道というわけではないのだが、道路と並行し、ループ線も体験できる。
ゆりかもめ自体、東京観光の1つに入ることもあるので、選択に入れておいたのだ。
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