紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

紅葉ノ新宿御苑

2013年11月29日 | 公園・庭園・遊園地
雲ひとつない青空が広がる新宿御苑。風に舞う落葉。
久しぶりの新宿御苑です。園内の至る所で写真を撮る姿が。赤に染まったカエデに集まる人々。そこに漂う銀杏のにおい~。



何だかわからないけど味のある紅葉。



夕陽のようなラクウショウ。ヒノキの実。
白いサザンカ。楓燃ゆ。
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なよ竹の

2013年11月25日 | 写真・映画・音楽
今は昔、竹取の翁といふものありけり…と、中学の古典教科書に載っていた竹取物語。係り結びやら助動詞やらワケのわからんイメージしかない古典文学ですが、その竹取物語をベースにしたスタジオジブリのアニメーション、高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』が上映されています。
映画と言えば映像がキレイだとか大迫力とか、そういうものを期待して劇場まで足を運ぶものですが、この作品はすべてが水彩画のようなタッチで描かれています。映画というよりも美術絵画を見ているような感覚でした。主人公のかぐや姫役にはNHKドラマ「とめはねっ!鈴里高校書道部」の朝倉あきさん、竹取の翁には地井武男さんら錚々たる顔ぶれ。どことなくキャストに似ている劇中のキャラクターたちがいい味出してます。ちなみに女童(めのわらわ)が一番のお気に入り。
のんびりとした山里の景色、春の足音、竹林のざわめき、実りの秋などの背景描写は見事としか言いようがありません。エンディングテーマ「いのちの記憶」が劇場を包みこむとき、この映画にはどれだけの人々の苦労と志(こころざし)が込められているのだろうかと思いました。
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つくね違う!!

2013年11月23日 | 盆栽・仙人掌・多肉
コーデックス:Caudexと呼ばれる塊根植物の亀甲竜です。これは丸ビルにある観葉植物専門店で見つけました。ふだんあまり見かけない亀甲竜は、生長すると亀の甲らみたいに根元の株がゴツゴツしてくるのだそうで。だらりとつる状に伸びる茎、ハート型の葉っぱの連なりが面白い植物です。
下は今年の大盆栽まつりで買ったトウカエデ。これも良い色になりつつあります。

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ターナーと仏頭展

2013年11月14日 | 美術館・博物館
オバさんの横っ腹が手にあたるわ…じっくり見ようと並んでるのに割り込みするわ...押すなこのクソ♨女×≦卒め!!(心の叫び)。「ターナー」展けっこう混んでます。いつも展覧会は開館直後に入ることが多いんですが、きょうはターナーの前に「興福寺仏頭」展を見に行ったので、こんなに混んでいる時間帯に当たってしまいました。その「興福寺仏頭」展ですが、地下2階の展示室にある板彫十二神将や扉絵などをしげしげと眺め、今度はエレベーターで3階の展示室へと移ります。そこには暗闇に浮かぶ十二神将の姿が。その先の台座には凛とした眼差しの仏頭が鎮座しています。仏頭の守護神である十二神将がずらり勢揃いしている光景、これこそが圧巻。
さてさて「ターナー」展ですが…幻想的な風景画の数々、かなり見応えあります。スケッチブックでの緻密な描写。色の織りなす釣り合いの妙。その時代時代で絶えず変化していく画風。空気感が漂うターナーの作品は自分好みです。晩年の作品のひとつ『湖に沈む夕陽』は、かたちを超えた光を表現した一枚。鮮やかな色彩の夕陽はまるで抽象画のよう。いずれ沈みゆく太陽は、晩年のターナーと重なるようにも見える物悲しい作品です。

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