紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

驚異の超絶技巧!

2017年09月19日 | 美術館・博物館
何年か前にも同じような展覧会がありまして、気にはしていたんですが結局行かずじまい。明治時代の超絶技巧がいま再び。三井記念美術館で開催されている『驚異の超絶技巧!』展です。
京都の清水三年坂美術館のコレクションを中心とした明治工芸が勢揃い。そして今回は現代作家の作品も併せて展示されています。七宝焼き、漆工芸、象牙彫刻に木彫り、自在置物他いろいろあるようで。
これがヤバい超絶技巧:一刻:皿に秋刀魚。食いかけのサンマと皿が一木造りで出来ている。ということは魚と皿はくっついているってことでしょうか?
同じ作者の一刻:有刺鉄線。どうしたらあんな細い茎まで折らないで彫れるんでしょうか。
並河靖之の七宝:精緻な文様と色彩の鮮やかさに引き込まれそうな花瓶。単眼鏡で見ないとよくわかりません。
花鳥人物図輪花鉢:細かすぎる絵付けの絢爛豪華な薩摩焼は、もはやどんな料理に合う皿か見当がつきません。豚角煮!?
安藤緑山の牙彫:ぶどうの粒に吹いた粉の表現とか、バナナの皮むいた白い筋の質感を極限まで追求する安藤緑山。その柔らかそうな干し柿が、実は象牙から作られていたことに驚愕。
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