[8月29日08:00.JR仙台駅→地下鉄仙台駅 敷島孝夫、3号機のシンディ、8号機のアルエット、井辺翔太、MEGAbyte]
〔♪♪(車内チャイム)♪♪。まもなく、仙台です。仙石線、仙山線、常磐線はお乗り換えです。お降りの際はお忘れ物の無いよう、お支度ください。仙台の次は、古川に止まります〕
列車は速度を落とし、仙台市の市街地を走行していた。
〔「仙台でお降りのお客様、ご乗車ありがとうございました。11番線到着、お出口は右側です。仙台からは各駅に止まります。……」〕
「荷物、忘れるなよ」
「はーい」
デッキの荷物置き場に置いてある物を取りに行くシンディとアルエット。
因みにMEGAbyteがライブで着る衣装などに関しては、既に運送会社に委託している。
ポイント通過で少し列車が大きく揺れると、更に速度を落として仙台駅の下り副線ホームに入線した。
〔「おはようございます。ご乗車ありがとうございました。仙台〜、仙台です。お忘れ物の無いよう、お降りください。11番線に到着の電車は8時2分発の“やまびこ”41号、盛岡行きです。終点、盛岡までの各駅に止まります」〕
ここで降りる乗客は多数。
敷島達も荷物を手にホームに降りる。
「シンディさんの荷物が1番大きいですね」
と、井辺。
「シンディが1番の力持ちだし、何しろ今回のイベントはシンディ達がメインになるんだからな。尚更、持ち物は多いよ」
「色々な部品ですか?」
「えーと、グレネードランチャーが1基とAUGマシンガンが1丁、それとM3ショットガンが……」
「ちょっと待ってください、社長。陸上自衛隊の基地祭りじゃないんですよ?」
「冗談だよ。バッテリーパックやオイルとかもあるよ。車と共用できるヤツは現地調達でいいと思うけど」
「そうでしたか」
「エンジンオイルやラジエーターくらいガソリンスタンドで手に入る」
「そうですね」
因みに先ほど、車内でオイルを経口摂取していたLily。
ペットボトルに移し替え、ストローで飲んでいた。
ラジエーターが減った場合、水で代用することがある。
そのLilyだが、前髪を押さえる為の赤いカチューシャを着けている。
最近着けたもので、MEGAbyteを旗揚げしてから却って人気の落ちたことを気にしていた彼女に井辺が買い与えたもの。
但し、プライベートでは着けるが、公式イラスト……もとい、宣材写真とは違うので、ライブの時には基本外す。
改札口を出た後、敷島達は地下鉄の駅へ移動した。
その間、平賀に仙台駅には到着した旨伝えようかと思ったが、既にシンディがエミリーと交信していて、
「ちょうど今、科学館に着いたってよ」
とのことだ。
「平賀先生も熱心だなー。マルチタイプの研究には、意外と消極的だったのに」
世間一般に受け入れられるのは、マルチタイプではなくメイドロイドだという提唱だったのだが、気が変わったのだろうか。
「アルができたから、やろうと思えばできるかもと思ったかな?」
[同日08:17.地下鉄仙台駅→地下鉄車内 上記メンバー]
「何気に新幹線から遠い」
「まあ、鉄道会社が違いますから」
敷島のボヤきに、冷静にツッコむ井辺。
「意外とそこの壁壊せば、仙石線が走ってたりしてな」
「九段下駅じゃないんですから……」
〔2番線に、泉中央行き電車が到着します。……〕
「九段下駅の壁撤去工事、エミリー使えば速かったのにな……」
「駅ごと無くなってしまう恐れがありますから……」
「ん、そうか?」
「姉さん、サクッとやっちゃうからね」
「はは、そうか」
「アタシはザックリやるけど」
「九段下の壁撤去工事、お前は東西線の壁も壊しそうだ」
「ええ、そうね」
電車がやってくる。
4両編成という、地下鉄にしては短い編成だ。
〔仙台、仙台。JR線は、お乗り換えです〕
「ロボットの感じがする」
アルエットは運転室の方を見て言った。
「運転士がボタンだけで操作する自動運転(ATO)だからな。“ロックマン・エグゼ”みたいに暴走したら止めてくれよ」
〔2番線から、泉中央行き電車が発車します。ドアが閉まります。ご注意ください〕
ドアが閉まって電車が走り出す。
〔次は広瀬通、広瀬通です。一番町、中央通はこちらです〕
〔日蓮正宗、上方山・日浄寺へは北仙台でお降りください。駅から徒歩5分です〕
「そ、そう言えばシンディ……」
「なーに?」
敷島が思い出したように口を開いた。
「お前、昔、南里所長を拉致して地下鉄の倉庫に閉じ込めたことがあるよな?」
「……ああ、そういえばあったわね」
「脱走した南里所長を追い掛けて、たまたまやってきた電車に体当たりしたよな?」
「それも知ってるのね」
「南里所長が言ってたよ」
「まあ、とんだテロ行為をしてしまったわね」
「そんなことがあったんですか」
「そうなんだよ。だからまあ、暴走したら止めてくれ。マルチタイプならそれができる。エミリーにあっては、電車に轢かれそうになった人を助ける為に電車に体当たりしたくらいだ」
もっとも、シンディは本当に体当たりなのに対し、エミリーは両手で止めた形だ。
「わたしもしないとダメですか?」
と、アルエット。
「お前はムリしなくていい」
敷島はキッパリ言い放った。
[同日08:45.宮城県仙台市青葉区・仙台市科学館 上記メンバー、平賀太一、1号機のエミリー]
「いやー、やっと着いた」
「敷島さん、井辺さん、おはようございます!」
まだオープンしていない科学館に来ると、既に設営準備を終えている平賀とエミリーがやってきた。
「今日からよろしくお願いします」
「こちらこそ。7月の通りにするということですが……」
「まあ、基本はそうですね。取りあえず、会場と控え室をご案内します」
「ああ、すいません」
「彼女達にはすぐに準備してもらいますが、私達は一息つきましょう」
着替える場所はさすがに別室にしてもらった。
「お忙しい中、すいませんね」
「いえ、MEGAbyteにとってもいい経験にはなると思います」
平賀の言葉に、井辺が答えた。
「間違い無く科学雑誌には載りますよ。今、マルチタイプは世界中から注目されてますから」
「そうなんですか」
「皮肉にも十条伝助博士のテロ活動と、弟の達夫博士が新しいタイプを造ったことが注目されているんです」
「そうなんですか。その伝助の爺さんも、そろそろお縄になる頃だと思いますが、逆に何もしかけてこないのも、それはそれで不気味ですね」
「そう簡単に捕まらないでしょうし、捕まったとしても、またキールが脱獄させるでしょう。自分にとって、ラスボスはキールのような気がします」
「なるほど……」
「実はイベントの方もそうなんですが、今回ここに敷島さんをお呼び立てしたのは、そのキールのことについてなんです」
「えっ?」
「警察は伝助博士を直接狙っていますが、自分はキールの方を落とすべきだと思うんですよ」
「へえ……。何か作戦がありそうですね」
「いや、作戦というほどのものではないです。奴もロイドである以上、完全に居場所を隠すことはできないであろうということですよ」
「面白い理論ですね。是非聞かせてください」
「分かりました。それは後ほど……」
「ん?」
「まずはイベントを開始しましょう。館長も、後で来ますよ」
「ああ、それもそうですね」
〔♪♪(車内チャイム)♪♪。まもなく、仙台です。仙石線、仙山線、常磐線はお乗り換えです。お降りの際はお忘れ物の無いよう、お支度ください。仙台の次は、古川に止まります〕
列車は速度を落とし、仙台市の市街地を走行していた。
〔「仙台でお降りのお客様、ご乗車ありがとうございました。11番線到着、お出口は右側です。仙台からは各駅に止まります。……」〕
「荷物、忘れるなよ」
「はーい」
デッキの荷物置き場に置いてある物を取りに行くシンディとアルエット。
因みにMEGAbyteがライブで着る衣装などに関しては、既に運送会社に委託している。
ポイント通過で少し列車が大きく揺れると、更に速度を落として仙台駅の下り副線ホームに入線した。
〔「おはようございます。ご乗車ありがとうございました。仙台〜、仙台です。お忘れ物の無いよう、お降りください。11番線に到着の電車は8時2分発の“やまびこ”41号、盛岡行きです。終点、盛岡までの各駅に止まります」〕
ここで降りる乗客は多数。
敷島達も荷物を手にホームに降りる。
「シンディさんの荷物が1番大きいですね」
と、井辺。
「シンディが1番の力持ちだし、何しろ今回のイベントはシンディ達がメインになるんだからな。尚更、持ち物は多いよ」
「色々な部品ですか?」
「えーと、グレネードランチャーが1基とAUGマシンガンが1丁、それとM3ショットガンが……」
「ちょっと待ってください、社長。陸上自衛隊の基地祭りじゃないんですよ?」
「冗談だよ。バッテリーパックやオイルとかもあるよ。車と共用できるヤツは現地調達でいいと思うけど」
「そうでしたか」
「エンジンオイルやラジエーターくらいガソリンスタンドで手に入る」
「そうですね」
因みに先ほど、車内でオイルを経口摂取していたLily。
ペットボトルに移し替え、ストローで飲んでいた。
ラジエーターが減った場合、水で代用することがある。
そのLilyだが、前髪を押さえる為の赤いカチューシャを着けている。
最近着けたもので、MEGAbyteを旗揚げしてから却って人気の落ちたことを気にしていた彼女に井辺が買い与えたもの。
但し、プライベートでは着けるが、公式イラスト……もとい、宣材写真とは違うので、ライブの時には基本外す。
改札口を出た後、敷島達は地下鉄の駅へ移動した。
その間、平賀に仙台駅には到着した旨伝えようかと思ったが、既にシンディがエミリーと交信していて、
「ちょうど今、科学館に着いたってよ」
とのことだ。
「平賀先生も熱心だなー。マルチタイプの研究には、意外と消極的だったのに」
世間一般に受け入れられるのは、マルチタイプではなくメイドロイドだという提唱だったのだが、気が変わったのだろうか。
「アルができたから、やろうと思えばできるかもと思ったかな?」
[同日08:17.地下鉄仙台駅→地下鉄車内 上記メンバー]
「何気に新幹線から遠い」
「まあ、鉄道会社が違いますから」
敷島のボヤきに、冷静にツッコむ井辺。
「意外とそこの壁壊せば、仙石線が走ってたりしてな」
「九段下駅じゃないんですから……」
〔2番線に、泉中央行き電車が到着します。……〕
「九段下駅の壁撤去工事、エミリー使えば速かったのにな……」
「駅ごと無くなってしまう恐れがありますから……」
「ん、そうか?」
「姉さん、サクッとやっちゃうからね」
「はは、そうか」
「アタシはザックリやるけど」
「九段下の壁撤去工事、お前は東西線の壁も壊しそうだ」
「ええ、そうね」
電車がやってくる。
4両編成という、地下鉄にしては短い編成だ。
〔仙台、仙台。JR線は、お乗り換えです〕
「ロボットの感じがする」
アルエットは運転室の方を見て言った。
「運転士がボタンだけで操作する自動運転(ATO)だからな。“ロックマン・エグゼ”みたいに暴走したら止めてくれよ」
〔2番線から、泉中央行き電車が発車します。ドアが閉まります。ご注意ください〕
ドアが閉まって電車が走り出す。
〔次は広瀬通、広瀬通です。一番町、中央通はこちらです〕
〔日蓮正宗、上方山・日浄寺へは北仙台でお降りください。駅から徒歩5分です〕
「そ、そう言えばシンディ……」
「なーに?」
敷島が思い出したように口を開いた。
「お前、昔、南里所長を拉致して地下鉄の倉庫に閉じ込めたことがあるよな?」
「……ああ、そういえばあったわね」
「脱走した南里所長を追い掛けて、たまたまやってきた電車に体当たりしたよな?」
「それも知ってるのね」
「南里所長が言ってたよ」
「まあ、とんだテロ行為をしてしまったわね」
「そんなことがあったんですか」
「そうなんだよ。だからまあ、暴走したら止めてくれ。マルチタイプならそれができる。エミリーにあっては、電車に轢かれそうになった人を助ける為に電車に体当たりしたくらいだ」
もっとも、シンディは本当に体当たりなのに対し、エミリーは両手で止めた形だ。
「わたしもしないとダメですか?」
と、アルエット。
「お前はムリしなくていい」
敷島はキッパリ言い放った。
[同日08:45.宮城県仙台市青葉区・仙台市科学館 上記メンバー、平賀太一、1号機のエミリー]
「いやー、やっと着いた」
「敷島さん、井辺さん、おはようございます!」
まだオープンしていない科学館に来ると、既に設営準備を終えている平賀とエミリーがやってきた。
「今日からよろしくお願いします」
「こちらこそ。7月の通りにするということですが……」
「まあ、基本はそうですね。取りあえず、会場と控え室をご案内します」
「ああ、すいません」
「彼女達にはすぐに準備してもらいますが、私達は一息つきましょう」
着替える場所はさすがに別室にしてもらった。
「お忙しい中、すいませんね」
「いえ、MEGAbyteにとってもいい経験にはなると思います」
平賀の言葉に、井辺が答えた。
「間違い無く科学雑誌には載りますよ。今、マルチタイプは世界中から注目されてますから」
「そうなんですか」
「皮肉にも十条伝助博士のテロ活動と、弟の達夫博士が新しいタイプを造ったことが注目されているんです」
「そうなんですか。その伝助の爺さんも、そろそろお縄になる頃だと思いますが、逆に何もしかけてこないのも、それはそれで不気味ですね」
「そう簡単に捕まらないでしょうし、捕まったとしても、またキールが脱獄させるでしょう。自分にとって、ラスボスはキールのような気がします」
「なるほど……」
「実はイベントの方もそうなんですが、今回ここに敷島さんをお呼び立てしたのは、そのキールのことについてなんです」
「えっ?」
「警察は伝助博士を直接狙っていますが、自分はキールの方を落とすべきだと思うんですよ」
「へえ……。何か作戦がありそうですね」
「いや、作戦というほどのものではないです。奴もロイドである以上、完全に居場所を隠すことはできないであろうということですよ」
「面白い理論ですね。是非聞かせてください」
「分かりました。それは後ほど……」
「ん?」
「まずはイベントを開始しましょう。館長も、後で来ますよ」
「ああ、それもそうですね」
中央競馬の場外で、マナーも客層も最高と呼ばれる銀座でさえあのザマですから、お察し致します。
まだパチ屋の方が若年層も来るので、幾分かマシなのでしょうなぁ。
>メタボの相手してる顕正幹部ってスゲ~なあw
それが彼らの仕事ですからwww
しかし、窓口のババアの気持ちになってみるとわかる。こんな仕事やりたくね~よと。競輪廃止でえ~わとw
ボケジジイの相手はヒジョ~に疲れる。俺もふだん介護でボケ老人の相手ばっかしてるからよくわかる。ウンコ=汚物という人間としての基礎知識さえ理解できず、粘土遊びのように楽しくいじくってるジジイとか。い~から早く氏ねよw
う~む、メタボの相手してる顕正幹部ってスゲ~なあw
相変わらずの悩乱オバハンです。
私はそうなる前に顕正会を出ることができ、それに尽力してくださった方々には感謝に絶えません。
ムーディさんにもお手数お掛けしており、涙が出るほどありがたい話です。
功徳の現証をもって、御礼に代えさせて頂きたいと思います。
ま、
そんなどうでも良い事は兎も角、
ムーディ思うんですが、ユタさんの祈りはいつか叶うんだと思いますよ。
ムーディも御祈念させてもらいますね!
御本尊無いけどね(笑)
ヨロシクget you!!
それは良かったです。
仙台についてよくわかりましたよ。
それでも週末、家族連れで賑わう施設の警備応援に行くと、しっかり子供達の姿は多く見られる。
これで少子化なのかと思うくらい。
別にいいんじゃないの、これでと思う。
よく見ると、意外と一人っ子はいない。
恐らく、子供を作らない私らの分まで頑張ってくれていると思うが、ちゃんと世の中、バランスが取れているということだろう。
いやー、得度はやけくそでするものではないですから。
それに苦情を言ったところで、多分、
「自行・化他を頑張りなさい」
と、諭されて終わりのような気がしますが……。
法統相続免除者は免除者らしく、日陰の信心で行きますよ。
ですが、御母様や御祖母様からは比較的好印象だったものの、肝心の娘さんからはそういった印象を抱いて頂くことができず、失敗に終わりました。
それ以来、話は全く無いですね。
ユタさん。やけくそで得度するしかないですよ。
それか、住職の祈念が弱いから出会いがぁぁぁ~と、苦情を言ってみましょう。w