[1月25日09:00.イリノイ州シカゴ市内 レイチェル&“ショーン”]
「メディカル・チェックったって、随分と本格的なんだな……」
「そりゃそうでしょ」
ショーンは1日の検査入院を余儀無くされた。
その甲斐あってか、特に大きなケガも後遺症も無く、一晩で退院となったわけである。
クリニックを出て、迎えの車に乗り込む。
「ああ、昨日はご苦労だった。2人とも」
車の中で、件の黒服サングラスのエージェントと会う。
昨日のエージェントは助手席に座っており、運転手は同じ恰好をした別の人間だった。
……いや、運転手も人間かどうかは分からない。
しかし、ショーン達が乗り込むとすぐに車を走らせた。
「明日はいよいよ出国の日だ。昨日みたいなこともあったせいか、市内……特に市街地は物々しい雰囲気になっている。ショーン君においては、せっかく日本からのアメリカ旅行ということもあって、シカゴ市内の観光の1つでもしたいところだろうが、あいにくとこの状況だ。申し訳無いが、今日のところはホテルで待機してて欲しい」
「まあ、そうでしょうねぇ……。でも、お土産がまだなんだけどなぁ……」
「グッズくらいなら空港で買えばいい。大概の物は揃っているはずだ。キミ達はよくやってくれた。報酬アップを約束しよう」
「じゃあ、飛行機はファーストクラスね」
「それは却下だ」
「ぶーっ……」
ふくれっ面するレイチェルに、
「ははは……」
ショーンは苦笑いした。
車は小一時間ほどで宿泊しているホテルに到着した。
「じゃあ退屈かもしれないが、趣旨を理解した上で従ってくれ」
「分かりました」
「貸与しているプラチナカードは滞在中、自由に使ってくれて構わない」
「ありがとうございます」
「何かあったら、すぐに連絡を。レイチェル、キミも分かってるな?」
「はいはい。もちろんですよー」
ショーンとレイチェルは車を降りて、ホテルの中に入った。
「しかし、よく僕達のことが敵の組織にバレないもんだね。昨日のテロは、つい僕達の居場所を嗅ぎ付けた敵の組織かと思ったよ」
「アタシも一瞬、組織のミスを疑ったわ。でも、大丈夫みたいね。組織は敵に対して偽の情報をリークしているから、今頃アタシ達、とっくに別の国に飛んでることになってるかもよ」
「ふーん……」
宿泊している部屋のフロアで、エレベーターを降りる。
「ま、明日の朝にはチェック・アウトだから、今日1日は部屋の中でおとなしくしてましょう」
「映画でも見てるか。確か、有料で映画が観れたはずだ」
「そうね。じゃあ、ポップコーンとコーラでも買ってくる?」
「えっ?」
「組織は『このホテルから出ないように』というお達しなわけで、『部屋から出るな』とは言ってないわけよ。まあ、それだと確かにショーンが食事に行けないから、そうも言えなかったんだろうけどね」
「なるほど。でも、コーラはともかく、ポップコーン売ってる?」
「自販機コーナーにあったじゃない」
「マジ?」
日本で言うなら、カップラーメンの自販機代わりだろうか。
「私が行ってくるわ。ショーンは観たい映画探してて」
「うん」
ポップコーンとコーラは、ショーンの分しか買ってこなかった。
「本当にいいのかい?」
「いいのいいの。見たい映画決まった?」
「ああ。映画だけで1日過ごしちゃうなんてねぇ……」
観た映画は洋画だけではなく、邦画も入っている。
その中でレイチェルが反応したのは、ボーカロイド達が出演している映画だった。
『初音ミクの消失』
それ以外でも感動ものの展開があった映画はあったのに、これだけレイチェルがポロポロと涙を流したのであった。
(へえ……こういう所で泣くんだなぁ、レイチェルは……)
と、ショーンは意外に思った。
これとて確かに涙を誘うストーリーではある。
「何か、この主人公の男の子、ショーンに似てるね」
「そ、そうかな?」
篠里朝乃という名の男子大学生。
そしてショーンもまた日本では大学生である。
ただ、さすがにアメリカでテロ事件を掻い潜るような経験はそうそう無いだろう。
「まだ、映画みたいにフィールド・テストやってる方がよっぽど平和的なような気がする」
「そうかもね。私なら、あの悪役の大学教授を鉢の巣にしてやるところだわ」
「ははは……。じゃあ、次はこの映画にしようか」
ショーンは次のSF映画を選択した。
その映画もまた人間そっくりなロボットが出て来る内容。
人間だと思っていた彼女が爆弾テロに巻き込まれ、体の中から機械が出て来たのを見て、いわゆるメカバレするというもの。
その映画にレイチェルは緊張した顔になった。
そう、まるで、明日は我が身みたいな顔……。
映画が好きなショーンのこと、何本も観ていたら、あっという間に時間が過ぎてしまった。
時計を見たら、もうすぐ18時。
「いててて……。座り過ぎて腰が……」
「じゃあ、ベッドに横になって。アタシがマッサージしてあげる」
「レイチェルは腰が痛くならないのかい?」
「アタシは大丈夫よ。じゃ、うつ伏せになって」
「うん」
ショーンは言われた通り、ベッドにうつ伏せになった。
「えーと、痛いのはこの辺りかしら?」
「そうそう。……ああうっ!」
「力加減はどう?」
「ちょ、ちょうどいい……です」
「ねえ。『初音ミクの消失』に出て来たヒロインの初音ミクって、いま日本では大ブレイクだそうね?」
「う、うん……」
「日本ではボーカロイドは全部、JARAこと日本アンドロイド研究開発財団っていう組織が所有・管理しているんですって」
「そうなんだ……」
「もっとも、今は最高幹部がテロ事件に関わっていた罪で逮捕されたせいで、ほぼ壊滅したって話だけどね」
「そうなの!?」
「ボーカロイド達が今後どうなるか分からないし、今放映されてる映画もライセンス契約がどうなるか分からないから、今観ておいて正解だったかもね。もしかしたら、もう2度と観れなくなるかもしれない」
「うわ!明日は『悪ノ娘』の映画版があったのに……」
「そうね。ファーストクラスかビジネスクラスだったら、各席に専用モニタが必ずあるから、そこで映画も観放題だったのにね」
「うっ……!」
「プレミアム・エコノミー以下だと、モニタが付いてるシートとそうでないシートが機種によってバラバラだから、運次第ってことになるわね」
「あるといいなぁ……」
(まあ、あったところで、ボーカロイドが出演してる映画をやってるかどうかも怪しいけどね)
さすがにレイチェルはその言葉を飲み込んだ。
その後、夕食を取りにレストランに行き、また戻って来たショーンにはご褒美が待っていた。
既にシャワーを浴びて薄着になっているレイチェルが、性感マッサージをしてくれたのである。
さすがにヤらせてはくれなかったが、ヌいてはくれたわけだ。
「滞在は今夜が最後だからね。さすがに日本に着くまでが仕事だから、セックスはムリだけど、これで我慢してね」
レイチェルは耳元でそう囁いた。
いよいよ、明日は日本に向けて出国である。
「メディカル・チェックったって、随分と本格的なんだな……」
「そりゃそうでしょ」
ショーンは1日の検査入院を余儀無くされた。
その甲斐あってか、特に大きなケガも後遺症も無く、一晩で退院となったわけである。
クリニックを出て、迎えの車に乗り込む。
「ああ、昨日はご苦労だった。2人とも」
車の中で、件の黒服サングラスのエージェントと会う。
昨日のエージェントは助手席に座っており、運転手は同じ恰好をした別の人間だった。
……いや、運転手も人間かどうかは分からない。
しかし、ショーン達が乗り込むとすぐに車を走らせた。
「明日はいよいよ出国の日だ。昨日みたいなこともあったせいか、市内……特に市街地は物々しい雰囲気になっている。ショーン君においては、せっかく日本からのアメリカ旅行ということもあって、シカゴ市内の観光の1つでもしたいところだろうが、あいにくとこの状況だ。申し訳無いが、今日のところはホテルで待機してて欲しい」
「まあ、そうでしょうねぇ……。でも、お土産がまだなんだけどなぁ……」
「グッズくらいなら空港で買えばいい。大概の物は揃っているはずだ。キミ達はよくやってくれた。報酬アップを約束しよう」
「じゃあ、飛行機はファーストクラスね」
「それは却下だ」
「ぶーっ……」
ふくれっ面するレイチェルに、
「ははは……」
ショーンは苦笑いした。
車は小一時間ほどで宿泊しているホテルに到着した。
「じゃあ退屈かもしれないが、趣旨を理解した上で従ってくれ」
「分かりました」
「貸与しているプラチナカードは滞在中、自由に使ってくれて構わない」
「ありがとうございます」
「何かあったら、すぐに連絡を。レイチェル、キミも分かってるな?」
「はいはい。もちろんですよー」
ショーンとレイチェルは車を降りて、ホテルの中に入った。
「しかし、よく僕達のことが敵の組織にバレないもんだね。昨日のテロは、つい僕達の居場所を嗅ぎ付けた敵の組織かと思ったよ」
「アタシも一瞬、組織のミスを疑ったわ。でも、大丈夫みたいね。組織は敵に対して偽の情報をリークしているから、今頃アタシ達、とっくに別の国に飛んでることになってるかもよ」
「ふーん……」
宿泊している部屋のフロアで、エレベーターを降りる。
「ま、明日の朝にはチェック・アウトだから、今日1日は部屋の中でおとなしくしてましょう」
「映画でも見てるか。確か、有料で映画が観れたはずだ」
「そうね。じゃあ、ポップコーンとコーラでも買ってくる?」
「えっ?」
「組織は『このホテルから出ないように』というお達しなわけで、『部屋から出るな』とは言ってないわけよ。まあ、それだと確かにショーンが食事に行けないから、そうも言えなかったんだろうけどね」
「なるほど。でも、コーラはともかく、ポップコーン売ってる?」
「自販機コーナーにあったじゃない」
「マジ?」
日本で言うなら、カップラーメンの自販機代わりだろうか。
「私が行ってくるわ。ショーンは観たい映画探してて」
「うん」
ポップコーンとコーラは、ショーンの分しか買ってこなかった。
「本当にいいのかい?」
「いいのいいの。見たい映画決まった?」
「ああ。映画だけで1日過ごしちゃうなんてねぇ……」
観た映画は洋画だけではなく、邦画も入っている。
その中でレイチェルが反応したのは、ボーカロイド達が出演している映画だった。
『初音ミクの消失』
それ以外でも感動ものの展開があった映画はあったのに、これだけレイチェルがポロポロと涙を流したのであった。
(へえ……こういう所で泣くんだなぁ、レイチェルは……)
と、ショーンは意外に思った。
これとて確かに涙を誘うストーリーではある。
「何か、この主人公の男の子、ショーンに似てるね」
「そ、そうかな?」
篠里朝乃という名の男子大学生。
そしてショーンもまた日本では大学生である。
ただ、さすがにアメリカでテロ事件を掻い潜るような経験はそうそう無いだろう。
「まだ、映画みたいにフィールド・テストやってる方がよっぽど平和的なような気がする」
「そうかもね。私なら、あの悪役の大学教授を鉢の巣にしてやるところだわ」
「ははは……。じゃあ、次はこの映画にしようか」
ショーンは次のSF映画を選択した。
その映画もまた人間そっくりなロボットが出て来る内容。
人間だと思っていた彼女が爆弾テロに巻き込まれ、体の中から機械が出て来たのを見て、いわゆるメカバレするというもの。
その映画にレイチェルは緊張した顔になった。
そう、まるで、明日は我が身みたいな顔……。
映画が好きなショーンのこと、何本も観ていたら、あっという間に時間が過ぎてしまった。
時計を見たら、もうすぐ18時。
「いててて……。座り過ぎて腰が……」
「じゃあ、ベッドに横になって。アタシがマッサージしてあげる」
「レイチェルは腰が痛くならないのかい?」
「アタシは大丈夫よ。じゃ、うつ伏せになって」
「うん」
ショーンは言われた通り、ベッドにうつ伏せになった。
「えーと、痛いのはこの辺りかしら?」
「そうそう。……ああうっ!」
「力加減はどう?」
「ちょ、ちょうどいい……です」
「ねえ。『初音ミクの消失』に出て来たヒロインの初音ミクって、いま日本では大ブレイクだそうね?」
「う、うん……」
「日本ではボーカロイドは全部、JARAこと日本アンドロイド研究開発財団っていう組織が所有・管理しているんですって」
「そうなんだ……」
「もっとも、今は最高幹部がテロ事件に関わっていた罪で逮捕されたせいで、ほぼ壊滅したって話だけどね」
「そうなの!?」
「ボーカロイド達が今後どうなるか分からないし、今放映されてる映画もライセンス契約がどうなるか分からないから、今観ておいて正解だったかもね。もしかしたら、もう2度と観れなくなるかもしれない」
「うわ!明日は『悪ノ娘』の映画版があったのに……」
「そうね。ファーストクラスかビジネスクラスだったら、各席に専用モニタが必ずあるから、そこで映画も観放題だったのにね」
「うっ……!」
「プレミアム・エコノミー以下だと、モニタが付いてるシートとそうでないシートが機種によってバラバラだから、運次第ってことになるわね」
「あるといいなぁ……」
(まあ、あったところで、ボーカロイドが出演してる映画をやってるかどうかも怪しいけどね)
さすがにレイチェルはその言葉を飲み込んだ。
その後、夕食を取りにレストランに行き、また戻って来たショーンにはご褒美が待っていた。
既にシャワーを浴びて薄着になっているレイチェルが、性感マッサージをしてくれたのである。
さすがにヤらせてはくれなかったが、ヌいてはくれたわけだ。
「滞在は今夜が最後だからね。さすがに日本に着くまでが仕事だから、セックスはムリだけど、これで我慢してね」
レイチェルは耳元でそう囁いた。
いよいよ、明日は日本に向けて出国である。
邪神の名を笠に悪逆非道を繰り返すインチキ宗教は、直ちに潰さなくてはならない!
作中でテロリストは皆殺しにしてやったが、まだまだ手緩い!
……つーわけで、戦闘要員の皆さん、しっかり頼んますm(__)m
よっぴんさんは高速を時速50キロ近くもオーバーして捕まったらしい。
現場となった上信越道は線形が悪く、そんなにスピードが出せないというイメージがあるのだが、そうでもないのだろうか。
もはやパラパラ茜さんも、どこから突っ込んだら良いか、分からない状態であろう。
平日ということもあり、多分休みは取れると思う。
ただ、帰省と通院が被っているので、どこまでOKなのかは不透明だ。
但し、顕正会員だけでなく法華講でも有り得ることだ。
それを語ると法を下げるということは、誰でも皆知っていることだから言わないだけだ。
茜さんは誰ともつるまず、御一人様信仰を貫いているもよう。
法統相続もそうだが、異体同心という言葉も過去の遺物になる日も近いのかもしれない。
何かB氏のブログのお気に入りの常連だった「亡国の坂道」氏がアンチに転じた云々で、お気に入りから外されたそうですね?
でも、悪態で評判悪いブログのP嬢ブログは同志だとか?一層の事、両方のブログを外せばスッキリ?するし、余計?な火の粉?は掛からないと思いますが?
>もはやパラパラ茜さんも、どこから突っ込んだら良いか、分からない状態であろう
顕正会の成人式のブログ記事ありますが、入信時21~22才だった方も、成人として、成人式に出た、と以前、聞いた事がありますが。
P嬢は、Yぴん氏を突付くよりも、今や自身が突付かれてる?身分なのでどうでしょう。
某掲示板でP嬢のサブブログを暴露?されていました。
それを例えば、度の過ぎた誹謗中傷記事を書かれ、イラ立ってるAKB、Mティ、Y口氏ら関係者らが、もしあのサブブログを発見したならば・・・(自主規制)
私にとっては、むしろお気に入りになっていたこと自体が意外でした。
茜さんにせよ、大東亜さんにせよ、更新頻度も落ちているので、ちょうどいいかもしれませんね。
私にとっては、サブブログの美魔女ぶりが笑えます。
一部の男性陣には、美魔女はスイーツ(笑)と同等であることに気づいていない痛さに失笑してしまいます。