紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

お伊勢参りの旅 その四

2010年02月15日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
12帖の和室にただ1人...こんな贅沢は初めてのことです。一泊二食付きのプランを申し込んだ神宮会館は、なんとなく修学旅行のような気分にさせてくれます(ひとりですけど)。夕食の前に大浴場で疲れを癒しましょうか...なんと誰もいない。貸し切り状態の大浴場で平泳ぎ2往復してしまいました(冷笑)。
浴衣とはんてん?みたいなのを着て食堂へ。これがけっこうな品数の夕食です。「さめのたれ」というサメの干物は初めて食べました。このサメの干物が伊勢神宮の神饌(しんせん)として供えられているのだとか。伊勢地方でしか味わうことができない料理で満足満足。ほかにもタコしゃぶ、つくねの味噌焼き?がうまかった~。
食後は部屋で赤福。「至福のひととき」のままお伊勢参り一日目は終了。

 

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お伊勢参りの旅 その三

2010年02月15日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
さらに御幸道路を内宮に向かって歩き歩き...もう江戸時代のお伊勢参りの気分でございますねえ。今夜の宿泊先である神宮会館を過ぎて、とうとうおはらい町に着いてしまいました。食べ物屋のニオイに誘われますが、まだ内宮にお参りしていないのでスルーということで。
雨でしっとりと濡れた宇治橋を渡って、いよいよ皇大神宮(内宮)へ入ります。檜の香りが清々しい、俗界から聖界へと続く宇治橋。まわりの山々には靄が立ちのぼり、なんとも幻想的な雰囲気に包まれています。手水舎で心身を清め、玉砂利が敷かれた表参道を静々と歩いていきます。まずは日本の総氏神であらせられる天照大御神さまに参拝のご挨拶を...。ガイドブックに載っていた光景がいま目の前に。感慨深いものがあります。



天照大御神の荒御魂を祀る荒祭宮にもお参りします。もう夕暮れ近くなので参拝客もまばら。静かな空気が満ちている荒祭宮です。神楽殿ではお神楽が奉納されているようで、雅な音色が響いてきました。厳粛な雰囲気のなかで内宮のご朱印をいただき、おはらい町に戻ります。そこの道沿いに赤福を発見。ひとつ買って宿屋へ向かいました。



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お伊勢参りの旅 その二

2010年02月15日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
外宮から10分ほど歩いて月夜見宮へ。こんな雨でも参拝客は何事もなく訪れます。伊勢市駅の近くにありながら、とても静かな雰囲気の別宮であります。ここでもご朱印をいただきました。
外宮からいよいよ伊勢神宮の内宮へ向かいます。内宮行きの路線バスに乗ろうとして、バス停留所の案内表示を見たら、410円となにげに高く、途中の倭姫宮まで歩くことにしました。降りしきる雨の中、外宮から内宮へ続く御幸道路を歩き続けると、こんもりした丘に倭姫宮の鳥居が見えてきました。
伊勢神宮(内宮)の別宮である倭姫宮。鳥居をくぐってからは、長い参道が続きます。これが歩き疲れたカラダに「これでもくらえ」的な試練であります。いままでのお宮と違って、すれ違った参拝客は1人しかいません。深い森を抜けてご正殿の前に佇みます。御敷地に敷かれた白石が清楚な印象の倭姫宮。誰もいないその静けさが「癒される」お参りとなりました。ここから内宮行きの路線バスに乗ろうと歩き出すと、数人の参拝客らしき人が歩いてきました。ここは静かで良いですよ~と心で話しかけます。鳥居の近くにある停留所で時間を...あ、2分後に内宮行き。なんてラッキーな。が...5分10分待ってもバスは来ませんけど。もしかしてさっき来た参拝客が乗ってきたバスが、内宮行きだったのでは?
気を取り直して、ふたたび御幸道路を歩き始めます。
途中の別宮、月讀宮にもお参りを。ガイドブックには「ゆったりとカーブした参道に、木漏れ日がやさしく注ぐ」と。ぐったりとしたカラダに雨風が容赦なく注ぐになっている、今の現状ですが...。この月讀宮には4つのお宮が鎮座していて、どことなく優雅な雰囲気が漂っておりました。



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お伊勢参りの旅 その一

2010年02月15日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
一生に一度は行きたいお伊勢参り。先日もある雑誌で「日本の神様と神社入門」という特集を読み、その思いはますます募るばかり。2月の寒い時期ならば、凛とした空気が存分に味わえるのでは...と考えて、ひとりお伊勢参りに行ってきました。
東京から名古屋までは新幹線で2時間ちょっと。名古屋から近鉄特急に乗り換えて、めざすは伊勢神宮の玄関口である宇治山田駅。名古屋の売店で買った「純系名古屋コーチンとりめし」を車内でいただきます。鶏肉のだし汁で炊いたご飯と、コクのある名古屋コーチンの味わい...うみゃあ。

伊勢志摩ライナーが宇治山田駅に到着したのは午前11時前。ここから伊勢神宮の外宮まで歩きます。ちなみに「伊勢神宮」とは内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)、別宮、摂社、末社、所管社を含めた一連の社宮の総称だそうで。外宮に続く御幸道路は、その両側に大小さまざまな石の灯篭が立っているのが目につきます。これを道しるべに外宮まで歩いて行きました。
外宮に着く頃になるとポツポツと雨が。火除橋を渡って神域に入ります。手水舎で清めてから、鳥居をくぐり鎮守の森へ。雨に濡れた砂利を踏みしめながら、ご正宮までの参道を歩きます。雨が降っていてもかなりの参拝者の数。いよいよ豊受大御神をお祀りしているご正宮にお参りです。拝礼の作法を頭で覚えてはいますが、いざご正宮の前に立つと、しどろもどろになっている自分がいます。はるか遠くのご正殿を眺めた時、そこに神が御座すこと、降りしきる雨に傘もささず、ただただ恍然自失となっておりました...。
そのあと外宮内にある別宮(多賀宮、土宮、風宮)にもお参りして、神楽殿ではご朱印帳と外宮のご朱印をいただきました。

      

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