報恩坊の怪しい偽作家!

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“戦う社長の物語” 黒いロボット編まとめ

2018-02-24 22:27:08 | アンドロイドマスターシリーズ
 黒いロボット:

 正式名称不明、製造元不明、開発者不明、開発目的不明と全く未知のロボット。
 全体的に黒い塗装をしている為、便宜的に「黒いロボット」と呼ばれている。
 初出は北海道。
 北海道の時はバージョンシリーズ以上に残忍で殺戮を旨とする描写であったが、今回のタイプは人間を1人も殺したことはない。
 その為、似て非なる別の種類ではないかとも見られている。
 ガイノイドに対してはセクハラを繰り返しており、その標的を恐れ多くも最上位機種のマルチタイプに向けた。
 2足歩行タイプしか今のところ確認されていない。
 背丈は普通の人間と同じ。高くも低くも無いが、筋骨隆々の見た目はしている。
 神出鬼没で、どこから現れるか分からない。
 マンホールの下などに潜んでいて、ターゲットの背後からいきなり現れて奇襲を仕掛ける。
 強力な自爆装置を備えており、自機が破壊されると判断された場合は自爆装置を起動させる。
 東日本一帯を暴れ回った南岸低気圧による大雪害では、雪に埋もれてモーターが凍結した。
 個体個体にメモリーは搭載されておらず、完全にサーバーからの遠隔操作であることが判明した。
 平賀の調査により、製造元はDCI(デイライト・コーポレーション・インターナショナル。本社はアメリカのニューヨーク、支社がテキサス州ヒューストンにあり、研究所がアーカンソー州にあった。日本法人にDCJ、デイライト・コーポレーション・ジャパンがある)である可能性が強まった。
 アメリカ本社ではアーカンソー州研究所の所長であったアルバートを始めとする一部役員達が、会社の経営権を乗っ取ろうと企てていたことが判明し、それに嫌気が差した日本法人が独立を企てているという噂も立ったが……。

 バージョン4.0:

 元は世界的に有名だったウィリアム・フォレスト博士(通称、ドクター・ウィリー)が開発したテロ用途ロボット。
 現時点におけるバージョンシリーズでは、最大個体数を誇る。
 ロボット喋りができるのだが、テロ用途を外された途端、コミカルな言動・行動をするようになった。
 もはや人間に危害を加える恐れは無くなったが、マルチタイプのエミリーやシンディを未だに「女王様」「女帝陛下」として崇め奉る行動や言動を取ることが多い。
 8号機のアルエットに関しては、「御嬢様」として、やはり卑屈なまでにへりくだっている。
 見た目は同じだが、初期型と後期型に分かれている。
 一部はバージョン5.0のボディに換装されたモドキが存在し、それが北海道では敷島の窮地を救った。
 ずんぐりむっくりした個体だが、それまでのタイプと比べれば、格段に素早く動けるようになっている。
 と、同時にその体型でおどけて見せれば、憎めないヤツというキャラ作りができる。
 テロ用途から外された際に銃火器も取り外されたが、エミリーと同様、火炎放射器はそのまま搭載されている個体も多い。
 火炎放射器はガスボンベを消火器に換装すると、あっという間に消火剤噴射機と化す。
 エミリーからは役立たずと苛立たれていたが、アルエットの心の叫びを見事に受信し、エミリーの救助に向かった。
 マルチタイプの命令は何でも聞くように設定されており、これが例え自爆命令であっても喜んで引き受ける。

 エミリー:

 マルチタイプ1号機。
 北海道では彼女によく似た試作機が発見されており、彼女に似せて1号機以降のマルチタイプが造られたことから、「マザー」と呼ばれた。
 自分に相応しいマスター(アンドロイドマスター)が見つかるまで、ロボットのフリをして稼働していた。
 敷島にそれを見出し、ついにマルチタイプとしての本性を曝け出す。
 シンディと比べればそれでもまだ物静かで、クールな方。
 敷島エージェンシーでは敷島の第一秘書を務める。
 自ら敷島に隷属を決めたことを試作機のマザーに指摘されていた(『結局ロボットと一緒ではないか!』と突っ込まれた)が、堂々と「自分で仕える人間を選べたことがマルチタイプとしての誇り」と言い切った。
 ピアノを得意としており、ピアノが自由に弾ける環境では毎日17時に数曲弾く。
 弾く曲はクラシックとオリジナル曲。
 かつては右手にマシンガン、ショットガンなどの銃火器を仕掛けていたが、今は火炎放射器のみ。
 左手には有線ロケットパンチと高圧電流を流して攻撃できるようになっている。
 但し、あまり高い電圧を放つと自分のバッテリーがオシャカになったり、最悪自家中毒の如く、自分も感電する恐れがある為、そこはセーブしている。
 強力な自爆装置が搭載されていたが、銃火器と同様に取り外された。
 取り外されたことで、自重が200キロから130キロにまで軽量化された。
 シンディが唯一頭が上がらない姉である。
 クールに見えて実は尻は軽いと言われ、シンディよりも他の男性ロイドに言い寄られることが多々ある。
 他のロボットと行動したことがあまり無いせいか、統率力はシンディよりも劣る(何でも1人でやろうとするタイプ)。
 敷島家ではメイドとして活動している(役割はシンディや二海とローテーションで変えている)。

 シンディ:

 マルチタイプ3号機。
 かつては2号機の兄と4号機から7号機までの弟妹がいたのだが、今はこの世に存在しない。
 マルチタイプの中では1番コミュ力が高く、口八丁手八丁が得意技。
 かつては敷島の専属秘書を務めていたが、今ではエミリーにその座を譲り、どうしてもエミリーが休まないといけない時だけ代理を務める第二秘書になっている。
 その為、現在ではアリスのボディガードや敷島家のメイドを務めることが多くなった。
 元々前期型の時からウィリーのロボットを率いてテロ活動をしていたからか、今でもバージョン達の集団を統率して行動することができる。
 大雪害の時は率先してバージョン達に除雪や孤立者の救助活動を命令していた。
 得意な楽器はフルートなどの管楽器。
 エミリーのピアノに合わせたり、悪堕ちする前の執事ロイド・キールのヴァイオリンと合わせて演奏を披露したりもした。
 狙撃が得意で、かつては右手に狙撃用のライフルを仕込んでいたほど。
 100メートルから500メートルまでの距離を狙い撃ちできる。
 近距離攻撃用としてナイフを使っていたこともあったが、エミリーからは使い方について嘲笑されていたという。
 基本的に他のマルチタイプ兄弟とは仲良くやっていたそうだが、1号機のエミリーには頭が上がらず、7号機のレイチェルにも恐れを抱いていたそうなので、どこまで本当なのかは分からない。
 ボーカロイド達にも慕われており、エミリーには突っかかるMEIKOもシンディの前では大人しくしている。
 作者が1番好きなロイドであり、知り合いの挿絵家に『東京決戦』の絵を描いてもらったほど。
 人間に対してはどんな者でも無礼な態度を取ることは無いが、ロボットに対してはどんな者でも尊大な態度で臨む。

 アルエット:

 マルチタイプ8号機。
 1号機や3号機が20代の女性として設計されているのに対し、こちらは12〜13歳の少女として設計された。
 7号機までのオリジナルタイプをフルモデルチェンジしたものとされているが、同列に扱う為か連番になっている。
 普段はDCJロボット未来科学館のマスコットとして活動している。
 何もかもが最新鋭として製造されたこともあってか、旧型のエミリーやシンディには無いものを持っている。
 エミリー達がリチウムバッテリーを3個搭載しているのに対し、こちらは燃料電池駆動。
 そのシステム上、廃水が発生するが、排水に関しては人間の排尿と同じ行動を取らせている(つまり、ロイドでありながらトイレに行って用を足す)。
 シンディ以上にフレンドリーな性格で人間の来館者に愛嬌を振り撒いてるが、自分を御嬢様扱いしてくるロボットに対しては(エミリーやシンディほどでないにせよ)厳しい態度で接する。
 巨大ロボ、バージョン400の頭部コクピットに搭乗して直接操縦できる。
 この時のアルエットは無敵状態で、エミリーやシンディでも手出しできない。
 従姉のような存在のエミリーとシンディとは、良好な関係を築いている。
 エミリーが黒いロボットの自爆に巻き込まれ、それで起きた雪のトンネルの崩壊に巻き込まれたと知った時は、仙台のバージョン達に救助命令を出した。

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