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紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

お伊勢参りの旅 その五

2010年02月16日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
神宮会館では宿泊者向けに早朝の内宮案内をしてくれるのだそうで。きのうまでの雨は上がっているものの、風は冷たい曇り空。朝の凛とした空気の中でお参りします。きのうは行かなかった別宮にも案内していただけました。まだ混み合っていない神楽殿で、御守りなど求める人々。これが昼間になると、まるでバーゲン会場のような状態になるのですから。あっという間の1時間半が過ぎ、宇治橋を渡り終えて鳥居から振り向くと、雲間から朝日が...感動のひととき。

 

まだ閉ざされたおはらい町、おかげ横丁を通って神宮会館まで帰ります。伊勢のほとんどの軒先には注連縄が飾られています。これは「笑門」。



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お伊勢参りの旅 その四

2010年02月15日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
12帖の和室にただ1人...こんな贅沢は初めてのことです。一泊二食付きのプランを申し込んだ神宮会館は、なんとなく修学旅行のような気分にさせてくれます(ひとりですけど)。夕食の前に大浴場で疲れを癒しましょうか...なんと誰もいない。貸し切り状態の大浴場で平泳ぎ2往復してしまいました(冷笑)。
浴衣とはんてん?みたいなのを着て食堂へ。これがけっこうな品数の夕食です。「さめのたれ」というサメの干物は初めて食べました。このサメの干物が伊勢神宮の神饌(しんせん)として供えられているのだとか。伊勢地方でしか味わうことができない料理で満足満足。ほかにもタコしゃぶ、つくねの味噌焼き?がうまかった~。
食後は部屋で赤福。「至福のひととき」のままお伊勢参り一日目は終了。

 

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お伊勢参りの旅 その三

2010年02月15日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
さらに御幸道路を内宮に向かって歩き歩き...もう江戸時代のお伊勢参りの気分でございますねえ。今夜の宿泊先である神宮会館を過ぎて、とうとうおはらい町に着いてしまいました。食べ物屋のニオイに誘われますが、まだ内宮にお参りしていないのでスルーということで。
雨でしっとりと濡れた宇治橋を渡って、いよいよ皇大神宮(内宮)へ入ります。檜の香りが清々しい、俗界から聖界へと続く宇治橋。まわりの山々には靄が立ちのぼり、なんとも幻想的な雰囲気に包まれています。手水舎で心身を清め、玉砂利が敷かれた表参道を静々と歩いていきます。まずは日本の総氏神であらせられる天照大御神さまに参拝のご挨拶を...。ガイドブックに載っていた光景がいま目の前に。感慨深いものがあります。



天照大御神の荒御魂を祀る荒祭宮にもお参りします。もう夕暮れ近くなので参拝客もまばら。静かな空気が満ちている荒祭宮です。神楽殿ではお神楽が奉納されているようで、雅な音色が響いてきました。厳粛な雰囲気のなかで内宮のご朱印をいただき、おはらい町に戻ります。そこの道沿いに赤福を発見。ひとつ買って宿屋へ向かいました。



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お伊勢参りの旅 その二

2010年02月15日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
外宮から10分ほど歩いて月夜見宮へ。こんな雨でも参拝客は何事もなく訪れます。伊勢市駅の近くにありながら、とても静かな雰囲気の別宮であります。ここでもご朱印をいただきました。
外宮からいよいよ伊勢神宮の内宮へ向かいます。内宮行きの路線バスに乗ろうとして、バス停留所の案内表示を見たら、410円となにげに高く、途中の倭姫宮まで歩くことにしました。降りしきる雨の中、外宮から内宮へ続く御幸道路を歩き続けると、こんもりした丘に倭姫宮の鳥居が見えてきました。
伊勢神宮(内宮)の別宮である倭姫宮。鳥居をくぐってからは、長い参道が続きます。これが歩き疲れたカラダに「これでもくらえ」的な試練であります。いままでのお宮と違って、すれ違った参拝客は1人しかいません。深い森を抜けてご正殿の前に佇みます。御敷地に敷かれた白石が清楚な印象の倭姫宮。誰もいないその静けさが「癒される」お参りとなりました。ここから内宮行きの路線バスに乗ろうと歩き出すと、数人の参拝客らしき人が歩いてきました。ここは静かで良いですよ~と心で話しかけます。鳥居の近くにある停留所で時間を...あ、2分後に内宮行き。なんてラッキーな。が...5分10分待ってもバスは来ませんけど。もしかしてさっき来た参拝客が乗ってきたバスが、内宮行きだったのでは?
気を取り直して、ふたたび御幸道路を歩き始めます。
途中の別宮、月讀宮にもお参りを。ガイドブックには「ゆったりとカーブした参道に、木漏れ日がやさしく注ぐ」と。ぐったりとしたカラダに雨風が容赦なく注ぐになっている、今の現状ですが...。この月讀宮には4つのお宮が鎮座していて、どことなく優雅な雰囲気が漂っておりました。



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お伊勢参りの旅 その一

2010年02月15日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
一生に一度は行きたいお伊勢参り。先日もある雑誌で「日本の神様と神社入門」という特集を読み、その思いはますます募るばかり。2月の寒い時期ならば、凛とした空気が存分に味わえるのでは...と考えて、ひとりお伊勢参りに行ってきました。
東京から名古屋までは新幹線で2時間ちょっと。名古屋から近鉄特急に乗り換えて、めざすは伊勢神宮の玄関口である宇治山田駅。名古屋の売店で買った「純系名古屋コーチンとりめし」を車内でいただきます。鶏肉のだし汁で炊いたご飯と、コクのある名古屋コーチンの味わい...うみゃあ。

伊勢志摩ライナーが宇治山田駅に到着したのは午前11時前。ここから伊勢神宮の外宮まで歩きます。ちなみに「伊勢神宮」とは内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)、別宮、摂社、末社、所管社を含めた一連の社宮の総称だそうで。外宮に続く御幸道路は、その両側に大小さまざまな石の灯篭が立っているのが目につきます。これを道しるべに外宮まで歩いて行きました。
外宮に着く頃になるとポツポツと雨が。火除橋を渡って神域に入ります。手水舎で清めてから、鳥居をくぐり鎮守の森へ。雨に濡れた砂利を踏みしめながら、ご正宮までの参道を歩きます。雨が降っていてもかなりの参拝者の数。いよいよ豊受大御神をお祀りしているご正宮にお参りです。拝礼の作法を頭で覚えてはいますが、いざご正宮の前に立つと、しどろもどろになっている自分がいます。はるか遠くのご正殿を眺めた時、そこに神が御座すこと、降りしきる雨に傘もささず、ただただ恍然自失となっておりました...。
そのあと外宮内にある別宮(多賀宮、土宮、風宮)にもお参りして、神楽殿ではご朱印帳と外宮のご朱印をいただきました。

      

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鎌倉ひとり散歩

2009年12月14日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
苔むした石段に舞い散るもみじの葉。石段の先には堂々とした祖師堂。わずかだが色づいた紅葉が見えた...妙本寺。
本日はニッポンの奥深さ番外篇として、鎌倉ひとり散歩をしてきました。本来なら一週間前に行くつもりであった鎌倉。見頃をのがした紅葉は果たして残っているでしょうか。鎌倉駅に降り立ったのは正午過ぎ、ここからまずは妙本寺へ向かいます。総門をくぐり、しばらく歩いてゆくと、まわりは鬱蒼とした森の雰囲気。あまり人もいなくて静か。上空ではトビが鳴きながら旋回しています。落葉を掃く箒の音、本堂から響く読経の声、木々の軋む音だけが聞こえるひととき...心が安らぎます。

 

妙本寺をあとにして若宮大路沿いを歩き、金沢街道に出ました。お次は鎌倉宮へ行ってみます。鎌倉駅前からバスも出ているようですが、ここは歩いて行くことにしました。



赤と白の鳥居が印象的な鎌倉宮。護良親王(大塔宮)が幽閉された土牢や鎌倉宮碑を見学します。この鎌倉宮も木立が生い茂る境内で、澄んだ空気と静寂につつまれます。社務所前のもみじはだいぶ散り始めていますが、社殿裏手にある神苑の木立はこれから?なのでしょうか...。

 

秋の鎌倉の象徴とも言うべき鶴岡八幡宮の大銀杏。



大石段を降りて境内をぶらり散策。若宮の東に白旗神社という社殿があるのですが、墨漆塗りで引き締まった黒、そして輝く金飾りの対比が素晴らしい御社殿です。なにかド~ンと心に響くモノが...。陽光に煌めく御社殿にすっかり見入ってしまいました。

 

次々と店内に引き込まれる観光客。いったいどれほどの魅力がこれに...確かに。「豊島屋の鳩サブレーを買わずして、鎌倉来たと言うなかれ」



小鳩豆楽と鳩サブレーは外せません。鎌倉ひとり散歩 - おわり。

ガンダム 緑の大地に立つ!!

2009年07月13日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
「て、敵のモビルスーツが動きだしました」
GREEN TOKYO ガンダムプロジェクトとしてお台場に現れた実物大のガンダム。ガンダム第一話を彷彿とさせるその立ち姿...今回はニッポンの奥深さ番外篇として、jとお台場で偵察任務に就きます。
ゆりかもめの台場駅に着いたらかなりの強風。これではガンダムも立っていられまい...潮風公園の木々を抜けると、そこに連邦軍の白い奴が!! 広場では民間人がカメラ片手に撮影に夢中。列に並んでガンダムの足下をくぐる...パーツのでかいこと。しっかりとマーキングも施されているこのこだわり。「これが連邦の新型モビルスーツか...」すばらしい。



昼食はデックス東京ビーチにあるカザーナという名のインド料理レストランで、カレーバイキングを楽しみました。マイルドな辛さの豆カレーや、ピリッと辛めのチキンカレーなど4種のカレーがあります。黄色いサフランライスにチキンカレーを掛けて...汗をふきふき食すこれぞ醍醐味。スパイスのニオイが夜まで続く北インド伝統のカレーでした。



どこにもお台場なんて書いてないんですけど...手造り銭蛙と銭亀です。このカエルの眼差しにオチマシタ。すでにきょうの目的(ガンダム偵察)は達成されたので、この暑いお台場から早々脱出です。次の目的地はやはりアキバ。



お台場からアキバへ移動...まだカレーのニオイが残っているような気がするので、いつものジェラート屋でリセットします。まるで味噌たるのように押し込んだブルーベリーのジェラートは、ひんやりとした舌触りで夢心地。その余韻を払うように新たなクエストが舞い込みます。PSPのハツ音なんちゃらというゲームソフトを探すのだそうで。行った店はほとんど完売完売完売...こんな暑い日に10軒くらい探しまわったのではないでしょうか。結局見つからずクエスト放棄。DSのドラクエにすれば良いのに...かく言う自分もドラクエにハマりつつありますが。
ニッポンの奥深さ番外篇、ガンダム偵察任務はなんとか終了です。

文明開化の薫り

2009年05月11日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
横浜発祥のナポリタンも食べず、馬車道アイスも食べず、中華も食べず、回転鮨でこんなに出費するハメになるとは。ワールドポーターズ内にある三浦三崎港という名のお店。ハマチ、ホタルイカ、あとは忘れ...ベルトにどんどこ流れて来たら、食べぬわけにはいかぬ。三崎港直送のネタはたしかにうまかった。
あと少しで19時。ふたたび開国博の会場に向かって歩いてみる。ライトアップされた赤レンガが綺麗。どでかいバルーンに映し出された地球の映像が、みなとみらいの夜景にとけ込んでいる。
黒船来航から150年。文明開化の薫り漂う街、異国情緒あふれる横浜...まだまだ知らないことばかり。

商品名:崎陽軒のシウマイ

2009年05月11日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
これだこれこれ。このために横浜まで来たのだ。開国博Y150の公式カプセルフィギュア「たねまる」の横浜歴史紀行。今回は横浜在住のYと開国博へ。この開国博Y150の入場料(ベイサイドエリア)は2,400円。弐阡四佰圓?ひぇ~ということで入場無料のエリアだけを周遊することに決定。どでかい動くクモも遠くから眺めて終わり。
山下公園のほうには黒船がいるはず...は?いない。中華街を散策...道がワカラン。横浜スタジアム沿いを歩いて、また開国博会場へと逆戻り。ワールドポーターズ内をウロウロ。そのうちYは「回転鮨が食べたい」などと。回転鮨なんて高くつくに決まってる。安い店は他にランドマークプラザとなんとかスクエアにあるらしい。コスモワールドの観覧車を見上げながら、橋を渡って歩く歩く。その鮨屋をちらと覗くと、女将が出てきそうな堂々たる店構え。回ってねえじゃんかよ。またまたワールドポーターズへ戻る戻る...。

絵馬と白梅

2009年02月16日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
青緑色に変化した柱は銘が刻まれ、台石には小さな獅子頭が鎮座している。これは都の文化財に指定されている銅鳥居だ。その先に総檜造りの社殿が見える。境内は人と絵馬だらけ。観光バスで訪れる御一行の姿も。ここは江戸時代から続く梅の名所、学問の神様で知られる湯島天満宮。
境内の紅梅はまだちょっと早かった。白梅は見頃。馥郁 (ふくいく) たる梅の香。