紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

火星の地

2014年09月28日 | 和菓子・J-FOOD!
池袋駅構内のとある店から漂うきな粉の匂い。いまはサボテン持ってるし気になるけどまあいいか、と先日は素通りしたんですが、あとで調べてみると香川県の高松市に店を構える「かねすえ」という和菓子屋さんでした。ちなみに高松以外では通販を除いてこの池袋駅にしか売っていないんですが、そのお店が<期間限定>で上野駅にも出店しているということで、気になっていたわらび餅を買ってきました。
第一印象…重い。ずっしりとした重さ。パッケージを開けるとクシャミが出そうなほどのきな粉の香り。やわらかいわらび餅は舌にまとわりつくような食感。和三盆と希少糖のすっきりとした甘さ…普通わらび餅は黒蜜ぶっ掛けてポンポン放りこむのが常ですが、これは蜜なしで(はじめから付いてない)食べたほうが良さそうです。香り高いきな粉、和三盆と希少糖の上品な甘さに包まれたわらび餅…ぜひ黒文字でご賞味を。
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またまた池袋

2014年09月24日 | 盆栽・仙人掌・多肉
1回行けば満足じゃないのがサボテンフェア...ということで再びの鶴仙園へ。まだ見たことないサボテンがあるかもしれませんので。
サボテン類のヒポなんちゃら(名前読めず)は金平糖みたいな子株が群れてます。菊水は上に向かって伸びるトゲが面白いですよ。プセウドペクチニなんちゃらはトゲが鋭いけど、王冠みたいな形が美しすぎ。

 仕事よりサボテンのほうが大事だし。
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爽秋の仙人掌

2014年09月21日 | 盆栽・仙人掌・多肉
この春に西武池袋本店の屋上にある「鶴仙園」で、多肉植物の魅力に取り憑かれたわけですが、いま再び「秋のサボテン・多肉植物フェア」が開催されています。きょうは秋晴れの日曜日ということもあって、店内にはカゴを片手に物色中の人多数。なんかすごい熱心に見てます…自分もそのうちの一人でしたけど。
今回はハオルシア系のピグマエア、リトープスの麗虹玉、サボテン類のブイニンギー、花鏡丸、ファエオディスカをゲット。サボテンの造形美は見ていて飽きませんし。

 先代は水やり過ぎてお陀仏。
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気まぐれ画号「卍」の汚い部屋

2014年09月17日 | 美術館・博物館
約5万点に及ぶボストン美術館の浮世絵コレクション。そのほとんどが近年まで未公開だったため、保存状態が良好な作品ばかり。そのボストン美術館の浮世絵名品展が、いま上野の森美術館で開催されています。
北斎の代表作『冨嶽三十六景』は何度か見たことありますが、ボストン美術館の所蔵作品を見ていると、やはり色合いが鮮やかといった印象を受けます。特に『凱風快晴』の赤く染まる富士の姿は必見でしょう。『神奈川沖浪裏』は背景の雲が見えないというか...今まで雲だと思ってたのはシミだったんでしょうか!? その他の展示作品でもちょこちょこ見たことあるモノが出てきますけど、抜群に摺り状態が良いってのがわかります。古けりゃ良いってことじゃなくて、その当時のまま今みえるってのが、大変価値のあることなんでしょうね...。
『花の兄』という題の狂歌本は、コンパクトサイズなのに細かな彫りと鮮やかな色彩が表現されています。これも必見。展覧会場の最後には北斎の娘、お栄の肉筆画が。これまた見事。
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煌めきノ世界

2014年09月09日 | 美術館・博物館
開館前から並んでじっくり見てきました。国立西洋美術館で開催中の「橋本コレクション 指輪」展です。初めは指輪なんて別に…とそれほど興味もなかったんですが、終了間際の展覧会サイトを見てるうちに、何だか見なくちゃアレだ的なかんじで行ってきました。
古代エジプトから現代に至るまで約300点の指輪が展示されています。これでも寄贈コレクションの一部ですから凄いものです。古代エジプト時代は指輪というより護符に近いもの。紀元前6世紀とか古代ローマ時代、中世ヨーロッパの王侯貴族所有云々とか…指輪は単なる装飾品ではなく「歴史」そのものな感じがします。ちなみに指輪だけではなく、それにまつわる絵画が同時に展示されているのが、西洋美術館らしい展示方法ですね。
“単眼鏡があればより楽しめる” エトルリアの金線細工や粒金細工の指輪などを単眼鏡で覗くと、その細工技術に驚きます。指輪を見るなんて女人趣味だと思ってましたが、立派な工芸...いや芸術作品として鑑賞されるべく、それらはガラスケースの中に存在していました。
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