[1月14日16:16 天候:晴 JR東北新幹線“やまびこ”214号9号車内→JR東京駅]
〔♪♪(車内チャイム)♪♪。まもなく終点、東京です。東海道新幹線、東海道本線、中央線、山手線、京浜東北線、横須賀線、総武快速線と京葉線はお乗り換えです。お忘れ物の無いよう、お支度ください。本日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございました〕
北からやってきた新幹線が超高層ビルの間を駆け抜ける。
平賀:「定刻通りだったな」
エミリー:「はい。GPSによれば、敷島社長方も定時です」
平賀:「うん、素晴らしい」
エミリー:「あの……まずは東京駅で落ち合うのは理解できますが、博士の宿泊先からして、ホテル内での打ち合わせは……」
平賀:「シッ。だから、びっくりするだろうな。フフフッ( *´艸`)」
〔「長らくのご乗車お疲れさまでした。まもなく終点、東京、東京です。22番線に到着致します。お出口は、左側です。……」〕
平賀:「それじゃ、降りる準備しようか」
エミリー:「はい」
エミリーは荷棚の上から平賀の荷物をヒョイと下ろした。
多分、それとてそれなりに重い荷物なのだろうが、エミリーは涼しい顔をして、しかも一瞬片手で下ろす。
エミリー:(すぐ近くにシンディの反応が……。そうか。やっぱり同時入線か)
列車がホームに滑り込んだ。
〔「ご乗車ありがとうございました。東京、東京、終点です。車内にお忘れ物の無いよう、お降りください。22番線の電車は折り返し、16時28分発、“はやて”369号、新青森行きとなります。……」〕
平賀とエミリーは列車を降りた。
平賀:「JRが違うから、今やコンコースが別になっているんだ。一旦、外に出た方がいいわけだ」
エミリー:「それで、八重洲南口で待ち合わせということされたのですか?」
平賀:「まあ、そんなところだ」
JR東海だと改札口を出ればすぐラチ外コンコースとなるが、JR東日本だと日本橋口を除いて、新幹線改札口を出てもそこにあるのは在来線コンコースである。
国鉄分割民営化の時など、駅構内もJRを分けなければならなかったので相当な苦労があったことだろう。
その為か、在来線コンコース経由で行くハメになる平賀達の方がワンテンポ遅かったようだ。
敷島:「平賀先生!エミリー!」
平賀:「敷島さん、よく御無事で」
敷島:「いや〜、KR団秘密研究所は超楽勝でした」
アリス:「ウソばっか」
実はアリスよりも、敷島とシンディの方が苦戦していたらしい。
敷島:「エミリー、ちゃんと直ったようだな。良かった良かった。平賀先生に感謝しろよ」
エミリー:「はい。御心配お掛けしまして、申し訳ありませんでした」
シンディ:「姉さんなら、そう簡単に壊れやしませんよ。あ、姉さんを助けたバージョン達には私から『御褒美』をあげといたからね」
エミリー:「ああ、ありがとう」
敷島:「それでは先生、ホテルへ移動しましょう。場所はどこですか?」
平賀:「聞いて驚くなかれ」
敷島:「!?」
[同日16:27.天候:晴 都営バス東15系統車内]
〔発車致します。お掴まりください〕
敷島達を乗せた都営バスが東京駅八重洲口バス停を出発する。
〔ピンポーン♪ 毎度、都営バスをご利用頂きまして、ありがとうございます。この都営バスは聖路加病院前、勝鬨橋南詰経由、深川車庫前行きでございます。次は通り三丁目、通り三丁目。……〕
敷島:「まさか、駅からバスで行くような場所だったとは……」
平賀:「連泊しますから、駅前の高級ホテルに泊まるつもりはありません。ゆったり温泉付きの所に泊まれればいいんです」
アリス:「それとて贅沢だと思うけど……」
敷島:「アリス!」
平賀:「ま、そこは反論の余地は……いや、あるな!それとて、まだまだ料金は安い方だ」
敷島:「うちの嫁がすいません」
平賀:「とにかく、広いロビーがあるわけでも、シングルルームですから、広い部屋というわけでもないんですよ」
敷島:「分かりました。それじゃ、後で夕食でも御一緒しながら情報交換と行きましょう」
平賀:「吉塚広美博士の所から手に入れたものについては、DCJで調べますよ。自分じゃなくて、アリスが科学館に持って行って調べればよろしい」
敷島:「あ、そうか」
敷島は平賀のことばかり考えていたが、アリスとてDCJの社員なのだった。
平賀:「自分は所詮外部役員ですから、DCJの本社ビルには出入りできても、常に研究施設に入り浸ることはできないんですよ」
敷島:「へえ……。研究者なのにねぇ……。まあ、DCJさんの都合に私が口は出せませんが……」
[同日16:33.天候:晴 東京都中央区新川二丁目]
〔「新川二丁目です。ご乗車ありがとうございました」〕
敷島がバス通勤していた頃に乗っていた東16系統は、月島の手前までずっと道なりに進んでいたが、東15系統は途中で右折する。
その右折した先にあるバス停で、バスを降りた。
バスは敷島達を降ろすと、すぐに交番の前を左折して行った。
その先に、平賀の宿泊するホテルはある。
因みにこのバスルート、ホテルの公式サイトにはアクセスルートとしては紹介されていない。
その理由は不明だが、恐らくバスの本数が1時間に2〜3本程度しか無いからだろう。
また、この新川二丁目バス停に止まるのは下り線のみで、上り線は別ルートを通るから紹介できないのかもしれない。
平賀:「じゃあ自分、チェック・インして荷物だけ置いて来ますので」
敷島:「分かりました」
敷島達はロビーで待つことにした。
敷島:「荷物だけって、その荷物が狙われたりしないかね?」
エミリー:「平賀博士のことですから、大丈夫だとは思いますが……」
シンディ:「私が荷物の見張りでもしてましょうか?」
敷島:「シンディだと、平賀先生は嫌がるだろうなァ……」
敷島は難しい顔をして、首を傾げた。
そしてしばらくして、部屋から戻って来た平賀と共に近くの飲食店に向かうことにした。
〔♪♪(車内チャイム)♪♪。まもなく終点、東京です。東海道新幹線、東海道本線、中央線、山手線、京浜東北線、横須賀線、総武快速線と京葉線はお乗り換えです。お忘れ物の無いよう、お支度ください。本日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございました〕
北からやってきた新幹線が超高層ビルの間を駆け抜ける。
平賀:「定刻通りだったな」
エミリー:「はい。GPSによれば、敷島社長方も定時です」
平賀:「うん、素晴らしい」
エミリー:「あの……まずは東京駅で落ち合うのは理解できますが、博士の宿泊先からして、ホテル内での打ち合わせは……」
平賀:「シッ。だから、びっくりするだろうな。フフフッ( *´艸`)」
〔「長らくのご乗車お疲れさまでした。まもなく終点、東京、東京です。22番線に到着致します。お出口は、左側です。……」〕
平賀:「それじゃ、降りる準備しようか」
エミリー:「はい」
エミリーは荷棚の上から平賀の荷物をヒョイと下ろした。
多分、それとてそれなりに重い荷物なのだろうが、エミリーは涼しい顔をして、しかも一瞬片手で下ろす。
エミリー:(すぐ近くにシンディの反応が……。そうか。やっぱり同時入線か)
列車がホームに滑り込んだ。
〔「ご乗車ありがとうございました。東京、東京、終点です。車内にお忘れ物の無いよう、お降りください。22番線の電車は折り返し、16時28分発、“はやて”369号、新青森行きとなります。……」〕
平賀とエミリーは列車を降りた。
平賀:「JRが違うから、今やコンコースが別になっているんだ。一旦、外に出た方がいいわけだ」
エミリー:「それで、八重洲南口で待ち合わせということされたのですか?」
平賀:「まあ、そんなところだ」
JR東海だと改札口を出ればすぐラチ外コンコースとなるが、JR東日本だと日本橋口を除いて、新幹線改札口を出てもそこにあるのは在来線コンコースである。
国鉄分割民営化の時など、駅構内もJRを分けなければならなかったので相当な苦労があったことだろう。
その為か、在来線コンコース経由で行くハメになる平賀達の方がワンテンポ遅かったようだ。
敷島:「平賀先生!エミリー!」
平賀:「敷島さん、よく御無事で」
敷島:「いや〜、KR団秘密研究所は超楽勝でした」
アリス:「ウソばっか」
実はアリスよりも、敷島とシンディの方が苦戦していたらしい。
敷島:「エミリー、ちゃんと直ったようだな。良かった良かった。平賀先生に感謝しろよ」
エミリー:「はい。御心配お掛けしまして、申し訳ありませんでした」
シンディ:「姉さんなら、そう簡単に壊れやしませんよ。あ、姉さんを助けたバージョン達には私から『御褒美』をあげといたからね」
エミリー:「ああ、ありがとう」
敷島:「それでは先生、ホテルへ移動しましょう。場所はどこですか?」
平賀:「聞いて驚くなかれ」
敷島:「!?」
[同日16:27.天候:晴 都営バス東15系統車内]
〔発車致します。お掴まりください〕
敷島達を乗せた都営バスが東京駅八重洲口バス停を出発する。
〔ピンポーン♪ 毎度、都営バスをご利用頂きまして、ありがとうございます。この都営バスは聖路加病院前、勝鬨橋南詰経由、深川車庫前行きでございます。次は通り三丁目、通り三丁目。……〕
敷島:「まさか、駅からバスで行くような場所だったとは……」
平賀:「連泊しますから、駅前の高級ホテルに泊まるつもりはありません。ゆったり温泉付きの所に泊まれればいいんです」
アリス:「それとて贅沢だと思うけど……」
敷島:「アリス!」
平賀:「ま、そこは反論の余地は……いや、あるな!それとて、まだまだ料金は安い方だ」
敷島:「うちの嫁がすいません」
平賀:「とにかく、広いロビーがあるわけでも、シングルルームですから、広い部屋というわけでもないんですよ」
敷島:「分かりました。それじゃ、後で夕食でも御一緒しながら情報交換と行きましょう」
平賀:「吉塚広美博士の所から手に入れたものについては、DCJで調べますよ。自分じゃなくて、アリスが科学館に持って行って調べればよろしい」
敷島:「あ、そうか」
敷島は平賀のことばかり考えていたが、アリスとてDCJの社員なのだった。
平賀:「自分は所詮外部役員ですから、DCJの本社ビルには出入りできても、常に研究施設に入り浸ることはできないんですよ」
敷島:「へえ……。研究者なのにねぇ……。まあ、DCJさんの都合に私が口は出せませんが……」
[同日16:33.天候:晴 東京都中央区新川二丁目]
〔「新川二丁目です。ご乗車ありがとうございました」〕
敷島がバス通勤していた頃に乗っていた東16系統は、月島の手前までずっと道なりに進んでいたが、東15系統は途中で右折する。
その右折した先にあるバス停で、バスを降りた。
バスは敷島達を降ろすと、すぐに交番の前を左折して行った。
その先に、平賀の宿泊するホテルはある。
因みにこのバスルート、ホテルの公式サイトにはアクセスルートとしては紹介されていない。
その理由は不明だが、恐らくバスの本数が1時間に2〜3本程度しか無いからだろう。
また、この新川二丁目バス停に止まるのは下り線のみで、上り線は別ルートを通るから紹介できないのかもしれない。
平賀:「じゃあ自分、チェック・インして荷物だけ置いて来ますので」
敷島:「分かりました」
敷島達はロビーで待つことにした。
敷島:「荷物だけって、その荷物が狙われたりしないかね?」
エミリー:「平賀博士のことですから、大丈夫だとは思いますが……」
シンディ:「私が荷物の見張りでもしてましょうか?」
敷島:「シンディだと、平賀先生は嫌がるだろうなァ……」
敷島は難しい顔をして、首を傾げた。
そしてしばらくして、部屋から戻って来た平賀と共に近くの飲食店に向かうことにした。
それと来年再来年と105系の4扉が無くなります(T . T)
特にクハは1000番代の生き残りですので乗って見てはいかがかな?
最近、西日本ネタはフケっ放しでよく分かりませんでね。
ま、乗れる機会があったら是非といった感じですかね。
名前が抜けてて申し訳ありませんでした。