[5月2日08:00.天候:晴 栃木県那須塩原市 ホテル天長園8F・レストラン]
朝風呂に入ってサッパリした後は、8階のレストランへ向かった。
女将:「おはようございます。昨夜は眠れましたか?」
愛原:「おかげさまで。BSAAがいるもんだから大丈夫かなと思ったんですが、案外大丈夫でした」
女将:「それは良かったです」
昨夜の夕食と同じ席が用意されていた。
愛原:「なるほど……」
昨夜は天気が悪くて視界不良だったが、今は晴れていることもあってか、景色がよく見えた。
愛原:「あれが那須の山かな?」
女将:「さようでございます」
山奥というわけでもないのだが、立地条件としては、アメリカのラクーン市の郊外山中にあったというアンブレラの秘密研究所と同じくらいかな?
女将:「お待たせ致しました。朝食でございます」
ホテルの朝食と言えばバイキングというのがベタな法則だが、ここでは定食形式で用意された。
凛:「おはようございます」
リサ:「おはよう」
絵恋:「フン……」
私は改めて、上野凛という名の少女の顔とリサの顔を見比べた。
昨夜、絵恋さんは、凛さんの髪形がリサとそっくりだと憤慨したが、心なしか顔も似ているような気がする。
そうだ。
目から上が似ている。
愛原:「ありがとう」
女将:「お飲み物は何になさいますか?」
愛原:「いやあ、朝からビールはちょっとねぇ……」
リサ:「先生、ビールだなんて言ってない」
愛原:「あ……」
リサ:「オレンジジュースで」
絵恋:「じゃあ、私も」
凛:「かしこまりました」
愛原:「私はお茶でいいです」
高橋:「じゃあ、俺も」
女将:「かしこまりました」
愛原:「女将さん」
女将:「何でございましょうか?」
愛原:「娘さん、上野凛さんと仰るのでしょう?」
女将:「さようでございますが?」
愛原:「ゴールデンウィークだと学校も休みだから、ずっとここでバイトするのかな?」
女将:「その予定です。こんな田舎じゃあ、遊びに行く所も無いですから」
愛原:「そう。ということは、女将さんの名前も上野さんと仰るんだね?」
女将:「はい、さようでございます」
愛原:「そうか……」
女将:「何か、お気になさることでも?」
愛原:「女将さん、上野暢子さんって知ってるかい?」
女将:「上野暢子……?申し訳ございません。ちょっと、記憶にございません」
愛原:「え?そうなの?」
女将:「私も人間を辞めてしまった身。人間だった頃の記憶は、あまり無いのです。名字からして、私共の親戚筋ではないかと思われたのですね?」
愛原:「そうです」
女将:「かしこまりました。それでは後ほど、お調べしておきます」
愛原:「分かりました」
凛:「……さん」
その時、凛さんが何か呟いたのを私は聞いた。
ただ、何を言ってたのかまでは分からなかった。
高橋:「上野暢子はリサの人間だった頃の名前。そして、ここの女将母娘の名字も上野。何やら怪しい臭いがプンプンしますね」
愛原:「そうだな」
私は凛さんが何か知っているのではないかと思ったが、あいにくと凛さんはどこかへ行ってしまった。
[同日10:00.天候:晴 ホテル天長園1F駐車場出入口→関東自動車バス車内]
朝食を終えた私達は浴衣から私服や制服に着替えると、ホテルの外に出た。
私服ではなく、制服を着て来た彼女達に聞いてみると、この方が行けなかった修学旅行っぽくて良いという。
愛原:「行けなかったのは中等部の修学旅行だろ?」
リサ:「そう」
愛原:「なのに高等部の制服を着て来るってのも、あれだなー」
リサ:「そうか。中等部の制服を着て来るんだった」
絵恋:「リサさん、それは無理よ。私達、高等部の授業の後で来たんだから……」
リサ:「む、それもそうか」
絵恋:「それに、夏服のこの恰好、中等部と大して変わんないから」
リサ:「……それもそうだ」
5月から夏服になるのだが、6月までの間は合着期間ということで、ブレザーを脱いで、スカートやスラックスは夏用の物に換えるだけで良い。
東京中央学園の夏服のスカートやスラックスは、ブレザーと同じモスグリーンである(冬はグレー)。
上に着るベストはグレーだった。
ベストは気温に合わせて着たり脱いだりして良い。
7月からの盛夏服としては、ポロシャツになる。
ただ、ブラウスよりも下着が透けやすい為、PTAからの申し入れにより、強制ではなくなっている(つまり、ブラウスを着ても良い)。
高橋:「先生、バスが来ましたよ」
愛原:「おっ、来たか。おーい!」
この辺りはフリー乗降区間である。
つまり、バス停以外の場所でも乗り降りができる。
この辺りは道路も直線区間になっているので、遠くからでもバスを視認できた。
私はバスに向かって大きく手を挙げた。
バスが左ウィンカーを上げて、こちらに寄って来る。
愛原:「よし、乗ろう」
バスに乗り込むと、2~3人ほどの乗客が乗っていた。
後ろの席に座る。
〔「発車します。ご注意ください」〕
バスが走り出す。
まずは板室温泉の中心部へ向かうようだ。
愛原:「今のうちに、乗りたいアトラクションとか考えておけよ?帰りもこのバスに乗るから」
リサ:「はーい」
リサと絵恋さんは、ホテルでもらった那須ハイランドパークのパンフレットを見ていた。
愛原:「パンフレットじゃ分からんが、コロナ禍だ。一部のアトラクションとかレストラン辺り、営業しているかどうか怪しいな」
高橋:「営業しているだけでも奇跡みたいなもんですよ」
愛原:「そうだな」
本当ならこのバス、もっと乗客が多いのだろう。
本数が1日に2往復しか無いところを見ると、元々そんなに利用客は多くないのかもしれない。
それにしても、さすがに乗客が少なすぎると思った。
コロナ禍の影響だと思いたい。
朝風呂に入ってサッパリした後は、8階のレストランへ向かった。
女将:「おはようございます。昨夜は眠れましたか?」
愛原:「おかげさまで。BSAAがいるもんだから大丈夫かなと思ったんですが、案外大丈夫でした」
女将:「それは良かったです」
昨夜の夕食と同じ席が用意されていた。
愛原:「なるほど……」
昨夜は天気が悪くて視界不良だったが、今は晴れていることもあってか、景色がよく見えた。
愛原:「あれが那須の山かな?」
女将:「さようでございます」
山奥というわけでもないのだが、立地条件としては、アメリカのラクーン市の郊外山中にあったというアンブレラの秘密研究所と同じくらいかな?
女将:「お待たせ致しました。朝食でございます」
ホテルの朝食と言えばバイキングというのがベタな法則だが、ここでは定食形式で用意された。
凛:「おはようございます」
リサ:「おはよう」
絵恋:「フン……」
私は改めて、上野凛という名の少女の顔とリサの顔を見比べた。
昨夜、絵恋さんは、凛さんの髪形がリサとそっくりだと憤慨したが、心なしか顔も似ているような気がする。
そうだ。
目から上が似ている。
愛原:「ありがとう」
女将:「お飲み物は何になさいますか?」
愛原:「いやあ、朝からビールはちょっとねぇ……」
リサ:「先生、ビールだなんて言ってない」
愛原:「あ……」
リサ:「オレンジジュースで」
絵恋:「じゃあ、私も」
凛:「かしこまりました」
愛原:「私はお茶でいいです」
高橋:「じゃあ、俺も」
女将:「かしこまりました」
愛原:「女将さん」
女将:「何でございましょうか?」
愛原:「娘さん、上野凛さんと仰るのでしょう?」
女将:「さようでございますが?」
愛原:「ゴールデンウィークだと学校も休みだから、ずっとここでバイトするのかな?」
女将:「その予定です。こんな田舎じゃあ、遊びに行く所も無いですから」
愛原:「そう。ということは、女将さんの名前も上野さんと仰るんだね?」
女将:「はい、さようでございます」
愛原:「そうか……」
女将:「何か、お気になさることでも?」
愛原:「女将さん、上野暢子さんって知ってるかい?」
女将:「上野暢子……?申し訳ございません。ちょっと、記憶にございません」
愛原:「え?そうなの?」
女将:「私も人間を辞めてしまった身。人間だった頃の記憶は、あまり無いのです。名字からして、私共の親戚筋ではないかと思われたのですね?」
愛原:「そうです」
女将:「かしこまりました。それでは後ほど、お調べしておきます」
愛原:「分かりました」
凛:「……さん」
その時、凛さんが何か呟いたのを私は聞いた。
ただ、何を言ってたのかまでは分からなかった。
高橋:「上野暢子はリサの人間だった頃の名前。そして、ここの女将母娘の名字も上野。何やら怪しい臭いがプンプンしますね」
愛原:「そうだな」
私は凛さんが何か知っているのではないかと思ったが、あいにくと凛さんはどこかへ行ってしまった。
[同日10:00.天候:晴 ホテル天長園1F駐車場出入口→関東自動車バス車内]
朝食を終えた私達は浴衣から私服や制服に着替えると、ホテルの外に出た。
私服ではなく、制服を着て来た彼女達に聞いてみると、この方が行けなかった修学旅行っぽくて良いという。
愛原:「行けなかったのは中等部の修学旅行だろ?」
リサ:「そう」
愛原:「なのに高等部の制服を着て来るってのも、あれだなー」
リサ:「そうか。中等部の制服を着て来るんだった」
絵恋:「リサさん、それは無理よ。私達、高等部の授業の後で来たんだから……」
リサ:「む、それもそうか」
絵恋:「それに、夏服のこの恰好、中等部と大して変わんないから」
リサ:「……それもそうだ」
5月から夏服になるのだが、6月までの間は合着期間ということで、ブレザーを脱いで、スカートやスラックスは夏用の物に換えるだけで良い。
東京中央学園の夏服のスカートやスラックスは、ブレザーと同じモスグリーンである(冬はグレー)。
上に着るベストはグレーだった。
ベストは気温に合わせて着たり脱いだりして良い。
7月からの盛夏服としては、ポロシャツになる。
ただ、ブラウスよりも下着が透けやすい為、PTAからの申し入れにより、強制ではなくなっている(つまり、ブラウスを着ても良い)。
高橋:「先生、バスが来ましたよ」
愛原:「おっ、来たか。おーい!」
この辺りはフリー乗降区間である。
つまり、バス停以外の場所でも乗り降りができる。
この辺りは道路も直線区間になっているので、遠くからでもバスを視認できた。
私はバスに向かって大きく手を挙げた。
バスが左ウィンカーを上げて、こちらに寄って来る。
愛原:「よし、乗ろう」
バスに乗り込むと、2~3人ほどの乗客が乗っていた。
後ろの席に座る。
〔「発車します。ご注意ください」〕
バスが走り出す。
まずは板室温泉の中心部へ向かうようだ。
愛原:「今のうちに、乗りたいアトラクションとか考えておけよ?帰りもこのバスに乗るから」
リサ:「はーい」
リサと絵恋さんは、ホテルでもらった那須ハイランドパークのパンフレットを見ていた。
愛原:「パンフレットじゃ分からんが、コロナ禍だ。一部のアトラクションとかレストラン辺り、営業しているかどうか怪しいな」
高橋:「営業しているだけでも奇跡みたいなもんですよ」
愛原:「そうだな」
本当ならこのバス、もっと乗客が多いのだろう。
本数が1日に2往復しか無いところを見ると、元々そんなに利用客は多くないのかもしれない。
それにしても、さすがに乗客が少なすぎると思った。
コロナ禍の影響だと思いたい。
この時代に御登山されていた方にお伺いしたいのだが、「夜にはライトアップされた正本堂が新幹線の車窓から見え、しかもその事が車内放送で案内されていた」というのは本当だろうか?
これは日蓮正宗妙観講機関紙“慧妙”の6月1日号の二面、“顕正会雑感”に記者からの視点で書かれていたものである。
尚、私の所属寺院の御住職様に確認したところ、「そのような話は聞いたことがない」とのことだ。
新幹線と石山では距離が離れすぎていて
見える筈がありませんよ。
正本堂はスカイツリーではありませんからww
ですよね。
私も新幹線で御登山させて頂いたことが何度もあり、正本堂の跡地に建てられた奉安堂など全く見えないのに、そんなこと有り得るのだろうかと首を傾げておりました。
いえ、無料で閲覧できる個人のブログならそれでも良いとは思いますが、いくら一部55円とはいえ、有料の機関紙でそのような曖昧な記憶で書くのは如何なものかと思います。
ましてや、顕正会や創価学会を破折するのが目的ですからね。
そのような不確かな事を記者が書いていたと騒ぐ顕正会員や学会員がいないとも限りませんから、もう少し慎重に書いて頂きたいものですね。
読み物としては面白いですがw