紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

「タイ~仏の国の輝き~」展

2017年08月15日 | 美術館・博物館
世間は夏休み真っ最中。上野は朝から大賑わいです。まあ予想はつきますが、深海展2017とアルチンボルド展に向かう人たちでしょう。最後尾はこちらという立て札に並ぶ大行列、そのほとんどが子供連れという深海展の恐ろしい光景を横目に見ながら、東京国立博物館へ。ここではいま特別展「タイ~仏の国の輝き~」が開催されています。
タイの名宝と仏教美術が勢揃いした会場内は、深海展のようなごった返す大混雑もなく、ゆったりとした雰囲気に包まれています。仏陀立像や法輪などをしげしげと鑑賞。スコータイ王朝の仏陀坐像と仏陀遊行像に心惹かれます。
アユタヤ王朝の金冠の煌き。黄金色に輝く仏陀坐像の存在感。ガッチリとした体つきはまるで競泳選手のよう...なんか包まれてみたいと何やら変な気分になってしまいました。明らかに日本の仏像とは違うというのがわかります。
全長5.6mのラーマ2世王作の大扉というのが唯一写真撮影可。国王自ら彫られたのだとか。扉の裏面にはこんな絵も描かれています。



神奈川にある三會寺所蔵の仏陀涅槃像がまたいい...。模型ないですかね。
コメント
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