紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

映画のはしご

2023年06月13日 | 写真・映画・音楽
昔は映画二本立て上映が普通にありましたが、今やシネコンで鑑賞するのが一般的。東宝系の劇場ならば毎週月曜日はau割で映画料金がお得になるということで...本日は『怪物』と『M3GAN』を見に行こうと思います。

カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、音楽を担当した坂本龍一氏の遺作でもある『怪物』ですが、数ヶ月前に初めて予告編を見たときは、是枝監督がホラー映画を作るのかと思ってしまいました。「怪物だ〜れだ」の声、血がポタリとたれる描写...学校の怪談的なものかと。その後予告編が新しくなるにつれ、保護者、子供たち、教師と学校、それぞれのかたちが見えてきます。保護者役に安藤サクラさん...最近ではブラッシュアップライフずっと見てました。小学生の子役は玄人はだし級の演技です。教師には永山瑛太さんの表裏ある感じが良き。校長役の田中裕子さんは「死んだ魚のような目」が素晴らしい。不穏な空気で始まる映画『怪物』。不協和音の金管楽器にザワザワします。教授の透明感あるピアノが心を清めてくれそうです。

『怪物』が終わって同じスクリーンで『M3GAN』が上映されます。同じ席を予約して...トイレに行ってなんだかんだやっているうちに上映10分前。何かホットドッグとか買おうかと思ったら売店前にすごい行列。結局そのまま上映時間になりました。
アンドロイドが引き起こすスリラーだかの物語かと思いますが、もう続編製作が決まったようです。そんなに評判がいいなら見ないわけにはいきません。スキー旅行中の事故で両親を亡くした姪のために作ったお仕置き?(しつけ)人形型ロボットが、キレッキレの殺人マシーンになっていく『M3GAN』ですが...AIが溢れているこの現代社会で、もし制御できなくなったらと思うと、ちょっと怖いですよねぇ。この映画上映時間が102分ですが、もし136分とかの長編だったならば、5時間近く座り続けているお尻が制御不能に陥るかもしれません。
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